・2025年のドジャース救援陣がどの程度の数字を残しているのか知りたい
・9月の状態がポストシーズンへどのような影響を与えるのか知りたい
・誰が安定していて、誰が不安定なのか、今後の起用を占う材料がほしい

この記事を読むことで、
・防御率・WHIP・K/BBの3指標から救援陣の実力と状態が一目でわかります
・ワイルドカードでの起用の見どころがわかります。

ドジャース救援陣(WCロースター)成績一覧(2025年通算・9月)
投手 | 通算防御率 | 9月防御率 | 通算WHIP | 9月WHIP | 通算K/BB | 9月K/BB |
---|---|---|---|---|---|---|
アレックス・ヴェシア | 3.02 | 4.91 | 0.99 | 0.95 | 3.64 | 2.75 |
ジャック・ドレイヤー | 2.95 | 3.48 | 1.05 | 0.87 | 3.08 | 4.33 |
ジャスティン・ウロブレスキ | 4.32 | 4.63 | 1.23 | 1.03 | 4.47 | – |
タナー・スコット | 4.74 | 6.48 | 1.26 | 1.73 | 3.33 | 1.67 |
ブレイク・トライネン | 5.40 | 9.64 | 1.84 | 2.31 | 1.89 | 0.90 |
エドガルド・エンリケス | 2.37 | 6.43 | 1.16 | 1.43 | 3.60 | 3.33 |
各投手の分析とコメント
■ アレックス・ヴェシア
通算WHIP0.99・9月WHIP0.95と非常に安定した内容です。
被安打と与四球が少なく、ランナーを出さない投球が続いています。
9月はやや四球が増えたものの許容範囲内で、左打者に対して特に強さを発揮します。
7回以降の勝ちパターンや左のクリーンアップ対策で欠かせない存在です。
■ ジャック・ドレイヤー
9月のK/BBが4.33と大きく向上し、制球力と奪三振力の両立が光ります。
被安打・与四球とも少なく、WHIP0.87という優秀な数字は投手陣の中でも際立ちます。
ビハインドや同点の場面でも安心して送り出せる“安定株”です。
■ ジャスティン・ウロブレスキ
ロングリリーフから抑えまで幅広くこなせる器用さが特徴です。
9月は与四球ゼロでWHIPが改善し、安定感が増しました。
被安打は多めですが、四球が少ないため大崩れせず試合を整える役割が期待できます。
■ タナー・スコット
三振を多く奪える一方で、9月はK/BBが1.67まで低下し制球面が課題となっています。
WHIPも1.73と悪化し、ランナーを背負ってからの一発リスクが上昇。
強打者が続く打順では避け、左打者中心の打線にぶつける起用が理想です。
■ ブレイク・トライネン
通算・9月ともにWHIPが高く、9月は2.31と危険水準です。
K/BBも0.90まで落ち込み、四球で自滅する場面が目立ちます。
球威は健在なだけに、投球内容がハマれば圧倒的なピッチングも可能。
下位打線や大差の場面など、限定的な場面での起用がベターです。
■ エドガルド・エンリケス
通算防御率2.37と高いポテンシャルを持ち、K/BBも3.60と優秀です。
9月は被弾と失点が集中して数字が悪化しましたが、空振りを奪う力は依然として健在。
終盤のリスクはあるものの、下位打線や右打者の多い打順で積極的に起用したい投手です。

シーハン、グラスナウ、佐々木朗希もロースター入りしていますが、先発予定はなく救援に回るという報道も出ています。
ロバーツ監督の采配が試されるのではないでしょうか?

まとめ
通算と9月の数字を見比べると、ヴェシアとドレイヤーの安定感が際立ち、救援陣の柱となっています。
一方でスコットとトライネンは制球難が顕著で、四球と被安打が増えている点が不安要素です。
数字が示すとおり、短期決戦で鍵を握るのは「いかに走者を出さず、ピンチで三振を取れるか」。
WHIPとK/BBの改善ができれば、ドジャースは接戦を制する可能性を大きく高められます。

シーズン終盤、救援陣の崩壊が目立ったドジャース。
ポストシーズンでを勝ち抜くためには救援陣の復活が必須です。
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