長嶋茂雄 お別れの会 関係者コメント一覧 王貞治や松井秀喜 大谷翔平やイチローの言葉から見えるミスターの存在

・長嶋茂雄さんに、どんな人たちがどんな言葉を贈ったのか一目で知りたい

・テレビやネットで見たコメントを整理して、あとから見返せるようにしておきたい

・子どもや家族に、言葉を通して長嶋さんがどれほど大きな存在だったかを伝えたい

この記事を読むことで、東京ドームで行われたお別れの会でのコメントを中心に、訃報後に寄せられた主な関係者の言葉を、立場ごとに整理して確認できます。

長嶋茂雄 お別れの会とコメント一覧の見方

お別れの会は、2025年11月21日に東京ドームで開かれました。球界関係者だけでなく、他競技のアスリートや政界、文化人も参列し、ミスターの人生をたたえました。

この記事では、次の三つのグループに分けてコメントを整理します。

ONコンビや愛弟子など、巨人と深いつながりのある人たちの言葉

日本代表やライバル球団として対峙してきた指導者やOBの言葉

現役選手や他競技、政界など「次の世代」からの言葉

すべてのコメントを網羅しているわけではありませんが、公式発表や報道で確認できる代表的なものだけを選び、要点が分かる形でまとめています。

王貞治 ONの盟友が語る ミスターは「太陽のような人」

お別れの会の関係者の部で、最初にお別れの言葉を述べた一人がソフトバンク球団会長の王貞治さんでした。

主なポイントは次の通りです。

・現役時代、16年間そばでプレーしたことについて「私ほど幸せな男はいない」と振り返った

・長嶋さんを「太陽のような人」と表現し、明るさとサービス精神の大きさに触れた

・表舞台の華やかさだけでなく、陰で積み重ねてきた努力を間近で見てきたことを強調した

・締めくくりに「長嶋茂雄さんは永久です」と呼びかけ、心の中で生き続ける存在だと語った

ONコンビとしての思い出話だけでなく、「ファンがどう喜ぶかを一番に考えていた」という視点が何度も出てきたのが印象的です。

松井秀喜 愛弟子が語る 「偉大な光で照らし続けてください」

元巨人の四番で、長嶋さんの「教え子」として知られる松井秀喜さんも、お別れの会でお別れの言葉を読み上げました。

コメントの大きな流れは、次のように整理できます。

・ドラフト会議で巨人に導いてくれたことへの感謝

・入団後、徹底したマンツーマン指導で鍛えてくれた日々の思い出

・「胸を張って自分の師は長嶋茂雄だと言える」と、師弟関係の誇りを語った

・最後に「長嶋茂雄しか持っていない偉大な光で、日本の野球の未来を照らし続けてください」と呼びかけた

葬儀の場では気持ちに区切りをつけられなかったと打ち明けたうえで、「今日は自分の中で区切りをつけるために、きちんと感謝を言葉にする」と語っているのが印象的です。

原辰徳 巨人監督として受け継いだミスターの教え

巨人の前監督であり、現役時代から長嶋さんのもとでプレーしてきた原辰徳さんは、6月の通夜で弔辞を担当しました。

・若い頃から「長嶋さんの背中を誰よりも長く見つめてきた」と語り、選手としても指導者としてもお手本だったことを強調

・コーチとしてそばに立ち続けた3年間で、采配や勝負勘だけでなく「ファンにどう喜んでもらうか」を教わったと振り返った

・巨人監督就任を打診された時、手を握られた瞬間の「手の熱さ」を忘れられないと明かした

原さんのコメントには、監督としての帝王学を直接受け継いだ立場ならではの具体的なエピソードが多く、ミスターが「監督を育てる監督」でもあったことが伝わってきます。

栗山英樹や宮本慎也 指導者目線で語るミスターの影響

日本ハムの栗山英樹CBOや、アテネ五輪でキャプテンを務めた宮本慎也さんも、訃報のあとにコメントを発表しています。

栗山英樹さんの要点

・現役時代に声をかけられ「いい選手になれる素質があるから頑張りなさい」と言われたことが忘れられない

・引退後に「指導者としての勉強をしないか」と言われ、監督業への意識が変わるきっかけになったと振り返った

宮本慎也さんの要点

・アテネ五輪代表のキャプテンに指名されたことを「当時はプレッシャーだったが、今では自分の財産」と表現

・大会本番では一緒に戦えなかったものの、代表の舞台で長嶋監督と準備を進めた時間が大きな経験になったと語った

指導者やキャプテンとしてチームを率いてきた二人のコメントからは、「選手としての技術」だけでなく、「人を育てる視点」を長嶋さんから学んだことが伝わります。

山本浩二 掛布雅之 ライバルとして憧れたミスター

セ・リーグでしのぎを削ってきたライバル球団のOBも、長嶋さんの訃報に言葉を寄せています。

山本浩二さん

・訃報に触れ「もう何と言えばいいのか、言葉が出てこない」と沈痛な思いを語った

・現役時代を振り返り、「ずっとミスターのランクにいきたい思いがあった」と、打撃フォームや間の取り方への憧れを明かした

掛布雅之さん

・過去に長嶋さんから「掛布ファンだ」と言われ、思わず涙を流したというエピソードを紹介

・不調の時期に電話越しで励まされた経験を語り、敵味方を超えた大きな存在だったと振り返った

阪神や広島のレジェンドたちが、ライバル心よりも「憧れ」や「尊敬」の言葉を口にしている点も、ミスターの大きさを物語っています。

菅野智之や大谷翔平 現役世代と他競技からのメッセージ

現在メジャーリーグで投げる菅野智之投手は、訃報に接した時の心境を「言葉にならない」と表現しています。

・子どもの頃からジャイアンツの象徴として見てきたこと

・「日本のプロ野球のシンボル」だと感じていたこと

・日本の野球が発展したのは長嶋さんの存在が大きかった、といった趣旨のコメントを残しています

また、お別れの会に合わせて、他競技からも多くのメッセージが寄せられました。

・大谷翔平選手は、初めて対面した時の印象を「お姿に後光が差しているように感じた」と振り返り、その衝撃を今でも覚えているとコメント

・イチローさんは「どんな時代が訪れようとも、功績をつないでいく」といった内容で、野球界全体が受け継ぐべき存在だと表現

・北島康介さんら他競技のアスリートも、プロスポーツに憧れるきっかけになったと語っています

さらに、高市早苗首相が「甚大な功績は永久に不滅」と追悼メッセージを出すなど、国のトップからも敬意が示されました。

関係者のコメントから見える 長嶋茂雄という「象徴」

これらのコメントを並べてみると、立場の違う人たちが、似た言葉を口にしていることに気づきます。

・太陽のように明るく、人を惹きつける存在

・ファンの喜びを何より大切にするプロ野球人

・選手や指導者の背中を押し、次の世代を育てる人

王さんや松井さんのように人生をともに歩んだ人も、対戦相手だったOBも、テレビで見て育った現役世代も、みんなが「自分の人生に影響を与えてくれた」と語っています。

ニュースで流れた一つひとつの言葉を整理して振り返ると、ミスターが「成績」や「記録」だけでは測れない、日本のスポーツ文化そのものの象徴だったことが、あらためて伝わってきます。

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