・ブルージェイズはなぜ長丁場でも走り切れるのか?
・メジャーで通用する「食」と「補給」の設計が知りたい
・家庭でも生かせるリカバリーのコツを学びたい

本記事では、ブルージェイズの管理栄養士・讃井友香(さぬい ゆか)さんの仕事ぶりと、話題のエピソードをわかりやすく解説します。読むと、球団の栄養サポートの実像、選手を動かす“補給設計”の考え方、日常に落とし込めるポイントがつかめます。
【基本情報】
・氏名:讃井友香(さぬい・ゆか)
・役職:トロント・ブルージェイズ 管理栄養士(メジャー帯同)
・経歴要点:米国でスポーツ栄養を専攻し、マイナー(A~AAA)を経て2025年春にメジャー帯同へ。登録栄養士(RD)資格、大学院で栄養学修士(MS)。
【話題のエピソード①:試合前“固形が入らない”を救うスムージー】
大舞台や移動続きで食が進まない選手には、素早く消化できる自作スムージーを用意。エネルギーと電解質を確保し、立ち上がりのパフォーマンスを支えています。
【話題のエピソード②:個別最適の“勝負飯”と事前チェック】
体重管理・水分補給・リカバリーを選手ごとに設計。試合当日の摂取内容とタイミングを事前に確認し、ベンチ裏での補食も戦術の一部として機能させています。
【話題のエピソード③:試合の“流れ”に合わせて補給を微調整】
昼夜・時差・球場環境まで踏まえて全試合帯同で現場調整。同じメニューを配るのではなく、同じ試合に勝つための栄養を配る発想が評価されています。
【話題のエピソード④:超ロングゲームで見せた機転】
ロングゲームの最中、空腹と集中力低下を防ぐフルーツをベンチへ急きょ手配。現場での判断とスピード感が注目を集めました。
【これまでの歩み】
・A/AAAで栄養担当として帯同、環境・移動に応じた補給オペレーションを構築
・AAAバッファロー・バイソンズでの実績を経て、2025年にメジャー昇格
・米国生活と現場経験をもとに、英語×実務でのコミュニケーション能力も強み
【現場に学ぶ“使える”ポイント】
・固形→半固形→液体の順で「入るもの」を段階的に選ぶ
・電解質+糖質は「プレ→ミッド→ポスト」で量と比率を調整する
・個別最適が最短:体重推移・疲労度・移動日程までセットで管理する
・非常食は“ベンチ裏に置ける形”で:フルーツ、ゼリー、ナッツ、バー類など
【まとめ】
讃井さんの仕事は、食を“戦術”に翻訳することです。
ベンチ裏の一杯から選手の一歩目、そして終盤のスプリントまでつなげる補給設計が、いま多くのファンと関係者の関心を集めています。

 
  
  
  
  

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