- ロボット審判って本当に正しく判定できるの?
- 試合の面白さは変わらないの?
- いつから導入されるの?

この記事を読むことで、ロボット審判の仕組みやデメリットを知ることができます。
さらに、MLBの最新動向やNPBでの導入の可能性についても理解できます。
ロボット審判とは?

ロボット審判とは、投球のボールやストライクをカメラやセンサーで計測して判定する仕組みです。
MLBでは、球審が判定を出した後に投手や捕手、打者がチャレンジを申告して確認できる方式を導入します。
完全にシステムが全投球を判定する方式もあり、韓国プロ野球などではすでに導入されています。
デメリット10選
1 試合の流れが止まりやすいです。チャレンジで短時間止まることが積み重なるとリズムが崩れます。
2 捕手のフレーミング技術の価値が下がります。巧みな見せ方が評価されにくくなります。
3 見た目と判定がずれることがあります。土手前に落ちたカーブでもストライクになる場合があります。
4 打者の姿勢に追いつけないことがあります。かがんだ打者などは違和感を覚えやすいです。
5 チャレンジの申告でチームの判断が難しくなります。使い方次第で内部のストレスになります。
6 設備トラブルのリスクがあります。カメラや通信が止まれば試合に大きな影響が出ます。
7 投打のバランスが変わる可能性があります。四球や三振の割合が動くと戦術の再考が必要です。
8 抗議や駆け引きが減ります。観客にとっての“見せ場”が少なくなることもあります。
9 コストがかかります。カメラや通信設備の維持管理に多くの投資が必要です。
10 ゾーンの調整が続きます。導入後も不満やデータに合わせて修正する手間がかかります。
MLBが来年度から導入?
MLBは2026年シーズンからチャレンジ方式のロボット審判を正式導入します。
各チームは試合ごとに二回のチャレンジが可能で、延長戦では追加されます。
チャレンジできるのは投手、捕手、打者のみで、帽子やヘルメットに触る合図をします。
春季キャンプやオールスターでの試験では、覆る判定も多く、処理にかかる時間は十数秒程度でした。
完全自動ではなく、人間の審判と共存する形になります。
NPBは?
NPBでは現時点で導入は決まっていません。
国内の独立リーグや一部の大会で試行例はありますが、公式戦にはまだ導入されていません。
韓国プロ野球ではフル導入の翌年にゾーンを調整するなど、導入後の改善が必要になっています。
NPBで導入する場合も、コストや設備投資、ゾーン設定など多くの課題を解決する必要があります。

DH制、クライマックスシリーズ等、NPBは多くのことをMLBを模倣してきました。
個人的にはロボット審判の導入も時間の問題かと思います。
その際は是非、日本メーカーの技術を採用してほしい!笑
まとめ
ロボット審判は、判定の公平性を高める一方で、試合テンポや選手評価、観戦体験に課題があります。
MLBは2026年からチャレンジ方式で導入し、技術と人間の両立を図ります。
NPBではまだ未定ですが、導入するには多くの準備と調整が欠かせません。
今後は「正確さ」と「野球の面白さ」をどう両立するかが大きな焦点となります。
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