・タラハシー世界クロカンで走るU20日本代表メンバーが誰なのかを一覧で知りたい
・いつどこで大会が行われるのか、大会の位置づけやコースの特徴を押さえておきたい
・各選手がどんなタイムで代表に選ばれたのか、選考レースの背景も含めて整理しておきたい

この記事を読めば、
タラハシー2026世界クロスカントリー選手権大会について
・大会日程や開催地などの基本情報と大会の格付け
・U20男子とU20女子日本代表十二名の所属や選考会での記録
・世界クロカンならではのレース形式と、日本チームの見どころ
を一通り把握できます。
タラハシー世界クロカン2026の概要
タラハシー世界クロスカントリー選手権は、世界陸連が主催するクロカンの世界一決定戦です。
次回大会は2026年1月10日土曜日に、アメリカのフロリダ州タラハシーで開催されます。会場はアパラチーリージョナルパークという、全米でも屈指のクロカンコースとして知られる公園です。
この大会は世界陸連のワールドランキング規則において、ダイヤモンドリーグと同じカテゴリーGWに位置づけられています。世界中からトップレベルのランナーが集まるため、トラックシーズンとはまた違った意味で、世界の強さを体感できる舞台です。
日本からはシニア男女各6名に加えて、U20種目でも男子8キロと女子6キロにそれぞれ6名ずつ、合計24名の代表選手が派遣されます。今回はその中でも、U20日本代表にフォーカスして整理していきます。
U20男子日本代表メンバー一覧
ここでは、U20男子日本代表6名を整理します。所属と、代表選考会となった京都陸協記録会5000メートルでの記録をあわせて記載しています。
・新妻遼己 西脇工業高校(兵庫)
選考会5000メートル 13分49秒59
・本田桜二郎 鳥取城北高校(鳥取)
選考会5000メートル 13分56秒87
・稲垣翔馴 洛南高校(京都)
選考会5000メートル 13分57秒82
・池谷陸斗 駒澤大学高校(東京)
選考会5000メートル 13分58秒32
・村上遵世 鳥取城北高校(鳥取)
選考会5000メートル 13分58秒87
・田村幸太 関西創価高校(大阪)
選考会5000メートル 13分59秒74
6人全員が13分台というハイレベルな争いになっており、高校世代でもトップクラスの長距離ランナーがそろったメンバー構成になっています。
U20女子日本代表メンバー一覧
続いてU20女子日本代表6名です。こちらも同じく、京都で行われた5000メートルの選考レースで好タイムをマークした選手が選ばれています。
・宇都宮桃奈 札幌山の手高校(北海道)
選考会5000メートル 15分37秒61
・細見芽生 名城大学(兵庫登録)
選考会5000メートル 15分40秒89
・川西みち 豊田自動織機(愛知)
選考会5000メートル 15分42秒59
・男乕結衣 東北高校(宮城)
選考会5000メートル 15分43秒74
・真柴愛里 長野東高校(長野)
選考会5000メートル 15分49秒95
・福山若奈 埼玉栄高校(埼玉)
選考会5000メートル 16分6秒86
女子も上位5人が15分台と、国内の高校生や大学生の中でもトップレベルの記録が並んでいます。高校生と大学生、そして実業団の選手が同じチームで戦う、バランスの良い布陣といえます。
代表選考レースの背景と記録レベル
U20日本代表は、2025年11月30日に京都市の西京極補助競技場で行われた第8回京都陸協記録会の5000メートルが主な選考レースとなりました。男女ともに、ここでの成績とシーズンを通した実績を総合的に評価して代表が決定しています。
男子では、新妻遼己が13分49秒59でトップ。高校生としても全国レベルの好記録で、2位の本田桜二郎、3位の稲垣翔馴を含めて、上位陣は13分台の僅差の争いになりました。
女子では、宇都宮桃奈が15分37秒61で1着。細見芽生、川西みち、男乕結衣なども15分台前半で続き、国内のトラックレースでも注目されるメンバーがそのまま世界クロカンのチームを形作っています。
このように、単に「若手」というだけでなく、すでに全国大会や国際大会で結果を残している選手がそろっている点が、今回のU20日本代表の特徴といえます。
世界クロカンならではのレース形式と日本チームの見どころ
世界クロカンの団体戦は、1つの国から最大6名が出場し、上位4人の順位を合計した得点で争います。タイムではなく着順の合計が勝負を分けるため、チームとしていかに固い位置でそろってゴールできるかがポイントになります。
今回のU20男子は、全員が13分台のスピードを持つメンバーなので、前半から集団でレースを進められれば、団体でも上位進出を期待できます。特に、新妻や本田のようにトラックでの実績が豊富な選手が、どこまで起伏のあるクロカンコースに対応できるかが見どころです。
U20女子は、高校生3人、大学生1人、実業団1人、高校生もう1人という構成です。世代の違うランナーが1つのチームとしてどうまとまるか、また宇都宮や細見といったエース格に続いて、どこまで集団で粘れるかが勝負のカギになってきます。
シニア代表とあわせて、日本からは24名がタラハシーに乗り込みます。現地の暑さや芝と土が混ざるクロカン特有の路面など、トラックとは違う条件にどこまで適応できるかも、今後の国際大会を見据えるうえで大切な経験になっていきます。
まとめ タラハシーでの走りに注目しよう
タラハシー世界クロカン2026は、U20世代にとって世界のスピードとタフさを肌で感じる絶好のチャンスです。
男子は13分台の5000メートルランナーが6人そろい、女子も15分台の選手たちが中心となるなど、数字だけ見ても期待したくなるメンバー構成になりました。日本チームがどんな走りを見せてくれるのか、そして誰が世界と互角に渡り合うのか。レース当日は、1人1人の名前と背景を思い浮かべながら観戦してみてください。
大会が近づいてきたら、タイムテーブルや中継情報などもチェックしながら、タラハシーでの1日を一緒に楽しみましょう。









コメント