・流通経済大柏は全国高校サッカー選手権大会2025に出場するのか、いつどこで試合をするのか知りたい
・昨年度準優勝、今夏インターハイ3位の流通経済大柏が、冬の選手権でどんなメンバー・スタイルで戦うのか整理して把握したい
・初戦の対戦相手や大会日程、優勝に向けたポイントを、デマではなく最新の公式情報をもとに確認したい

この記事では、2025年度・第104回全国高校サッカー選手権大会に出場する流通経済大柏について、千葉県予選の結果と全国大会での試合日程、初戦の対戦相手や会場などの基本情報、チームの戦い方と注目選手、悲願の全国制覇に向けたポイントを分かりやすくまとめます。大会前の情報整理や、テレビ・配信観戦の予習にぜひ活用してください。
流通経済大柏は千葉代表として第104回全国高校サッカー選手権へ
第104回全国高校サッカー選手権大会・千葉県予選決勝は、流通経済大柏と専修大松戸の一戦になりました。試合は延長戦までもつれ、流通経済大柏が2−1で勝利。2年連続9回目の全国大会出場を決めています。
準々決勝では八千代に3−2、準決勝では全国屈指の名門・市立船橋との“実質決勝”とも言われた一戦を4−3(延長戦)で制して決勝に進出。激戦区・千葉を、接戦をものにする勝負強さで勝ち上がりました。
流通経済大柏は、前回大会(第103回大会)で準優勝に輝いたチームでもあります。決勝で前橋育英に敗れ、あと一歩で日本一を逃した悔しさを抱えたまま、この1年を戦ってきました。
今夏のインターハイ(全国高校総体)でも流通経済大柏はベスト4に進出し、大津との準決勝は0−0からのPK戦9−8という大激戦の末に敗退。夏は3位で終えています。
「昨冬準優勝」「夏ベスト4」という実績を持つ流通経済大柏が、今大会では“優勝候補の一角”として注目されています。
全国高校サッカー選手権大会2025の基本情報(日程・会場)
ここで、第104回全国高校サッカー選手権大会の基本情報を整理しておきます。
・大会期間
2025年12月28日(日)〜2026年1月12日(月・祝)
・主なラウンド日程(予定)
開会式・開幕戦 :12月28日
1回戦 :12月29日
2回戦 :12月31日
3回戦 :1月2日
準々決勝 :1月4日
準決勝 :1月10日
決勝 :1月12日(国立競技場)
・主な会場(首都圏各地)
国立競技場、浦和駒場スタジアム、フクダ電子アリーナ、駒沢陸上競技場、等々力陸上競技場、ニッパツ三ツ沢球技場、NACK5スタジアム大宮など、例年通り首都圏のスタジアムが使用される予定です。
テレビ中継や配信については、例年通り日本テレビ系列が中心となって中継し、関連の配信サービスでも視聴できる見込みです。詳細な放送カードや配信スケジュールは、大会公式サイトや放送局の発表を確認する必要があります。
流通経済大柏の初戦は米子北戦 日程・会場・キックオフ時間
組み合わせ抽選の結果、流通経済大柏は2回戦からの登場となり、初戦で鳥取代表の米子北と対戦します。
現時点で公表されている試合情報は次の通りです。
・ラウンド:2回戦
・対戦カード:米子北(鳥取) vs 流通経済大柏(千葉)
・日時:2025年12月31日(水)12時05分キックオフ予定
・会場:フクダ電子アリーナ(千葉・千葉市)
米子北は、16年連続で全国に出場している山陰地方の強豪校です。一方の流通経済大柏も、プレミアリーグEAST所属の実力校であり、昨年度準優勝の“ブランド力”も加わります。
いきなり「プレミア所属校同士」の対戦となるカードで、2回戦屈指の好ゲームになることが期待されています。
激戦区・千葉予選で見せた流通経済大柏の勝負強さ
千葉県予選の戦いぶりから、流通経済大柏の特徴を振り返っておきます。
・準々決勝 流通経済大柏 3−2 八千代
野田、古川、大藤颯太が得点し、伝統校・八千代との打ち合いを制しました。
・準決勝 流通経済大柏 4−3(延長)市立船橋
開始直後に2点を先行しながら追いつかれる展開の中、延長戦でオゲデベ有規が決勝ゴール。島谷義進、乙川、増田大空も得点し、100分の激闘を制しました。
・決勝 流通経済大柏 2−1(延長)専修大松戸
後半27分に2年生FW渡辺瞳也が先制弾。終盤PKで追いつかれる苦しい流れの中、延長前半にMF山元琉士のミドルシュートが決勝点となりました。
大きな特徴は、
・1試合で複数得点できる攻撃力
・リードを追いつかれても、延長戦で勝ち切るメンタルの強さ
・複数の選手がゴールを奪える層の厚さ
の3つです。単なる“個の強さ”だけでなく、「苦しい時間帯をチーム全体で乗り切る力」が備わっていることが、試合内容から伝わってきます。
流通経済大柏の注目選手たち
流通経済大柏には、Jクラブ内定選手をはじめ、多くのタレントがそろっています。ここでは、公式発表や報道で名前が挙がっている選手を中心に紹介します。
増田大空(DF・3年/ジュビロ磐田内定)
左サイドバックを主戦場とするレフティーです。高精度のキックとセットプレーでチャンスをつくり、準決勝・市立船橋戦では圧巻のミドルシュートも決めています。チームのダブルキャプテンの一人として、守備だけでなくビルドアップの起点にもなる存在です。
島谷義進(MF・3年/水戸ホーリーホック内定・主将)
主将を務めるボランチで、豊富な運動量とボール奪取力が持ち味です。中盤のデュエルやセカンドボールの回収に強く、自らも得点に絡みます。千葉予選準決勝・市立船橋戦では反撃の狼煙となるゴールをマーク。インターハイでも中盤の要としてチームを支えてきました。
安藤晃希(MF・3年/水戸ホーリーホック内定)
ゲームメイクとゴール前への飛び出しを兼ね備えたミッドフィルダーです。プレミアリーグや昨季の選手権でも存在感を示してきた選手で、パスとドリブルの両方で攻撃にアクセントを加えます。
大藤颯太(FW・3年/東京ヴェルディ内定)
身長190cmの長身ストライカーです。空中戦の強さはもちろん、足元の技術もあり、インターハイや千葉予選でも複数得点を記録しています。ゴール前での迫力あるプレーに加え、ポストプレーで味方を生かす役割もこなす、流通経済大柏の“看板FW”です。
山元琉士(MF・3年)
もともとはFWとしてプレーしていましたが、現在はボランチにコンバートされた努力家のミッドフィルダーです。千葉県予選決勝・専修大松戸戦では、延長前半に決勝ミドルを突き刺し、全国行きの立役者となりました。
このほかにも、準々決勝でゴールを決めた野田や古川、延長戦で決勝弾を決めたオゲデベ有規、ゴール前で存在感を放つ乙川、守護神のGK陣など、各ポジションに実力者がそろっています。
流通経済大柏の戦い方と「勝ち筋」
夏・冬ともに全国上位を争う流通経済大柏が、今大会で頂点をつかむためのポイントを整理してみます。
コンディション管理と連戦への対応
プレミアリーグEAST、インターハイ、千葉県予選と、1年を通してハイレベルな試合が続いています。ケガ人のケアやコンディション調整が、冬の選手権で力を出し切るための大きなテーマになります。
初戦・米子北戦の入り方
2回戦から登場し、いきなり全国常連の米子北と対戦します。相手も守備組織に優れたタフなチームだけに、立ち上がりから主導権を握れるかどうかが重要です。ここで苦しむようだと、その後のラウンドにも影響が出てきます。
J内定選手を中心にしたセットプレー
増田大空の左足をはじめ、キックの質の高い選手がそろっているのも流通経済大柏の強みです。長身FW大藤颯太や空中戦に強いDF陣を生かしたCK・FKは、大会全体を通して大きな得点源になりそうです。
“追いつかれても勝ち切る”メンタリティ
市立船橋戦や専修大松戸戦など、リードを追いつかれながら最後に勝ち切った試合が今季は何度もあります。昨冬の準優勝、今夏のPK敗退という悔しさを糧に、最後まで諦めないメンタルの強さは、トーナメントで大きな武器になります。
昨年度準優勝・今夏インターハイ3位という経験値
すでに全国の舞台で決勝・準決勝を経験している世代です。ビッグマッチの雰囲気や、国立に近づくにつれて高まるプレッシャーも肌で知っています。この経験値を、接戦の終盤でどう生かせるかも“勝ち筋”のひとつと言えるでしょう。
まとめ 流通経済大柏は全国高校サッカー選手権2025の優勝候補の一角
ここまで、全国高校サッカー選手権大会2025に出場する流通経済大柏について、
・千葉県予選での戦績と全国出場までの流れ
・大会の日程や会場、2回戦・米子北戦の試合情報
・チームの特徴とJクラブ内定選手を中心とした注目選手
・悲願の全国制覇に向けたポイント
を整理しました。
昨年度準優勝、今夏インターハイ3位という実績に加え、4人のJクラブ内定選手を軸にしたタレントぞろいのチーム編成。激戦区・千葉を延長戦の末に勝ち抜いた勝負強さを考えると、流通経済大柏が今大会の優勝候補の一角であることは間違いありません。
「あと一歩届かなかった日本一」に、今年こそ手が届くのか。大みそかの米子北戦から、流通経済大柏の戦いぶりに注目してみてください。




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