【巨人 コーチ 入れ替え 2026】ヘッド不在の三部門チーフ制へ全面刷新 大田泰示や西村健太朗が就任 会田有志が三軍監督に復帰

発表のポイント

2025年10月29日発表の来季体制では、ヘッドコーチと総合コーチを置かず、オフェンス ディフェンス バッテリーの三部門でチーフが全軍を横断して統括します。

二軍監督は未定のままですが、三軍監督に会田有志が復帰し、ファームの要となる配置が整いました。

部門ごとに一軍 二軍 三軍のコーチが定期的に情報共有を行い、指導方針と育成状況を年を通して一本化します。

三部門チーフ制とは

・オフェンス

　打撃と攻撃の戦術を担当します。配球傾向の分析、作戦立案、個々の打撃課題の改善までをカバーします。

・ディフェンス

　守備と走塁の技術や意思決定を担当します。内外野の連係、走塁判断、状況対応を磨きます。

・バッテリー

　投手と捕手を一体で見ます。登板計画、配球設計、捕手のリード、投手の強化メニューを統合します。

三部門のチーフが軸となり、下位軍の課題と上位軍の戦術を往復させることで、昇格後のギャップを小さくします。

一軍のコーチ編成 2026

・監督　阿部慎之助

・オフェンス　オフェンスチーフ 橋上秀樹／打撃 ゼラス・ウィーラー

・ディフェンス　ディフェンスチーフ 川相昌弘／内野守備走塁 吉川大幾／外野守備走塁 亀井善行

・バッテリー　バッテリーチーフ 村田善則／バッテリー 實松一成

・投手　投手チーフ 杉内俊哉／投手 内海哲也

二軍のコーチ編成 2026

・監督　未定

・オフェンス　オフェンス 金城龍彦／打撃 大田泰示

・ディフェンス　内野守備走塁 脇谷亮太／外野守備走塁 鈴木尚広

・バッテリー　投手チーフ 山口鉄也／投手 大竹寛

三軍と巡回担当 2026

・三軍監督　会田有志

・三軍オフェンス　橋本到

・三軍ディフェンス　内野守備走塁 若林晃弘／外野守備走塁 立岡宗一郎

・三軍バッテリー　投手チーフ 野上亮磨／投手 西村健太朗

・軍未定　バッテリー 市川友也

・巡回　打撃 矢野謙次／投手 久保康生

入れ替えの背景と時系列

・10月14日　二岡智宏ヘッド兼打撃チーフコーチと駒田徳広三軍監督の退任が判明。

・10月28日　桑田真澄二軍監督と加藤健二軍バッテリーコーチの退団を球団が発表。

・10月29日　来季の新コーチングスタッフを公表。ヘッド不在の三部門チーフ制を導入し、会田有志が三軍監督に復帰。大田泰示 若林晃弘 西村健太朗がファームに加わりました。

この流れで、育成とトップの戦術をつなぐ人員と仕組みがそろいました。

新体制のねらいと期待点

・方針の一本化

　部門ごとの会議と情報集約で、打撃 守備走塁 バッテリーの評価軸が通期でそろいます。

・昇格後の即戦力化

　同じ言葉と同じ指標で教えるため、上げ下げ直後でも迷いが減ります。

・ファームの厚み

　大田 若林 西村らの実戦知と、会田によるマネジメントで、下から押し上げる循環を作ります。

まとめ

2026年の巨人は、役職名の入れ替えにとどまらず、チーム運営の考え方を更新しました。

三部門チーフ制で指導の段差をならし、ファームの育成と一軍の勝ち方を一本線で結ぶことが狙いです。

二軍監督の発表を待ちながら、開幕へ向けた細部の最適化が進んでいきます。