アメリカンファラオの産駒成績は？来年度日本導入で話題

アメリカンファラオ産駒の強みを一気に知りたい

日本での走りや適性を整理したい

来年度の日本導入のポイントを押さえたい

本記事では、上記の疑問に答える形で、代表産駒と産駒傾向、日本導入情報を分かりやすくまとめます。

アメリカンファラオとは

2015年に米三冠とBCクラシックを制してグランドスラムを達成した名馬です。

現役引退後は米国ケンタッキーのアシュフォードスタッドを拠点に種牡馬として供用され、芝とダートの両面でG1馬を送り出しています。

近年は南半球でもシャトル供用され、豪州クラシックでも結果を残しています。

種付け料は直近シーズンで4万5千ドルと発表されています。

ここでは、実際に重賞を勝った具体名を挙げながら、国別や距離、馬場の傾向を整理します。

・カフェファラオ（日本）

　フェブラリーS連覇や南部杯など、日本ダートのマイル前後でトップクラスの実績です。日本における「アメリカンファラオ産駒＝ダートも強い」という評価を決定づけました。

・ハーヴィーズリルゴイル（米国）

　QEIIチャレンジCを勝ち、芝中距離のG1ウイナーとなりました。

・アバヴザカーヴ（仏国）

　サンタラリ賞を制覇。欧州芝の三歳牝馬路線でも存在感を示しました。

・ヴァンゴッホ（仏国）

　クリテリウムアンテルナシオナルを勝利。2歳時から芝の一線級で通用しています。

・アメリカンセオレム（米国）

　ビングクロスビーSを勝ち、米ダート短距離G1で成功しました。

・マーケットセグメンテーション（米国）

　ニューヨークSを逃げ切り勝ち。芝中距離での完成度が高いタイプです。

・リフロケット（豪州）

　VRCダービーと豪州ダービーのダブル制覇。豪州の芝中長距離クラシックで圧巻の成績です。

・ゴールドラッシュグル（豪州）

　VRCダービーを制し、豪州クラシック路線で連年のタイトル獲得に貢献しました。

・出走頭数に対する勝ち上がり率が高く、一定の打率を保っています。

・特にダートのマイル前後でスピードと持続力を発揮しやすい一方、芝でもスピード系配合なら対応可能です。

・ブラックタイプ獲得例が複数あり、中央と交流を問わず上位争いできます。

・馬場適性は芝とダートの二刀流です。米ダートの短距離〜マイル、日本ダートのマイル前後、欧州や豪州の芝中距離と守備範囲が広いです。

・距離適性はマイル〜中距離が中心ですが、豪州ではクラシックディスタンスでも実績を積み上げています。

・配合相性は、芝寄りに振るならガリレオなど欧州的な底力の血や日本で主流の芝スピード血統を取り入れる手も有効です。ダート寄りに振るならミスプロ系のスピードと噛み合うケースが見られます。

・来年度は日本でシャトル供用されることが決定しています。供用先はJBBAの静内種馬場で、シーズン終了後にアシュフォードへ戻る予定です。

・種付け料は現時点では未公表です。詳細条件や受付開始の案内は、今後の公式続報で確認するのが確実です。

・すでに日本の産駒は実績を重ねており、国内繁殖との配合例が増えることで、芝ダートの双方で更なる層の厚さが期待できます。

アメリカンファラオは、芝とダートの両面でG1馬を送り出す万能型の種牡馬です。

日本でも勝ち上がりの打率が高く、ダートのマイル前後に強みを見せつつ、芝でも配合次第で対応できるのが魅力です。

来年度の日本導入により、国内繁殖との新たな組み合わせが加速し、日本の芝ダート双方で一段と存在感を増す可能性があります。

現役時代の圧倒的なスピードと持続力を、産駒たちが世界各地で証明しており、日本の生産現場でも大きな追い風になると考えます。