安保瑠輝也vsグレゴリアン 関係者予想まとめ｜ONE注目カード

二人の選手紹介

安保瑠輝也とは

・兵庫県姫路市出身。184cmの長身を生かし、長いジャブと前蹴りで間合いを主導するスタイルです。侵入に合わせる右ストレートと左フックのカウンター精度が高く、外の時間を作れた時に真価を発揮します。

・勝敗の是非に関わらず“自分の色”を前面に出すタイプです。強気の言動とサービス精神で会場を温める一方、試合では冷静に距離管理を徹底する二面性があります。

・YouTubeなどの発信にも積極的で、格闘技の魅力を一般層に広げる“伝え手”としての顔も持ちます（登録者は2025年時点で60万人超）。

・K-1 WORLD GPスーパーライト級の王座を獲得。トップどころとの連戦を経て一線級としての地位を築きました。

マラット・グレゴリアンとは

・アルメニア出身／ベルギー・アントワープ所属。家族から学んだ“粘り強さ”を信条に、黙々と鍛錬を積む実直なファイターです。

・前進圧力を土台に、近中距離の左右フックとボディ、強いローで削る“分厚い”組み立てが持ち味です。被弾しても止まらないタフネスと手数で中盤以降に主導権を握る展開が得意です。

・GLORYライト級王者として戴冠し、防衛も達成。加えてK-1のワンデートーナメントを制するなど、大舞台で結果を出してきた“実績と場数”が最大の資産です。

格闘技関係者予想

マラット・グレゴリアン（本人）

　「KOで仕留める」趣旨の強気発言。前進圧力と近距離の連打に自信を見せています。

安保瑠輝也（本人）

　「完封したい」趣旨の発言。ボクシング的な差し合いで被弾を抑え、カウンターで主導権を握るプランを示唆しています。

野杁正明

　拮抗評価ながら、キック実戦のブランクや近距離の攻防を不安要素として挙げる慎重な見立て。

チャトリ・シットヨートン（ONE会長）

　安保はワイルドで破壊力、グレゴリアンは職人的でテクニカルという構図分析。噛み合わせ次第で流れが偏る可能性を示唆。

平本蓮

「安保が苦手とするタイプ」という指摘から、ややグレゴリアン有利寄りの視点。短期間でキックの“勘”をどこまで戻せるかをXファクターに挙げます。

武尊

勝敗明言は避けつつも、実力者同士の名勝負を期待するスタンス。

世論の指標（参考）

ファン投票やSNSの温度感は、グレゴリアンに票が集まりやすい傾向。圧力・耐久・手数の評価が安定している点が理由として挙がります。

まとめ

総じて、関係者の声は「グレゴリアンやや有利」。

理由は前進圧力・耐久・手数の総合力と、近距離での分厚さです。

一方で安保は、序盤にクリーンヒットやダウンを先取して圧力を鈍らせ、外の時間を長く確保できれば勝機が広がります。

鍵は「最初の一歩目」「ロー対策」「ボディの被弾管理」。