・いつどのタイミングで「引退」をするのか知りたい
・これまでの成績を主要タイトルやG1勝利数で把握したい
・名場面を数字とエピソードで振り返りたい。

この記事では、ランフランコ・デットーリの「ブリーダーズカップ後に米国での騎乗を終了→南米で最終騎乗」という最新の動きとともに、通算成績を整理します。ブリティッシュクラシックの勝利数、世界のG1勝利数、ブリーダーズカップでの通算、象徴的なレース別の勝ち鞍まで、最新の事実に基づいてまとめます。
デットーリの最新動向と区切り

デットーリはブリーダーズカップ(現地10月31日・11月1日/デルマー)をもって米国での騎乗を終了し、その後、南米で数鞍騎乗してキャリアを締めくくる方針です。
引退ロードマップが明確になったことで、「どの記録で締めるのか」が注目点になっています。
通算主要タイトルの概要
・ブリティッシュクラシック通算勝利数:23勝
・世界のG1通算勝利数:280勝超(近年の加算で“280超”が妥当)
・英国フラット競馬チャンピオンジョッキー:3回(1994、1995、2004)
・英国通算勝利:3,000勝到達(2016年に英国内3,000勝達成)→以降も加算し3,300勝超のレンジ
ブリーダーズカップでの通算成績
・通算優勝:15勝
・初勝利:1994年マイル(バラシア)
・直近の節目:2023年にインスパイラルで通算15勝目
※2025年デルマー開催で騎乗予定。どのレースで“米国ラスト”を飾るかが見どころです。
「象徴的な大レース」勝利内訳のハイライト

・凱旋門賞:6勝(ラムタラ、サキー、マリエンバード、ゴールデンホーン、エネイブル2勝)
・キングジョージ6世&クイーンエリザベスS:7勝
・英オークス:7勝
・英セントレジャー:6勝
・英ダービー:2勝(オーソライズド、ゴールデンホーン)
・アスコットゴールドカップ:9勝(ストラディバリウス3連覇期を含む)
・ロイヤルアスコット通算勝利:80勝前後のレンジ(長期にわたり積み上げ、近年も加算)
「伝説」を作った代表的トピック
・アスコット“1日7勝”(1996年):ブックメーカーを震え上がらせた“マグニフィセント・セブン”
・ゴスデン厩舎との黄金タッグ:エネイブル、ストラディバリウス、クラックスマンなど
・米国移籍後の適応力:サンタアニタでの固め勝ちや重賞連勝で存在感を再確認
数字で見る“キャリアの質”

・勝負強さ:G1での勝ち方に再現性があり、特に中距離〜長距離での位置取りと仕掛けのタイミングが卓越しています。
・年齢とピークの再定義:50代に入ってもG1を積み増し、トップオブトップの座を維持しました。
・国境を超える勝利網:英国・仏国・愛国・米国・香港など、主要開催で複数回のタイトルを獲得しています。
今後のチェックポイント
・デルマーでの“米国ラスト”の騎乗馬と出走レース
・南米での最終騎乗スケジュール(開催地・レース格)
・通算G1勝利数とブリーダーズカップ勝利数に上積みがあるか
まとめ
ブリーダーズカップ後の米国騎乗終了、そして南米での最終騎乗——。
デットーリは、自身のキャリアを“数字と作品”で締めにいきます。
23のクラシック、280超のG1、ブリーダーズカップ15勝、そして伝説の“1日7勝”。
どの数字も、時代をまたいで語り継がれる指標です。
ラスト数鞍の行方を見届けつつ、通算成績の最終形を記録として残しておきましょう。



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