- 富士山女子駅伝2025では、どの大学が優勝候補なのかを知りたい
- テレビや配信で観戦する前に、名前を覚えておきたい注目選手だけを整理して知りたい
- 噂ではなく、公式結果や大会情報をもとにした最新の勢力図を押さえたい

この記事では、2025年10月の全日本大学女子駅伝の結果や大会公式情報をもとに、富士山女子駅伝2025の優勝候補と注目選手を分かりやすく整理して紹介します。
■富士山女子駅伝2025の基本情報
富士山女子駅伝(全日本大学女子選抜駅伝競走)は、女子大学駅伝シーズンの締めくくりとなる大会です。
・大会名称
2025全日本大学女子選抜駅伝競走(富士山女子駅伝)
・日程
2025年12月30日火曜日 10時スタート
・コース
スタート 富士山本宮浅間大社前
フィニッシュ 富士総合運動公園陸上競技場
7区間43.4キロ、高低差174メートルのアップダウンが続くコースです。
・出場チーム
単独大学22チームと全日本大学選抜、静岡県学生選抜の合計24チームが出場します。
全日本大学女子駅伝上位12大学
城西大学/大東文化大学/名城大学/東北福祉大学/立命館大学/大阪学院大学/筑波大学/福岡大学/順天堂大学/日本体育大学/玉川大学/帝京科学大学
5000メートル7名のチーム記録による10大学
拓殖大学/東洋大学/大阪芸術大学/中央大学/京都産業大学/駿河台大学/東京農業大学/関西大学/神戸学院大学/関西外国語大学
全日本大学選抜/静岡県学生選抜
前哨戦となる全日本大学女子駅伝2025では、城西大学が2時間3分28秒で優勝し、大東文化大学が2位、名城大学が3位、東北福祉大学が4位、立命館大学が5位という結果でした。
■富士山女子駅伝2025 優勝候補チーム
全日本大学女子駅伝2025の成績と、昨年の富士山女子駅伝の結果を合わせて考えると、総合的な優勝候補として名前が挙がるのは次の5大学です。
〇城西大学
全日本大学女子駅伝2025を2時間3分28秒で制し、25年ぶり3回目の優勝を達成しました。
本間香が1区で区間新、兼子心晴が2区で区間新、金子陽向が6区で区間新と、複数区間でトップタイムを記録した点が大きな強みです。
スピード区間から終盤の長い区間まで力のある選手がそろっており、富士山女子駅伝でも優勝候補の筆頭と見てよい戦力です。
〇大東文化大学
全日本では2時間3分44秒で2位。大きな武器は、5区で歴代2位の28分25秒をマークしたサラ・ワンジルです。
ワンジルが長い区間で順位を押し上げ、他の区間を日本人エース陣が固める形で、城西大学に迫る実力を示しました。全区間のバランスも良く、初優勝に最も近いチームの一つです。
〇名城大学
全日本では3位。これまで学生女子駅伝界を長くけん引してきた名門で、米澤奈々香や石松愛朱加、大河原萌花など、経験豊富なメンバーがそろいます。
トラックの持ちタイムが優れた選手が多く、どの区間でも大きく崩れにくい総合力が魅力です。
〇東北福祉大学
全日本で過去最高の4位に入り、一気に存在感を高めました。
3区佐々木菜月と4区早坂優が区間賞、5区村山愛美沙も区間4位と、中盤区間の強さが光ります。アップダウンのある富士山コースでも、この「中盤の押し上げ」が武器になりそうです。
〇立命館大学
2024年の富士山女子駅伝を2時間21分9秒の大会新で制した前回王者です。
昨年は太田咲雪、村松灯、森安桃風、山本釉未、土屋舞琴、福永楓花、中地こころらが区間賞や区間上位を連発し、コース適性と駅伝力の高さを示しました。
全日本2025では5位でしたが、富士山コースでの経験値はどの大学よりも豊富で、連覇を狙える位置にいます。
■上位進出が期待される有力チーム
優勝候補5大学に続いて、上位争いに絡みそうなのが次の大学です。
・大阪学院大学(全日本6位)
・筑波大学(全日本7位)
・福岡大学(全日本8位)
いずれも全日本で安定した走りを見せており、富士山女子駅伝の7区間になることで「層の厚さ」が生きれば、表彰台争いに食い込む力があります。
■富士山女子駅伝2025 注目選手ピックアップ
ここからは、全日本大学女子駅伝2025や昨年までの富士山女子駅伝の実績から、特に名前を押さえておきたい選手を紹介します。
〇城西大学
・本間香(1年)
全日本1区で20分53秒の区間新記録。スタートからレースの主導権を握る走りが持ち味です。
・兼子心晴(4年)
全日本2区で12分38秒の区間新。短い区間でも確実に差を広げる走りで、チームをけん引してきました。
・金子陽向(4年)
全日本6区で24分35秒の区間新をマークし、逆転優勝を決めた主将です。勝負どころで力を発揮するエースとして注目されます。
〇大東文化大学
・サラ・ワンジル(3年)
全日本の5区9.2キロで28分25秒という歴代2位のタイムを出し、3人抜きでトップに立った「大砲」です。
長い距離でのスピードとパワーは別格で、富士山女子駅伝でも大きな見せ場をつくる存在になりそうです。
〇名城大学
・米澤奈々香(4年)
3000メートルで8分台、5000メートルで15分31秒の自己ベストを持つエース。トラック・駅伝の両方でチームを引っ張ってきた中心選手です。
・細見芽生(1年)
全日本のエントリーメンバーに名を連ねたルーキーで、1区を任される場面も想定される存在です。高校時代から全国レベルで活躍してきました。
〇東北福祉大学
・佐々木菜月(3年)
全日本3区で区間賞と区間新を獲得。坂をうまく使った力強い走りで、一気に順位を押し上げました。
・早坂優(2年)
全日本4区でも区間賞。安定したペースで前との差を詰める走りが持ち味です。
・村山愛美沙(3年)
花の5区を2年連続で担当し、今年は区間4位と粘りの走りでチームの上位進出に貢献しました。
〇立命館大学
・太田咲雪
2024年富士山女子駅伝で1区を任され、好位置でたすきをつないだ選手です。
・森安桃風/山本釉未/土屋舞琴/福永楓花/中地こころ
昨年の富士山女子駅伝では、森安が3区区間賞、山本が4区区間新、福永が6区区間賞、中地が7区で区間賞と、複数区間でトップタイムを記録しました。
これらの選手は、富士山のコースをすでに経験している点でも注目度が高い存在です。
■レースの見どころと勢力図のポイント
・全日本大学女子駅伝2025の上位陣が、そのまま優勝候補グループの中心
城西大学、大東文化大学、名城大学、東北福祉大学、立命館大学の5大学が、数字上も内容面でも一歩リードしています。
・中盤区間と終盤区間が勝負の分かれ目
東北福祉大学の佐々木・早坂コンビや、大東文化大学のワンジル、立命館大学の中距離〜長距離区間のメンバーなど、「中盤で流れを変えられる選手」をどこに置くかが順位に直結しそうです。
・7区間の総合力
富士山女子駅伝は区間ごとの特徴がはっきりしているため、1人のエースだけでは勝ち切れません。優勝候補5大学に加え、大阪学院大学や筑波大学、福岡大学なども総合力次第で表彰台を狙える位置にいます。
■まとめ
富士山女子駅伝2025は、
・全日本王者の城西大学
・初優勝を狙う大東文化大学
・伝統校の名城大学
・勢いに乗る東北福祉大学
・富士山コースを知り尽くした立命館大学
という5大学を中心に、全国24チームが日本一を争う大会になりそうです。
観戦するときは、ここで紹介した優勝候補チームと注目選手の名前を押さえながら、どの区間でレースが動くのかに注目すると、より深く楽しめます。








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