・第102回箱根駅伝2026で駒澤大学がいつ走るのか、日程やコースを一度で確認したい
・駒澤大学の現在の力や仕上がり具合を、前回の箱根と2025年シーズンの駅伝結果から整理して把握したい
・テレビ放送やネット配信の見方、当日のチェックポイントや注目選手を事前に押さえておきたい

この記事を読むことで、第102回箱根駅伝2026の日程やコースの基本情報、前回大会(第101回)の駒澤大学の走り、2025年シーズンの駅伝結果、注目選手と勝ち筋を一つにまとめて確認できます。
基本情報(第102回 箱根駅伝 2026)
第102回箱根駅伝は、2026年1月2日(往路)と1月3日(復路)に開催されます。
コースは例年通り、東京・大手町から神奈川・箱根町芦ノ湖までの往復。全10区、合計217.1kmの長丁場です。
往路・復路の区間構成は次の通りです。
・往路
1区 大手町〜鶴見 21.3km
2区 鶴見〜戸塚 23.1km
3区 戸塚〜平塚 21.4km
4区 平塚〜小田原 20.9km
5区 小田原〜箱根町芦ノ湖 20.8km(山上り)
・復路
6区 箱根町芦ノ湖〜小田原 20.8km(山下り)
7区 小田原〜平塚 21.3km
8区 平塚〜戸塚 21.4km
9区 戸塚〜鶴見 23.1km
10区 鶴見〜大手町 23.0km
放送は日本テレビ系列での生中継に加えて、TVerなどのネット配信やラジオ中継も予定されています。地上波は両日とも朝7時頃から関連番組を含めて長時間の生中継、TVerでは同時配信が行われる見込みで、家でも外出先でも視聴しやすい環境が整っています。
駒澤大学は、第101回大会で総合2位に入り、シード権を獲得しています。その結果、第102回大会には予選会を経ずに本戦から出場します。
駒澤大学の前回大会ハイライト(第101回 2025)
第101回箱根駅伝で、駒澤大学は総合2位(10時間44分07秒)という結果を残しました。優勝した青山学院大学には及ばなかったものの、復路では大会新記録を樹立し、「復路の駒澤」の強さをあらためて示すレースになりました。
往路は5時間23分17秒で4位。
1区帰山侑大選手が区間2位の好スタートを切り、2区篠原倖太朗選手、3区桑田駿介選手、4区谷中晴選手が上位争いを維持しながらタスキをつなぎました。5区山川拓馬選手の山上りも大崩れなくまとめ、首位を追う位置で芦ノ湖に到達しました。
復路は5時間20分50秒で優勝。これは復路の大会新記録です。
6区伊藤蒼唯選手が下りを攻めて区間上位の走りを見せ、7区ではエースの佐藤圭汰選手が1時間00分43秒の区間新記録という圧巻の走りで猛追。8区安原海晴選手、9区村上響選手、10区小山翔也選手も高いレベルでまとめあげ、総合優勝こそ逃したものの、「復路新記録での準優勝」という強烈なインパクトを残しました。
「往路でやや離され、復路で怒涛の追い上げ」という展開から見えるのは、
・上位と互角に戦えるスピード
・下級生を含めた層の厚さ
・復路に強いランナーがそろっていること
こうした特徴が、第102回大会に向けた駒澤大学の大きな武器になっています。
2025シーズンの前哨戦(出雲・全日本)
駒澤大学の2025年シーズンは、出雲・全日本という二つの主要駅伝で、課題と収穫の両方がはっきり表れたシーズンでした。
出雲駅伝2025
第37回出雲全日本大学選抜駅伝では、駒澤大学は総合5位(2時間10分27秒)でした。
区間オーダーは
1区 谷中晴
2区 帰山侑大
3区 桑田駿介
4区 伊藤蒼唯
5区 菅谷希弥
6区 山川拓馬
という布陣。1区谷中選手、2区帰山選手と序盤は2位通過でレースを進めましたが、中盤以降にやや順位を落とし、最終的には5位でのフィニッシュとなりました。
優勝争いに最後まで絡み切れなかった一方で、主力級がそろって出走し、「三大駅伝を戦うメンバー構成」と「序盤のスピード」はしっかり確認できたレースでもありました。
全日本大学駅伝2025
11月の第57回全日本大学駅伝では、駒澤大学が大きく巻き返します。
名古屋・熱田神宮から伊勢神宮までの8区間106.8kmを、5時間06分53秒で走破し、2年ぶり17回目の優勝を飾りました。学生三大駅伝通算30勝目という節目の勝利でもあります。
区間オーダーは、
1区 小山翔也
2区 谷中晴
3区 帰山侑大
4区 安原海晴
5区 伊藤蒼唯(区間賞・区間新記録)
6区 村上響
7区 佐藤圭汰
8区 山川拓馬
という布陣でした。5区伊藤選手が区間新記録の快走を見せ、中盤で一気に流れを引き寄せると、その後も大きなブレーキなく走り切り、出雲での課題を短期間で修正した形になりました。
出雲5位から全日本優勝への流れは、
・主力の状態が上がってきていること
・「エース頼み」ではなくチーム全体の総合力が戻ってきていること
を示しており、箱根2026に向けて非常にポジティブな材料と言えます。
注目選手
ここからは、第102回箱根駅伝2026で活躍が期待される駒澤大学の注目選手を紹介します。
※学年や起用区間は2025年シーズンの実績をもとにした想定です。
佐藤圭汰
第101回箱根駅伝7区で1時間00分43秒の区間新記録を出したチームの絶対的エースです。
故障明けながら復路で圧巻の走りを披露し、青山学院大学を猛追しました。全日本大学駅伝でも7区を任され、重要な場面でしっかり仕事を果たしています。
花の2区や復路の7区など、どの区間を走ってもレースの流れを左右する存在であり、駒澤大学の優勝シナリオを描くうえで欠かせないキーマンです。
山川拓馬
山のスペシャリストとして知られ、第100回・101回箱根で5区を経験している主力選手です。
第101回では山上りを大きく崩さずにまとめ、復路への流れをつなぎました。全日本大学駅伝ではアンカー8区も務めており、長い距離での粘りと勝負強さが持ち味です。
2026年大会でも、5区山上りまたは復路の要所で起用される可能性が高く、「キャプテンシー」と「安定感」の両面でチームを引っ張る存在と言えます。
伊藤蒼唯
第101回箱根駅伝では6区で好走し、復路新記録の流れを作りました。
さらに全日本大学駅伝では5区を担当し、区間賞・区間新記録の快走で優勝に大きく貢献した選手です。
上りも下りも対応できるオールラウンダーとして評価が高く、箱根2026でも平地のエース区間や山下り6区など、さまざまな起用が考えられる“万能型”のキーマンです。
帰山侑大
第101回箱根駅伝1区で区間2位の好スタートを切った実力者です。
出雲では2区、全日本では3区と、レース序盤の重要区間を任されることが多く、スピードと安定感を兼ね備えたタイプと言えます。
箱根2026でも1区や3区といった「流れを作る区間」の有力候補であり、上位でタスキを渡せるかどうかがチーム全体の展開に直結します。
谷中晴
出雲2025で1区、全日本で2区を担ったスピードランナーです。
ハイペースの中でも落ち着いてレースを進められるタイプで、箱根では1区〜3区のいずれにも起用できる貴重な存在です。
安原海晴
第101回箱根駅伝8区で駒澤歴代1位の好タイムを記録し、復路新記録の立役者となった選手です。
全日本でも4区をそつなくまとめており、風の影響を受けやすい湘南の区間でも安定して力を発揮できる点が強みです。
小山翔也・村上響・桑田駿介・菅谷希弥 など
全日本で1区を務めた小山翔也選手、6区を走った村上響選手、出雲や箱根で主要区間を経験している桑田駿介選手や菅谷希弥選手など、名前を挙げきれないほど実力者がそろっています。
「誰がどの区間に入っても戦える層の厚さ」こそが、現在の駒澤大学の最大の強みと言えます。
駒澤大学の勝ち筋 2026
ここからは、駒澤大学が第102回箱根駅伝2026で総合優勝をつかみに行くための「勝ち筋」を整理していきます。
往路で大きく離されないレース展開
第101回大会では往路4位で首位とやや差が開き、その分だけ復路で追いかける展開になりました。
2026年大会で優勝を狙うためには、
・1区〜3区で先頭集団から大きく離れないこと
・4区で我慢の走りをしつつ、5区山上りへつなぐこと
が大きなポイントになります。
特に、帰山選手や谷中選手、桑田選手らスピード自慢のランナーを1〜3区にどう配置するかが、「往路の流れ」を決めるカギになりそうです。
山上り・山下りで「マイナスをゼロに近づける」
5区と6区は、毎年のようにレース展開が大きく変わる難所です。
駒澤大学には山川選手という経験豊富な山上りのスペシャリストがいるため、ここを「崩さない山」にできるかが重要です。
また、6区では伊藤選手など下りの適性があるランナーを起用できれば、他校よりもプラスのタイム差を稼ぐチャンスがあります。
理想は、
・5区で大きくは負けない山上り
・6区で一気に流れを引き寄せる山下り
この「山のセット」で、青山学院大学や中央大学、國學院大學などのライバル校に対してリードを広げたいところです。
復路の「破壊力」をもう一度発揮する
101回大会で見せた「復路新記録での優勝」は、駒澤大学の強さを象徴する結果でした。
2026年大会でも、
・7区に佐藤圭汰選手
・8区に安原海晴選手
・9区に村上響選手
・10区に小山翔也選手
といった形で、復路にエース級を揃えることができれば、たとえ往路や山で多少遅れても、十分に逆転のチャンスがあります。
大切なのは「どの区間にも大きな穴を作らないこと」と「勝負どころでしっかりプラスを取ること」です。
・序盤で先頭集団に踏みとどまる
・山で崩れない
・復路で一気にギアを上げる
この3つがかみ合ったとき、駒澤大学の総合優勝が現実味を帯びてきます。
よくある質問
Q どこでレースを見られますか?
A 日本テレビ系列で、往路・復路ともに朝7時頃からフィニッシュまで生中継される予定です。
TVerなどの配信サービスでも同内容がライブ配信される見込みで、スマホやタブレットからも視聴できます。詳しい放送時間や配信ページは、大会が近づいたら箱根駅伝公式サイトや日本テレビの公式ページで確認すると安心です。
Q 駒澤大学のエントリーメンバーや区間オーダーはいつ分かりますか?
A 出場校のチームエントリー(登録メンバー)は、例年12月上旬〜中旬ごろに大会公式から公表されます。区間オーダーはレース直前の監督会見や前日会見で発表されることが多く、ニュースサイトや大学の公式サイト、陸上競技専門メディアなどでチェックできます。
Q 駒澤大学を見るときのチェックポイントは?
A 往路では「1区〜3区で先頭集団からどれだけ離れずに走れるか」、復路では「7区〜10区にエース級を並べ、どこまで追い上げられるか」が大きなポイントです。
タスキリレーのたびに、
・駒澤大学の順位
・トップとの差
・佐藤選手、伊藤選手、山川選手、帰山選手、谷中選手といった主力がどの区間を走っているか
を意識して見ると、レース全体の流れがつかみやすくなります。
Q 箱根当日に備えて、どんな情報をチェックしておくと良いですか?
A 出雲駅伝・全日本大学駅伝の結果とメンバー構成、駒澤大学陸上競技部の公式サイトで発信されるコメントやニュース、そして区間オーダーの発表を押さえておくと、当日の箱根駅伝が何倍も楽しめます。
「紫のタスキ」が箱根路でどんなドラマを見せてくれるのか。
第102回箱根駅伝2026では、駒澤大学が再び優勝争いの中心に立つ可能性が十分にあります。
事前にチームの現状や注目選手を押さえて、正月の本番を楽しみに待ちましょう。




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