・松嶋こよみ選手の強み・弱みを把握したい。
・これまでの主な戦績と近況を確認したい。
・RIZIN神戸での対戦の見どころだけは外したくない。

本記事では、松嶋こよみ選手の基本情報とキャリア、スタイル、評価の分かれ目をまとめます。観戦前の予習に役立つよう、事実ベースで整理しています。
基本情報(サマリー)

・名前:松嶋こよみ(Koyomi “Moushigo” Matsushima)
・生年月日:1992年10月8日/出身:神奈川県横浜市
・階級:フェザー級(66kg)
・ベース:極真空手+柔道+レスリング(オールラウンダー)
・通算戦績:15勝7敗(KO/TKO 9・一本1・判定5)※MMA
・所属/拠点:IDEA ASAKUSA(浅草)
主なキャリア年表
・2015年:修斗新人王で台頭。
・2016〜2018年:PANCRASEで白星を重ねて評価を高める。
・2018〜2020年:ONE参戦。元王者クラスに勝利を収めつつ、タイトル戦線での黒星も経験。
・2022年:Road to UFC参戦。準決勝で僅差負け。
・2023〜2024年:国内で再起。2024年に膝を効かせたTKO勝利で存在感を再アピール。
・2025年:KNOCK OUT「UNLIMITED」で判定勝ち。RIZIN神戸で前王者ケラモフと対戦へ。
戦績ピックアップ(近年)
・海外大手での白星例:打撃と組みのミックスで判定勝ち/グラウンド&パウンドでのTKO勝ち。
・Road to UFC:1回戦勝利→準決勝はスプリット判定負けで惜敗。
・国内復帰後:2024年に飛び膝→ボディでのTKO、2025年は特殊ルールでも勝ち切り。
スタイルと強み
・空手ベースの直線的で速い打撃に、レスリング由来のクリンチ・ケージコントロール、テイクダウンを織り交ぜて主導権を握るタイプです。
・序盤の爆発力と、要所での「組み」の選択でペースを引き戻せる点が強みです。
・フィニッシュ率は高め(KO/TKO9/15勝=60%)。決め切る力を備えます。
松嶋こよみが弱いといわれる理由
「弱い」という評価が語られる背景には、主に次の要素があります。
- 世界トップ層での勝ち切り難度
王者クラスや世界上位との試合では、被弾からの失点や要所のラウンド取りで後手に回り、タイトル戦線で黒星を喫した過去があります。競技全体のレベルが高い相手に対し、あと一歩の局面で差が出たことが「弱い」という短絡的評価につながりがちです。 - 判定にもつれた時の印象点
序盤の爆発力が相手に研究されると、後半は組みの差し合い・押し合いの細かい評価勝負になりやすく、ラウンドの「印象点」で僅差を落とす展開がたびたび見られます。これが“強豪には届かないのでは”という印象に結びつきます。 - ルール・環境の変化への適応コスト
円形ケージ/リング、反則規定の違い、さらには「UNLIMITED」のような特殊ルールなど、環境が変わるたびに最適解を探る時間が必要になります。適応途中のパフォーマンス波が、評価のブレを生みやすい要因です。 - 外的要因によるコンディションの波
試合間隔、移籍・調整環境の変更、海外遠征や手続き面の負荷など、外的要因が重なるとパフォーマンスの安定に影響します。結果だけを見ると“取りこぼし”に見え、過小評価の材料になりやすいです。
直近のトピック(2024〜2025)
・ジム運営の再始動:IDEA ASAKUSAとして育成と場づくりを推進。
・特殊ルールへの対応力:2025年「UNLIMITED」で判定3-0勝利。
・RIZIN神戸の見どころ:相手は前王者のケラモフ。
- 鍵①:序盤の被弾を最小化して自分の距離を維持。
- 鍵②:ケージ際の差し替え・体重移動で主導を握る。
- 鍵③:テイクダウン後のコントロール時間を伸ばし、判定局面の印象点を確保。
— この3点がハマれば、十分にアップセット可能です。

ケラモフとの一戦に勝利すれば、一気にRIZINフェザー級トップ戦線に食い込みますね!
まとめ
・松嶋こよみ選手は、空手×レスリングのハイブリッド型で、決め切る力と組みの修正力を併せ持つ実力者です。
・「弱い」と言われる背景は、トップ層との僅差負けや環境適応の過程に起因するもので、断定的評価ではありません。
・RIZIN神戸のケラモフ戦は、国内フェザー級勢力図を左右する一戦。序盤の主導権争いとケージ際の攻防が勝負のポイントです。

RIZINで最も人気があるフェザー級に、また注目の選手の参戦が決まりました。
世界で戦ってきた力を是非見せてほしいですね。
コメント