- 「どのチームがポストシーズンに進んだのかを知りたい」
- 「各チームの強みや注目選手をまとめて知りたい」
- 「これからの勝ち上がり予想を見ながら観戦をもっと楽しみたい」

この記事を読むことで、出場が決まったチームの特徴や主力選手、監督の戦い方を一気に把握できます。
さらに今後の展望も整理しているので、試合を観るときの理解がぐっと深まります。

ポストシーズンとは
MLBのポストシーズンとは、レギュラーシーズン終了後に行われる優勝決定トーナメントのことです。
ア・リーグとナ・リーグに分かれて、それぞれの地区優勝チームとワイルドカードで勝ち上がったチームが出場します。
勝ち抜いたチーム同士が「ワールドシリーズ」で対戦し、シーズンの真の王者が決まります。
進出決定チーム分析
ア・リーグ(AL)
トロント・ブルージェイズ(AL東優勝・第1シード)
・成績:94勝68敗
・主力(打者):ウラジミール・ゲレーロJr.、ダルトン・バーショ、ジョージ・スプリンガー
・主力(投手):先発陣(コンディション次第)
・監督:ジョン・シュナイダー
・評価:打撃A-/先発B/救援B+/守備走塁B/総合B+
・寸評:外野守備と一発の破壊力で接戦に強いです。先発の枚数と健康状態が勝負どころ。
ニューヨーク・ヤンキース
・成績:94勝68敗
・主力(打者):アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン、コディ・ベリンジャー
・主力(投手):カルロス・ロドン、救援陣
・監督:アーロン・ブーン
・評価:打撃A+/先発A-/救援B+/守備走塁B+/総合A
・寸評:長打と四球で主導権を握る“圧”が武器。救援の継投がハマると一気にシリーズを引き寄せます。
ボストン・レッドソックス
・成績:89勝73敗
・主力(打者):セデーヌ・ラファエラ、ヨシダ・マサタカ、ラファエル・デバース
・主力(投手):先発の粘投、救援はパワー型中心
・監督:アレックス・コーラ
・評価:打撃A-/先発B/救援B+/守備走塁B/総合B+
・寸評:下位からでも畳みかけられる粘り強い打線が持ち味。守備と先発の立ち上がりをクリアできれば、短期決戦の怖さは十分です。
クリーブランド・ガーディアンズ(AL中地区優勝)
・成績:88勝74敗
・主力(打者):ホセ・ラミレス、アンドレス・ヒメネス、若手外野陣
・主力(投手):先発の球威型、救援の粘り
・監督:スティーブン・ボート
・評価:打撃B+/先発A-/救援A-/守備走塁B+/総合A-
・寸評:接戦の締め方に強みがあり、終盤の一押しで勝ちを拾えます。四球と進塁打で“1点を取り切る”野球がハマると上振れます。
デトロイト・タイガース
・成績:87勝75敗
・主力(打者):ライリー・グリーン、スパンサー・トルケルソン、ウェンセル・ペレス
・主力(投手):先発エース格、救援は終盤の勝ちパが鍵
・監督:A.J.ヒンチ
・評価:打撃B+/先発A-/救援B+/守備走塁B/総合A-
・寸評:投手力で試合を作って、6回以降の継投で勝ち切る形が理想です。序盤の失点を抑えればどのカードでも勝機があります。
シアトル・マリナーズ(AL西地区優勝)
・成績:90勝72敗
・主力(打者):カル・ラリー、フリオ・ロドリゲス
・主力(投手):ルイス・カスティーヨ
・監督:ダン・ウィルソン
・評価:打撃A-/先発A-/救援B+/守備走塁B+/総合A-
・寸評:先発の安定と守備でロースコアに強いです。得点の波をならせれば上位進出力は十分です。
ナ・リーグ(NL)
ミルウォーキー・ブリュワーズ(NL最優秀成績・第1シード)
・成績:97勝65敗
・主力(打者):クリスチャン・イェリッチ、ジャクソン・チュリオ
・主力(投手):フレディ・ペラルタ
・監督:パット・マーフィー
・評価:打撃A-/先発A/救援A-/守備走塁B+/総合A+
・寸評:失点最小化の完成度が高いです。1点を取り切る“小技”を絡めた戦いで真価を発揮します。
フィラデルフィア・フィリーズ(NL東地区優勝)
・成績:96勝66敗
・主力(打者):カイル・シュワーバー、ブライス・ハーパー、J.T.リアルミュート
・主力(投手):先発の球威型、救援の経験値
・監督:ロブ・トムソン
・評価:打撃A/先発A/救援B+/守備走塁B+/総合A
・寸評:序盤からの一発で主導権を握る展開が理想。継投がスムーズならリーグ優勝候補です。
ロサンゼルス・ドジャース(NL西地区優勝)
・成績:93勝69敗
・主力(打者):大谷翔平、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン
・主力(投手):山本由伸ほか
・監督:デーブ・ロバーツ
・評価:打撃A/先発A/救援B+/守備走塁B+/総合A
・寸評:上位から下位まで出塁が切れない厚みが魅力。守備配置と継投の最適化で盤石度が上がります。
シカゴ・カブス
・成績:92勝70敗
・主力(打者):セイヤ・スズキ、マイケル・ブッシュ、マット・ショウ
・主力(投手):今永昇太、タイオンほか
・監督:クレイグ・カウンセル
・評価:打撃A-/先発B+/救援B/守備走塁B/総合A-
・寸評:中軸の長打と若手の勢いが強み。救援の起用順と守備の精度が勝敗を左右します。
サンディエゴ・パドレス
・成績:90勝72敗
・主力(打者):マニー・マチャド、フェルナンド・タティスJr.、ジャクソン・メリル
・主力(投手):ディラン・シース、ダルビッシュ有
・監督:マイク・シルト
・評価:打撃B+/先発B+/救援B/守備走塵B/総合B+
・寸評:上位の破壊力と機動力で一気に試合を動かします。守備の乱れを抑えられるかがカギです。
シンシナティ・レッズ(NLワイルドカード)
・成績:83勝79敗
・主力(打者):エリー・デラクルーズ、スペンサー・スティア、TJ・フリードル
・主力(投手):若手先発の勢い、救援の終盤勝ちパ
・監督:デービッド・ベル
・評価:打撃B+/先発B/救援B/守備走塁B/総合B
・寸評:機動力と長打の“走攻”で流れをつかむタイプ。ビハインドでも一気にひっくり返す力があり、短期決戦の“不気味さ”は十分です。
対戦カード決定 2025年ポストシーズン予想

基本情報
・ワイルドカードシリーズは3戦2勝方式です。全試合が上位シードの本拠地で行われます。
・スケジュール目安
- ワイルドカード:現地9/30〜10/2
- ALDS/NLDS:現地10/4開始
- ALCS/NLCS:現地10/12〜13
- ワールドシリーズ:現地10/24開幕
ア・リーグ(AL) ワイルドカード(開催=上位シード本拠地)
(3) クリーブランド・ガーディアンズ vs (6) デトロイト・タイガース
・会場:クリーブランド
・G1:9/30(火) 6:08 PM ET(10/1(水) 7:08 AM JST)
・G2:10/1(水) 時刻未定(公式発表に準拠)
・G3:10/2(木) 1:08 PM ET(10/2(木) 2:08 AM JST)※必要時
注目ポイント
- ガーディアンズは終盤の守りが強みです。
- タイガースは先発が試合を作れれば勝機が広がります。
- 走塁と進塁打で1点を取り切る野球がカギです。
(4) ニューヨーク・ヤンキース vs (5) ボストン・レッドソックス
・会場:ニューヨーク
・G1:9/30(火) 6:08 PM ET(10/1(水) 7:08 AM JST)
・G2:10/1(水) 時刻未定(公式発表に準拠)
・G3:10/2(木) 時刻未定 ※必要時
注目ポイント
- ヤンキースは長打と四球で主導権を握りたいです。
- レッドソックスは下位からの連打で流れを作れるかが勝負です。
- 終盤の継投順が勝敗を分けます。
- レッドソックスは、吉田正尚が出場予定です。
AL 上位シードのバイ
- (1) トロント・ブルージェイズ(AL東優勝)
- (2) シアトル・マリナーズ(AL西優勝)
ナ・リーグ(NL) ワイルドカード(開催=上位シード本拠地)
(3) ロサンゼルス・ドジャース vs (6) シンシナティ・レッズ
・会場:ロサンゼルス
・G1:9/30(火) 9:08 PM ET(10/1(水) 10:08 AM JST)
・G2:10/1(水) 時刻未定(公式発表に準拠)
・G3:10/2(木) 時刻未定 ※必要時
注目ポイント
- ドジャースは出塁の厚み+守備配置で失点を減らしたいです。
- レッズは機動力と一発で流れをつかみたいです。
- 初回〜3回の先制がシリーズ全体の鍵になります。
- ドジャースは、大谷翔平・山本由伸・佐々木朗希が出場予定です。
(4) シカゴ・カブス vs (5) サンディエゴ・パドレス
・会場:シカゴ
・G1:9/30(火)(公式予定枠)
・G2:10/1(水)(公式予定枠)
・G3:10/2(木)(公式予定枠)※必要時
注目ポイント
- カブスは中軸の長打と先発の粘りが重要です。
- パドレスは上位の破壊力+機動力でビッグイニングを狙います。
- 守備のミスと四死球を減らしたチームが有利です。
- カブスは、鈴木誠也・今永昇太が出場予定です。
- パドレスはダルビッシュ勇・松井裕樹が出場予定です。
NL 上位シードのバイ
- (1) ミルウォーキー・ブリュワーズ(メジャー最高勝率)
- (2) フィラデルフィア・フィリーズ(NL東優勝)

コメント