大谷にトロントで浴びせられたブーイング お前は必要ないの背景と第1戦の要点 第2戦の注目点も整理

何が起きたのか

Blue Jays faithful with the "We don't need you" chant to Shohei Ohtani pic.twitter.com/VaIyBnV92b

— Sportsnet (@Sportsnet) October 25, 2025

ワールドシリーズ第1戦はトロントのロジャースセンターで行われ、ブルージェイズがドジャースに１１対４で勝利しました。

終盤、九回の大谷翔平選手の打席で観客席から「We don’t need you（お前は必要ない）」というコールが大きく響き、ブーイングも一日を通して続きました。

大谷はこの試合で７回に２点本塁打を放っています。

なぜブーイングが生まれたのか

背景には２０２３年オフのフリーエージェント移籍があります。

トロントは当時の最有力候補と見られており、街全体で期待が高まりました。

しかし最終的に大谷はドジャースと契約しました。

高まった期待が落胆へと変わり、その感情が大一番の舞台で露わになったと考えられます。

コールが最も大きくなった場面

コールが最もはっきりと聞こえたのは９回の最終打席です。

この打席は四球となり、直後に一塁への牽制で一度はアウトと判定されましたが、ビデオ判定でセーフに覆りました。

試合はそのままトロントが締めくくり、初戦をものにしました。

第1戦の流れを左右した６回の猛攻

この試合の決定打は６回裏の９得点です。

代打アディソン・バーガーが代打としてはワールドシリーズ史上初となる満塁本塁打を放ち、一気に試合の趨勢を決めました。

さらにアレハンドロ・カークの２点本塁打も飛び出し、球場の熱量は最高潮に達しました。

大谷翔平のパフォーマンス

大谷は本塁打を含む１安打で２打点を記録しました。

一方で序盤の好機で結果を残せない場面もあり、内容は明暗が分かれる形でした。

スタンドからのブーイングが続く中でも、７回の一振りで存在感を示しています。

現地の受け止め方

トロントのファン心理としては、移籍交渉時の期待値の反動が大きいと言えます。

試合後には「挑発は相手の闘志を刺激しかねない」という見方も出ています。

ブルージェイズの投手クリス・バシットは「Don’t poke the bear」と語り、挑発が裏目に出る可能性を示唆しました。

第2戦の注目ポイント

第2戦はドジャースが山本由伸、ブルージェイズがケビン・ゴーズマンの先発見込みです。

投手戦の様相が強く、一発の重みが増します。

大谷に対するブーイングが続くのか、それとも試合の展開で空気が変わるのかにも注目です。

ドジャースは六回の大量失点の再発防止、ブルージェイズは中盤以降の継投管理がカギになります。

まとめ

大谷 トロント ブーイングというキーワードで語られた第1戦は、九回の「お前は必要ない」コールが象徴的でした。

背景には移籍交渉時の期待と落胆があり、感情のぶつかり合いがシリーズの熱をさらに高めています。

試合はトロントが６回の猛攻で先勝。

第2戦は先発カードが入れ替わり、シリーズの流れを大きく左右する一戦になります。