- ウランべコフの強さ・特徴を一目で把握したい。
- どんな勝ち筋があるかを試合前に確認したい。
- 堀口恭司との対戦もあわせて押さえたい。

スポーツオヤジ
この記事を読むことで、ウランべコフの強みを確認し、直近戦績・次戦情報とあわせて知ることができます。
基本情報

- 氏名:Tagir Ulanbekov(タギル・ウランベコフ)
- 生年月日/出身:1991年7月8日/ロシア・ダゲスタン
- 所属:Eagles MMA/American Kickboxing Academy(AKA)
- 階級:フライ級(125lb)/サウスポー
- 身長/リーチ:170cm/178cm
- ベース:コンバットサンボ
- 通算戦績の目安:白星先行(一本勝ち・判定勝ともに多い安定型)
ウランべコフの強さは?
結論:サンボ譲りのケージ際制圧力とタイトな絞め技、そこに消耗戦で崩れない心肺とゲームプラン遂行力が合わさった“崩し続けるタイプ”です。派手な瞬殺より、手順で優位を積み上げる勝ち方が多いのが特徴です。
- ケージ際の二段テイクダウン
シングル→リフト、もしくは足掛けの切り替えで尻もちを量産。切られても再アタックが速く、壁レスで時間を使わせます。 - トップキープとパスの圧
ハーフ→サイドの重心移動が巧み。細かい肩圧やヘッドポジションで相手のブリッジを削り、ラウンド単位で主導権を確保します。 - サブミッションの脅威(ギロチン/背後からの絞め)
下からでも首に触れた瞬間のセットが速い。入らなくても脅威でタックル意欲を鈍らせ、打撃を通しやすくします。 - サウスポーの基本技術が堅実
右ジャブで測って左ストレート、相手が踏み込むとカウンターで組み。無理に打ち合わず、要所で蹴り→組みへの連結が滑らかです。 - 心肺・後半の落ちにくさ
3Rでも出力を保ちやすいタイプ。削り合いで相手の体幹と判断力を奪い、判定で取り切る展開が得意です。 - ファイトIQとゲームプラン遂行
コーナーの指示を忠実に反映。“勝てる所で勝つ”選択が多く、リスクを最小化しながら優勢時間を積み上げます。 - 被弾管理とリスクコントロール
長い打ち合いを避け、組みの脅しで相手のコンビネーションを分断。被弾の質を下げつつ、スクランブルでは先に手を出せます。
ひと言まとめ:「壁→崩し→キープ→絞めの脅し」で相手の選択肢を奪い、判定~一本の両ルートを常にキープするタイプ。
直近のUFC戦績(主要)
日付 | 大会 | 相手 | 結果 | 方法 | R/時間 |
---|---|---|---|---|---|
2025/06/21 | UFC on ABC 8(バクー) | アザト・マクスム | ○ | 判定3-0 | 3R 5:00 |
2025/01/18 | UFC 311(カリフォルニア) | クレイトン・カーペンター | ○ | 判定3-0 | 3R 5:00 |
2023/12/16 | UFC 296 | コーディ・ダーデン | ○ | 一本 | 2R 4:25 |
2022/11/05 | UFC Fight Night | ネイト・マネス | ○ | 一本(ギロチン) | 1R 2:11 |
2022/03/05 | UFC 272 | ティム・エリオット | × | 判定 | 3R 5:00 |
堀口恭司との対戦情報(11/22 カタール)

- 対戦:タギル・ウランベコフ vs 堀口恭司(フライ級)
- 開催:2025年11月22日(土)/Ali Bin Hamad Al Attiyah Arena(予定)
- 注目点:堀口の距離管理と打撃の出入りに対し、ウランベコフは壁レス主導で崩せるか。ウランべコフにとっては序盤のテイクダウンディフェンス成功率が勝敗の分岐になりやすいです。
まとめ
ウランベコフは、壁を使った制圧→トップでの時間管理→首の脅威で試合をコントロールする“崩し特化型”です。
派手さより確率の高い手順を積み重ねるため、接戦でも着実にポイントを拾えるのが最大の強み。
11/22の堀口戦は、打撃の機動力 vs 組みの制圧力という典型的なスタイル対抗として必見です。

スポーツオヤジ
格闘技ファン必見、堀口恭司のUFC復帰戦の相手です。
前回は堀口恭司選手の怪我で流れましたが、今回こそ実現してほしいですね。
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