クレメントのミズノ中古グローブが日本で話題 なぜ“年季モノ”がワールドシリーズの主役級になったのか

  • なぜ中古のミズノグローブがここまで注目されているのか知りたい
  • グローブの具体的な特徴や購入経緯をサクッと把握したい
  • 守備成績との関係や“物語性”の理由を整理したい
スポーツオヤジ
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本記事では、トロント・ブルージェイズのアーニー・クレメント選手が使う“年季の入ったミズノ”の正体と、そのバズの背景、プレー面への影響までを分かりやすく解説します。

どんなグローブなのか

クレメント選手が使っているのは、ネットオークションで購入したミズノ製の内野用グローブです。

少なくとも10年は経っているとされる古いモデルで、クッションが薄くなっているため、内側に薄手の手袋(インナー)を重ねて使用しているのが特徴です。

色味や革のエイジングからも“実戦をくぐり抜けてきた一本”であることが伝わります。

どうやって手に入れたのか

シーズン途中、これまで使ってきた相棒が傷んできたため、「見た目が良かった」ミズノをネット(eBay)で購入した、というシンプルな経緯です。

ブランドや最新モデルに頼るのではなく、“自分の感覚に合う一本”を選び取った行動が、道具にこだわる野球ファンの心をつかみました。

守備成績と“相棒”の関係

古いグローブ=守備が不安、ではありません

クレメント選手は今季、三塁とユーティリティの両部門でゴールドグラブの最終候補に名前が挙がるほど守備評価が上昇しました。

さらに複数ポジションの守備貢献をたたえる「Fielding Bible Multi-Position Award」も受賞しており、“年季モノのミズノ”と共に結果を伴っている点がストーリーを強くしています。

なぜ日本でここまでバズったのか

  • ワールドシリーズの主役たちの中で“中古ミズノ”というギャップが映える
  • 旧モデルの質感や深いエイジングが「道具を育てる」価値観に直結する
  • ミズノ=メイド・イン・ジャパンのクラフトマンシップへの誇りが再燃する

    この3点が重なり、写真や短尺動画で拡散されやすい“良い話”として広がりました。単なる節約話ではなく、「最適な一本に出合った」というロマンがあるのも強いです。

技術的なメリット・デメリット

  • メリット:手なじみの良さ、革の柔らかさによる“入り”の良い捕球、型が完成している安定感
  • デメリット:パッドの薄さから衝撃が手に伝わりやすい、耐久性リスク、ウェブや紐の劣化

    クレメント選手はインナーを重ねるなど運用面で工夫し、メリットを最大化しながらデメリットを抑えています。

“ひとつのグローブで複数ポジション”という思想

クレメント選手は基本的に一つのグローブで複数ポジションをこなしています。

道具を使い分けるのではなく“自分の手の延長”に仕上がった一本で勝負することで、送球の感覚やハンドリングを全ポジションで共通化できる利点があります。

ユーティリティとしての安定感は、ここにも源があります。

ミズノというブランドとヴィンテージ文化

ミズノをはじめ日本のグラブは、革質・縫製・型の良さで世界的に評価が高いです。

ヴィンテージでも十分に戦える品質がバズの下地にあり、「メンテすればまだまだ使える」という価値観はSDGs的な視点からも受け入れられます。

結果として“使い続けるカッコよさ”が可視化されました。

道具選びのヒント(プレーヤー視点)

  • 「最新=最適」とは限らない。自分の手の感覚を最優先にする
  • 旧モデルは“型の完成度”という資産を持つ。インナーや当て革での微調整で戦闘力を上げられる
  • 維持管理(湯もみ・保革・紐交換)次第で寿命は延びる。“相棒化”が実力を底上げする

まとめ

  • クレメント選手の“ミズノ中古グローブ”は、ヴィンテージと最新の融合。実力で証明したからこそ語られる物語です。
  • 守備評価の上昇と受賞歴が、単なる“良い話”を超えて“合理的な選択”だったことを裏づけています。
  • 道具を大切に使い続ける姿勢が、プレーとファン心理の両面で共感を呼び、日本でも話題が続いています。

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