- 山口豪太はどんな経歴を歩んできたサッカー選手なのか知りたい
- 昌平高校からプロ入りを決めるまでの実績やターニングポイントを整理して押さえたい
- 湘南ベルマーレでどんな役割を期待されているのか、将来像も含めてイメージしたい

この記事では、埼玉・昌平高校の10番レフティとして注目を集め、2026シーズンから湘南ベルマーレへの加入が内定している山口豪太選手について、少年時代から高校、世代別日本代表、そしてプロ入りまでの道のりを、最新の公式発表や報道をもとに分かりやすく整理します。
プロフィールと基本情報

まずは山口豪太選手の基本データをまとめます。
山口豪太(やまぐち ごうた)
・生年月日:2007年4月24日(18歳)
・出身地:埼玉県
・身長/体重:172cm/67kg
・ポジション:MF(攻撃的MF、サイドハーフなど)
・利き足:左足
・所属:昌平高校サッカー部在籍中/湘南ベルマーレ(2026シーズン加入内定、2025年JFA・Jリーグ特別指定選手)
湘南ベルマーレの2025トップチーム登録では背番号30のMFとして掲載されており、高い技術とドリブルでゴールに向かうチャンスメイカーとして紹介されています。
少年時代から昌平高校入学までの歩み
山口選手がサッカーを始めたのは地元・埼玉での少年期です。小学校時代は「勝瀬ふじみ野サッカークラブ」でプレーし、中学年代では昌平高校の系列クラブである「FC LAVIDA」に所属しました。
FC LAVIDAでは中学2年生の頃から背番号10を託される存在で、左足の精度とドリブル突破で相手守備を翻弄。2021年の高円宮杯U-15選手権でクラブ史上最高の準優勝に大きく貢献するなど、早くから世代トップクラスのタレントとして注目されてきました。
その才能が評価され、2022年には中学3年生ながら昌平高校トップチームの一員としてプリンスリーグ関東に出場。高校生相手にインパクトのあるプレーを見せ、自然な流れで昌平高校サッカー部へ進学していきます。
昌平高校での経歴と主な実績
昌平高校進学後も、山口選手は1年生の頃からトップチームでプレーし、2年生以降は背番号10を背負う中心選手となりました。
高校での大きな実績として挙げられるのが、高校総体(インターハイ)での優勝です。昌平高校公式サイトでは「本校初となる高校総体優勝に貢献」と紹介されており、チームの日本一に大きく関わった世代のキープレーヤーと言えます。
2025年のインターハイ埼玉予選決勝では、得意の左足からミドルシュートでゴールを決めるシーンも取り上げられており、「高校ナンバーワンレフティドリブラー」として各メディアに注目されています。
また、選手権予選やプレミアリーグでもトップ下やサイドハーフとして出場し、ドリブルだけでなくパスでチャンスを作る仕事も担っています。決勝のような大一番でもポジション変更に対応しながら、スルーパスやクロスでチームのチャンスを増やしていく様子が報じられています。
世代別日本代表での経験
山口豪太選手は、世代別日本代表でも豊富な経験を積んできました。
・2022年:U-15日本代表候補、U-16日本代表としてルーマニア遠征、ウズベキスタン遠征に参加
・2023年:U-16日本代表としてモンテギュー国際大会などに招集
・2023年〜2024年:U-17日本代表、U-17日本高校選抜候補として活動
特に2023年のAFC U17アジアカップ(タイ)では、U-17日本代表の一員として登録され、インド戦で途中出場から左足ミドルシュートのゴールを決めて強烈なインパクトを残しました。
この大会でU-17日本代表はアジア制覇を成し遂げており、山口選手も「アジアを制した世代」の一員として国際舞台を経験しています。
こうした代表活動を通じて、海外の同世代との対戦やアジアレベルの強度を肌で感じながら、自分のプレーを磨いてきたことは、今後のプロキャリアにとって大きな財産になっていくはずです。
湘南ベルマーレでのプロキャリアのスタート
2025年8月、湘南ベルマーレは昌平高校所属の山口豪太選手について、2026シーズンからの加入内定と、2025年JFA・Jリーグ特別指定選手としての承認を公式発表しました。
クラブ公式サイトでは、
・2007年4月24日生まれのMF
・出身校はつるせ台小、富士見台中、昌平高
・サッカー歴は勝瀬ふじみ野サッカークラブ、FC LAVIDA、昌平高
と紹介されており、地元・埼玉から育ってきた選手であることが分かります。
特別指定選手制度により、山口選手は昌平高校に在籍したまま、湘南ベルマーレの一員としてJリーグなどの公式戦に出場できる登録となりました。Jリーグの2025年J1リーグ出場記録では、2025年11月時点でリーグ戦出場はまだ0試合となっていますが、ベンチ入りやトップチームのトレーニングを通じてプロの環境に慣れている段階です。
プレースタイルと今後の期待
山口豪太選手の一番の武器は、左足のテクニックとドリブルです。
・細かいタッチで相手をずらして前を向くボールコントロール
・カットインからのミドルシュート
・ゴール前でのラストパス、スルーパスでチャンスを生み出すプレー
といった部分が、高校・代表ともに高く評価されています。
一方で、湘南ベルマーレのスタイルに欠かせない守備面でも、前線からのプレスや献身的な戻りを厭わない選手像が報じられており、高校時代から攻守両面でのハードワークを意識していることが分かります。
クラブや本人のコメントからは、
・高校卒業後すぐにプロの世界で勝負したい
・いずれは海外にも挑戦したい
という思いも伝わってきます。技術と発想に加えて、チャレンジ精神の強さも山口選手の特徴と言えるでしょう。
まとめ 山口豪太は「高校No.1レフティ」からプロの舞台へ
最後に、この記事の内容を整理します。
・2007年生まれの埼玉県出身MFで、172cm/67kgのレフティ
・勝瀬ふじみ野サッカークラブ、FC LAVIDAを経て昌平高校に進学し、2年生から背番号10を背負う存在に成長
・高校総体優勝に貢献し、「高校No.1レフティドリブラー」として各メディアから注目されている
・U-15からU-17まで世代別日本代表に継続的に招集され、AFC U17アジアカップ優勝やインド戦でのミドルシュート弾など国際舞台でも結果を残してきた
・2026シーズンから湘南ベルマーレ加入が内定し、2025年はJFA・Jリーグ特別指定選手としてプロの環境に身を置いている
まだJ1リーグでの出場記録こそありませんが、高校・代表で見せてきた攻撃力と、湘南スタイルの中で鍛えられている守備面が噛み合えば、一気にブレイクする可能性を秘めた選手です。



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