・復帰戦の結果とKO決着の瞬間を短時間で知りたい
・井上尚弥戦から何が変わったのか要点を押さえたい
・次にどんな相手と当たりそうか見立ても知りたい

この記事を読むことで、カルデナス復帰戦の事実関係を整理でき、KOまでの流れが頭に入り、今後の見どころを自分の目線でチェックできるようになります。
【最新アップデート】
現地12月18日、米フロリダ州フォートローダーデールのWar Memorial Auditoriumで行われた試合で、ラモン・カルデナスがエリク・ロブレス・アヤラに5回1分21秒KO勝ちしました。これが井上尚弥戦以来の復帰戦でした。
【試合結果まとめ】
試合はジュニアフェザー級の10回戦として実施されました。
勝者はラモン・カルデナス。5回1分21秒KOです。
この勝利でカルデナスの戦績は27勝2敗、KOは15になりました。
敗れたロブレス・アヤラは16勝4敗、KOは10となりました。
【5回KOはどう決まったのか】
ポイントは、相手の大振りに合わせたカウンターでした。序盤は互いに様子見もありましたが、ロブレス・アヤラは大きいフックを振りながら前に出る場面が多く、カルデナスは距離を外してタイミングを探します。
流れが変わったのは3回です。カルデナスが左フックでダウンを奪い、相手の勢いをいったん止めました。そこで無理に詰め切るより、ダメージを残したまま次の一手を作ったのが上手かったです。
そして5回、ロブレス・アヤラが踏み込みながら強引に打ちに来た瞬間を読んで、カルデナスが右のオーバーハンドをドンピシャで合わせました。一発で意識を飛ばすような倒れ方で、レフェリーがすぐに試合を止めています。
【井上尚弥戦から約7か月ぶり復帰という意味】
カルデナスは2025年5月4日にラスベガスで井上尚弥と対戦し、8回TKOで敗れました。あの試合では2回にカウンターの左フックで井上からダウンを奪い、最後まで危険なパンチを持つ選手として強烈な印象を残しています。
その大舞台の敗戦から、約7か月ぶりに戻ってきたリングで、はっきりと倒し切ったことが今回の一番の価値です。復帰戦は判定でまとめる選択もありますが、カルデナスは勝ち方で存在感を取り戻しました。
【新トレーナー体制と練習環境の変化】
今回の勝利は、新トレーナーのマニー・ロブレス体制での初勝利でもあります。さらにカルデナスは中谷潤人とスパーリングを重ねてきたことも報じられており、強い相手を想定した準備を積んで復帰戦に入った形です。
もちろん、スパーだけで強くなるわけではありません。ですが、相手の粗さを待って一撃で終わらせる判断力や、危ない場面で無理に打ち合わない落ち着きは、以前より整理されて見えました。
【今後の注目ポイント】
ここから先は、次戦の相手や舞台で評価がさらに動きます。見どころは大きく3つです。
・被弾を減らしつつ、カウンターの精度を維持できるか
・前に出てくる相手だけでなく、距離を取るタイプにも同じ形が通用するか
・新体制でのスタイルが固まった時、世界戦線の上位と再び交差できるか
井上戦で名前が広がり、復帰戦で結果を出しました。ここからは相手のレベルが上がるほど、今回の勝ち方がどこまで再現できるかが焦点になりそうです。



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