高津監督退任あいさつ全文 村上いじりも話題

  • 退任あいさつの全文を通しで読みたいです。
  • 村上選手への“アメリカ行くのか”発言など、話題の場面を正確に知りたいです。
  • どこが重要ポイントか、短時間で要点整理したいです。
スポーツオヤジ
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この記事を読むことで、高津監督の話題の退任あいさつの内容を確認することができます。
また、その中で注目点となる部分をまとめました。

高津監督あいさつ全文

神宮球場にお集まりのファンの皆さん、そして全国から温かいご声援を送っていただきました全国のスワローズファンの皆さん、今年1年本当にありがとうございました。

まだビジターで5試合残っていますが、今日が神宮球場での最後ということでご挨拶申し上げます。2月のキャンプから“2025”をチームスローガンに戦ってまいりましたが、非常に厳しいシーズンになり、ファンの皆さんには本当に苦しい思いをさせ、悲しい思いをさせてしまいました。責任を感じております。ただ、ここにいる選手、コーチ、そして現場でずっと一緒に戦ってくれた裏方さん、スタッフさん、みんなつらい日々がたくさんありましたけれども、歯を食いしばりチームのために全力を尽くしてくれました。

今ここで今年1年を振り返るのは簡単ではないですが、本当に皆さんと一緒に戦ってきた今シーズン、成績は良くなかったですけれども、必ず来年以降のステップへの1年としてくれることを信じております。

そして今日、昨日もそうですけれども、川端慎吾が引退の2打席に立ちました。彼の放った1100本のヒットはどれも美しく、彼らしい当たりでした。ここにはカウントされていませんけれども、2021年11月27日、延長12回、あそこで打ったレフト前は最高の1本でした。来年お別れのセレモニーがあるそうなので、今日は挨拶はなしで、ぜひ皆さんで温かい拍手で送り出してあげてください。

そして、シオミ君。お久しぶりです。もう本当に半年に1回しか会わなくなって、ちょっと寂しかったんですけれども、今日の、やはり君が出るこの球場の雰囲気だったり、しっかりリハビリをして、また2026年は素晴らしいシーズンになるように頑張ってください。

ムネ、お前、アメリカ行くのか? どうなるかわからないですけれども、あなたは常にスワローズの代表です。来年どこでどんなプレーをしても、スワローズのファンがみんな温かく応援してくれる1年にしてください。頑張ってください。

ジャイアンツファンの皆さん、今年も1年ありがとうございました。昨年のチャンピオンチームに16.5ゲーム差開かれて、なんとか今年その差を埋めるべく頑張ってきたんですけれども、及びませんでした。来年の悔しさを、ぜひ今年のクライマックスシリーズ、日本シリーズで晴らし、来年、東京ドームのセンターに大きなチャンピオンフラッグ、日本一のチャンピオンフラッグを掲げてください。応援しています。

ここで過ごした大切な時間は、大好きなチームメイトと一緒にユニフォームを着てこのグラウンドに立ち、本当に幸せな時間を過ごさせてもらいました。何度もくじけそうな時がありました。ただ、スワローズのファンの皆さんが優しく温かく僕を応援してくれたおかげで、なんとか今日まで監督をやりきることができました。本当にありがとうございました。

これからは、少し皆さんと同じ目線になって、強い強いスワローズを僕も一緒に全力で応援していきたいと思います。皆さんも、来年また強いスワローズが帰ってくると信じて、温かい声援を送ってやってください。あまりしゃべると、僕も川端じゃないですけれど、涙もろくなって…年を取るとちょっと涙腺が弱くなってくるので、この辺にしたいと思います。本当に感謝しかありません。本当に、いい思いもつらい思いもたくさん詰まったこの神宮球場、本当にありがとうございました。そして今日お集まりのスワローズファンの皆さん、全国のスワローズファンの皆さん、本当にありがとうございました。12年間、本当にいい思いをさせていただきました。また皆さんの前でお会いできることを楽しみにしております。本当にありがとうございました。

――ここから胴上げ――
「しょうがねえな、回、回、回…高いのやめて、回…」
「6回。6回。何回?…5回?…あ、6回。6年やったから6回。あ、じゃあ6回。6回なんで。いいよ。落とすなよ。せーの!」

ありがとうございました。みんな、ありがとうございました。ありがとう。ありがとう。

要所解説

1. 謝意と責任の明確化

冒頭で1年の応援に深く感謝するとともに、成績不振に対して「苦しい思い、悲しい思いをさせてしまった」と責任を明言しています。

指揮官としてのけじめと、ファンへの誠実さがにじむ出だしです。

2. 選手・スタッフ・裏方への最大限の労い

「歯を食いしばりチームのために全力を尽くしてくれた」と述べ、現場全員の努力を強く称えています。

勝敗の前に“組織の矜持”を観客の前で共有した点が印象的です。

3. 「来年以降のステップ」への布石

結果は伴わずとも、次の成長につながる1年だと位置づけました。

退任の場で未来を語ることで、ファンへ前向きな期待を残しています。

4. 川端慎吾への敬意

“2021年11月27日 延長12回 レフト前”を具体的に挙げ、記憶に残る一打として称賛。

お別れセレモニーは来季と触れ、今夜は拍手で送り出してほしいと促す配慮も光ります。

5. 村上宗隆への“公開エール”(村上いじり)

「お前、アメリカ行くのか?」と投げかけつつ、「どこでどんなプレーをしてもスワローズの代表」と背中を押しました。

会場を和ませるユーモアと、球団の象徴としての誇りを同時に示した名場面です。

6. ライバル・ジャイアンツへの激励

CS・日本シリーズでの奮起を願い、「チャンピオンフラッグを掲げてください」と異例のエール。スポーツマンシップと東京の球界をともに盛り上げたい思いが伝わります。

7. 「同じ目線で応援」宣言

これからは皆さんと同じ目線で強いスワローズを…」と宣言。指揮官から一ファンへの転身を明るく示し、温かい連帯感で締めくくっています。

8. 6度の胴上げに込めた意味

6年やったから6回」と軽妙に数え直しつつ胴上げ。

在任6年の区切りを、笑いと拍手に包まれながら刻みました。

まとめ

高津監督の退任あいさつは、感謝と責任、敬意とエール、そして未来への希望が凝縮されたスピーチです。

川端慎吾への温かな言葉、村上宗隆へのユーモア混じりの激励、ライバルへの称賛、いずれも高津流の優しさと誠実さを映す場面です。

最後は「同じ目線で応援」の一言で、指揮官から“同志”へ。

これからもスワローズをともに見つめ、声援を届けていきます。

スポーツオヤジ
スポーツオヤジ

2回のリーグ優勝に、1回の日本一、名監督の勇退です。

つくづく思うことは、高津監督の師である野村克也さんの功績です。
本当に多くの人財を野球界に残された人だと思います。

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