- イクシードがどんな馬か、血統やプロフィールを知りたい。
- 新馬戦の走りの何がすごいか、数字で客観的に確認したい。
- 将来どの路線で活躍できるか、専門的な視点で評価を聞きたい。

この記事を読むことで、血統・厩舎・馬主・レース内容を把握できて、強みと課題を理解できます。また、関係者のコメント要旨と次走の注目点をキャッチできます。
イクシードとは(基本情報)

キタサンブラック産駒の2歳牝馬で、母はシャトーブランシュ(母父キングヘイロー)です。
馬主はシルクレーシング、生産はノーザンファーム、所属は美浦・木村哲也厩舎です。英名は“Exceed”。
全兄にG1を複数勝利したイクイノックス、重賞勝ちのヴァイスメテオールなどがいます。
生年月日は2023年2月26日、毛色は黒鹿毛です。
デビュー戦の振り返り(東京・芝2000m)
2025年10月12日、東京5R・2歳新馬(芝2000m)で1番人気に応えて快勝しました。
通過は〈⑨→⑦→⑦〉で進み、直線は大外から鋭いギアチェンジで差し切りました。
勝ち時計 2分00秒2(良)、上がり3F 33秒4(メンバー最速)。
1馬身半差で2着を完封し、3着にはさらに2馬身差。単勝 1.7倍、馬体重 472kg。
レース後コメント要旨
・ルメール騎手「とても乗りやすく、ゴール後も余力がありました。父の良さを感じます」
・木村哲也調教師「エンジンが掛かってからの脚が良かったです。まずは無事を確認して次を考えます」
走りの評価(初戦時点)
総合評価 S−(素材と伸びしろを高く評価)
・瞬発力 S
直線入口からのギアの入りの速さとトップスピードの出し入れが秀逸。長い直線で破壊力が増すタイプです。
・持続力 A
新馬として優秀な時計で、加速後の伸びを長く維持。締まったペースにも対応可能です。
・操縦性 A
進路取りと手前替えがスムーズでロスが少ない。騎手のコントロールに素直に反応します。
・先行力 B+
現状は溜めて切れるのが勝ちパターン。経験を積めば位置取りの柔軟性は上がります。
・気性 A−
初戦から集中力が高い走り。実戦を重ねても崩れにくいタイプの印象です。
・距離適性 A(中距離中心)
2000mでの内容と配合から、当面は1800〜2400mが主戦場になりやすいと見ます。
・成長力 S
使いながら良化しやすいタイプ。筋力とフォーム安定で完成度はさらに上がります。
血統面の評価
父キタサンブラック×母シャトーブランシュの黄金配合。
父由来の持続力とスケールに、母系のしなやかさが加わり、長手のストライドで走る中距離型に出やすいのが特徴です。
牝馬である分、回転の軽さと瞬時の反応が強調され、東京・中山の中距離で高い適性を示すイメージです。
牝馬路線だけでなく、混合重賞でも通用するスケールがあります。
レース・数字で見る強み
・勝ち時計 2:00.2(良)
・上がり3F 33.4(最速)
・通過位置 ⑨→⑦→⑦
・着差 1馬身半(3着とはさらに2馬身)
・人気 1番人気(1.7倍)
・馬体重 472kg
・騎手/厩舎 C.ルメール/美浦・木村哲也
※2025/10/12 東京5R 2歳新馬 芝2000m
今後の注目ポイント
・課題の少なさ
フォームの安定と高い再現性が強み。レース間隔が空いてもパフォーマンスを再現できる可能性が高いです。
・ローテーションの選択肢
陣営はまず無事最優先。1勝クラス(百日草特別など)や牝馬路線(赤松賞など)、東京の長い直線を活かせる番組が当面の好適舞台になりそうです。
まとめ
イクシードは、切れ味と操縦性を兼備した中距離型の良血牝馬です。
新馬戦は数字も内容もハイレベルで、素材の良さがストレートに表れました。
今後は経験を積むことで持続ギアの質が向上し、牝馬重賞の主役級へと駆け上がる可能性が高いと評価します。

世界最強といわれたイクイノックスの全妹。
いやがおうにも期待は高まります!
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