- アイビーSで見せた実力が本物か知りたい
- 距離適性や皐月賞・ダービーで通用するか知りたい
- 同世代の立ち位置と今後のローテを知りたい

この記事を読むことで、アイビーSの勝ち方から能力の強み・課題、血統面の裏付け、想定ローテまでを整理し、アンドゥーリルの最新評価が分かります。
【基本情報と戦績サマリー】

アンドゥーリルは牡2・青鹿毛、栗東・中内田充正厩舎、馬主 社台レースホース。
父サートゥルナーリア、母アンドラステ(母父オルフェーヴル)という良血です(2023年2月6日生、白老ファーム生産)。
通算は3戦2勝。新馬2着→中京の未勝利(芝1600m)1着→東京・アイビーS(芝1800m)1着と、着実に階段を上っています。
【アイビーSの勝ち方と評価ポイント】
結果と数字
1番人気に支持され、道中は2番手で折り合い、直線は手応えよく抜け出して1分46秒8(良)。
上がり33秒6、通過順2-2-2。単勝2.3倍。馬体重462kg(+8)。
鞍上は川田将雅。
レース内容の質
少頭数でスローになりやすい東京1800mで、先行→抜け出しの王道パターンを余裕残しで実行。
直線での手前替えからの加速がスムーズで、末脚の質は上位。さらに先行して勝ち切る再現性を示した点はクラシックを見据えて大きな収穫です。
「能力は高い、精神面が伴えばさらに上へ」という示唆どおり、伸びしろも十分とみます。
【能力チャート(暫定)】
※S>A>B>C(10/18時点)
・瞬発力(トップスピード):A
・操作性(折り合い・位置取り自由度):A
・精神面(幼さ・集中力):B(上積み待ち)
・距離適性(1600〜2400):A(現状は1600〜2000が本線)
・成長力(春までの伸びしろ):A
【血統と適性の裏付け】
サートゥルナーリア産駒らしい中距離での底力と、母アンドラステ由来のキレ×持続のバランスが秀逸。
東京・中山の中距離G1適性を強く示し、ダービー路線まで視野に入る構成です。
配合面からも春の王道路線向きと言えます。
【同世代の中での立ち位置】
素質馬が集う試金石アイビーSを完勝。
相手も将来性の高いラインナップで、その中で能力の違いを見せた事実はポジティブ。
次走以降、多頭数・厳しい流れで同様のパフォーマンスを再現できれば、世代上位グループ入りが濃厚です。
【想定ローテと注目点】
現時点で次走未定(10/18時点)。王道は
・東京スポーツ杯2歳S(G2)で東京適性の再確認
・ホープフルS(G1・中山2000m)でクラシック距離への対応をテスト
いずれの選択でも、多頭数・ペース変化・馬群の捌きが次のチェックポイント。
ここをクリアできれば、クラシック本番でも評価は一段引き上げられます。
【総合評価(10/18版)】
・現時点評価:A
・クラシック候補度:A(上昇余地込み)
・ポイント要約
— 東京1800mでの完成度(先行→抜け出し)が高い
— 上がり性能は世代上位級、切れと持続のバランス良好
— 課題は幼さの解消と厳流ペースでの再現性
【まとめ】
アイビーSの内容は、良血×素質×操縦性の三拍子。
次走で多頭数や厳しい展開に適応できれば、皐月賞・ダービーに向けて主役候補へ一気に浮上する可能性があります。
現時点総合評価はA。
精神面の成長が伴ってくれば、S評価到達も視野です。
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