・吉田ひかり選手はどんな選手なのかを、まず短時間で把握したい
・中学と高校で何を成し遂げてきたのかを、年代順にスッキリ整理したい
・NBA主催の国際大会でMVPになった背景や数字も、できるだけ具体的に知りたい

この記事では、公式大会レポートなどで確認できる事実だけを使い、吉田ひかり選手のバスケ経歴を年表感覚でまとめます。読み終えるころには、どの大会で何を残した選手なのかが一気につながります。
吉田ひかりとは 京都精華学園のガード
吉田ひかり選手は、京都精華学園高等学校の女子バスケットボール部に所属するガードです。大会登録情報では身長は161cm、2025年のウインターカップ登録では学年は2年となっています。ポジション表記は媒体によってSGやPGがありますが、試合ではボール運びとゲームメイクを担う存在として扱われる場面が多い選手です。
中学時代 ジュニアウインターカップ優勝で主将として全国制覇
中学年代では、京都精華学園中学校の主将として全国タイトルを勝ち取っています。
2024年1月の京王ジュニアウインターカップ決勝で京都精華学園中が優勝した際、吉田選手はキャプテンとして紹介されています。さらに同大会は「夏の全中に続く全国大会2冠」と報じられており、中学最高峰の舞台で結果を出したことが分かります。
高校進学後 近畿新人大会で新司令塔として注目
高校では強豪の京都精華学園で早い段階から主力として取り上げられています。
2025年2月に行われた近畿高等学校新人大会では、京都精華学園が女子で3大会連続優勝。その中で吉田選手は、チームの鍵を握る1年生ガードとして言及されました。本人の振り返りとして、相手のプレッシャーへの対応や、声かけなど課題を具体的に挙げている点も印象的です。
2025年6月 NBA主催国際大会で優勝 そして大会MVP
大きな転機として分かりやすいのが、2025年6月の国際大会です。
NBAが主催する高校生向け国際大会「NBAライジングスターズ・インビテーショナル」が、2025年6月25日から29日にシンガポールで開催され、京都精華学園が女子の部で優勝しました。決勝は109対40と大差の勝利で、チームとしても圧倒的な内容だったことが報じられています。
この大会で吉田選手は大会MVPを受賞しています。成績としては4試合平均で11.75得点、6.75アシスト、5.25リバウンドという数字が紹介されました。準決勝では12得点に加えてリバウンドとアシストも二桁に近いスタッツが報じられており、得点だけでなく展開力で勝ち筋を作ったことが読み取れます。
2025年秋 U18日清食品トップリーグでも存在感
国内のU18カテゴリーでも、実戦の中で名前が出続けています。
U18日清食品トップリーグの試合記事では、京都精華学園のガード陣の中心として、ドライブや3ポイントで流れを切る場面が描写されています。試合中に足がつるアクシデントがありながらもコートに戻り、勝ち切った展開まで書かれており、タフさも見える内容です。
プレースタイルの要点 速さと判断でゲームを動かす
記事やレポートから見える吉田選手の強みは、次の2つに集約されます。
1つ目は、テンポを上げるボールプッシュと切り替えの速さです。速攻の起点になり、相手が整う前にシュートまで持ち込みます。
2つ目は、状況判断です。インサイドの強みを生かすために、外の脅威も作りながら配球する役割が強調されています。得点とアシストが同時に伸びるタイプのガードとして評価されやすい理由がここにあります。
まとめ 吉田ひかりの経歴を一言でいうと
中学で全国2冠を主将として経験し、高校では強豪校の司令塔役として台頭。2025年6月にはNBA主催の国際大会で優勝し、MVPも獲得しました。全国と国際の両方で結果が確認できるのが、吉田ひかり選手の経歴の強さです。



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