・「中谷潤人の相手は弱いの?」という声の真偽を知りたい。
・誰を倒してきたのか、相手の名前と肩書きを知りたい。
・今後(井上尚哉とのビッグマッチ観測を含む)を見るための判断材料がほしい。

この記事を読むことで、実際に倒してきた相手を知ることができます。読むだけで「相手が弱い論」に自分なりの答えが出せます。
中谷潤人とは

・三重県出身のサウスポー。プロ無敗。31戦31勝24KO。
・フライ級→スーパーフライ級→バンタム級の三階級制覇。
・長いリーチのジャブ、角度のある左ストレート、効く左ボディが武器。
・序盤は距離を取り、中盤以降でダメージを重ね、しっかり仕留めるタイプです。
中谷潤人の相手は弱いのか?
結論:弱いとは言えません。王者・元王者・上位ランカーが多く、内容も完勝が目立ちます。階級ごとに主な勝利を並べます。
▼バンタム級(118ポンド)
・アレハンドロ(アレサンドロ)・サンティアゴ
…現役WBC世界王者を6回TKOで撃破。王者を倒して三階級制覇。
・ヴィンセント・アストロラビオ
…強打の上位ランカーを初回KO。パンチャー相手にも主導権を渡さず。
・ペッチ・ソー・チットパッタナ
…WBC挑戦経験ありの長身サウスポーを6回TKO。得意距離を封じました。
・ダビド・クエジャル・コントレラス
…無敗級の強打者を3回KO。フィジカルでも押し切れることを証明。
・西田凌佑
…当時のIBF世界王者を6回終了TKOで撃破。王者同士の統一戦に勝利。
▼スーパーフライ級(115ポンド)
・アンドリュー・モロニー
…元WBA世界王者を最終回のワンパンチでKO。世界的に話題になった一撃。
・アルヒ(アルヒー)・コルテス
…技巧派ランカーに判定勝ち。高度な技術戦でも上回りました。
▼フライ級(112ポンド)
・ギメル・マグラモ
…世界タイトル決定戦の相手(挑戦圏の実力者)を8回TKOで撃破。初タイトル獲得。
・アンヘル・アコスタ
…元WBO世界Lフライ級王者にTKO勝ち。実績者にも通用する力を証明。
・山内涼太
…国内トップの世界ランカーを力で粉砕。世界戦線への勢いを作った試合。
なぜ「相手が弱い」と見えやすいのか
1.ワンサイドに見えやすいから
中谷選手は距離とテンポの管理が上手いです。被弾を抑え、ダメージをコツコツ重ねます。そのため、相手が弱く見えることがあります。
2.スタイル相性の問題
長身サウスポーが苦手な相手は入り口で削られます。相性が良いと実力以上の差に見えます。
3.マッチメイクの事情
指名試合や統一戦は選択肢が限られます。肩書きやランキングも合わせて見ると、「弱い相手ばかり」とは言えません。
まとめ
・サンティアゴ、アストロラビオ、ペッチ・ソー・チットパッタナ、クエジャル、西田凌佑、モロニー、コルテス、マグラモ、アコスタ、山内涼太――名前で並べても一線級が多いです。
・試合が一方的に見えるのは、中谷選手の完成度と相性の良さが原因のことが多いです。
・王者や上位ランカーを倒し、統一戦にも勝っています。評価は「精鋭相手に勝ち続ける王者」が妥当です。
・年末の無敗強打者との一戦(その先の井上尚哉戦が語られる流れ)も含め、今後の試合から目が離せません。
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