ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックが近づき「誰に注目すればいいのか整理して知りたい」と感じている方は多いと思います。
・ミラノ・コルティナ2026で日本人選手の中から誰がメダル候補なのか知りたい
・海外勢の“絶対王者”やホームイタリアのスター選手を押さえておきたい
・噂ではなく、直近のワールドカップや世界選手権の実績にもとづいた最新情報だけを確認したい

この記事では2025年11月時点で公表されている大会情報や国際大会の結果をもとに、ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックで注目したい日本人選手と海外のスター選手を競技別に整理して紹介します。
■ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックの基本情報
ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック(第25回冬季五輪)は、
2026年2月6日〜22日(日本時間では2月7日未明〜22日深夜)にかけて、イタリア北部を中心に開催される予定です。開会式はミラノのサン・シーロ(サン・シーロ・スタジアム)、閉会式はヴェローナの古代円形闘技場アレーナ・ディ・ヴェローナで行われる見込みです。
競技会場は次のようなクラスターに分かれます。
・ミラノエリア
氷上競技(フィギュアスケート・ショートトラックなど)やアイスホッケーの一部
・コルティナ・ダンペッツォエリア
アルペンスキー、ボブスレー/リュージュ/スケルトン(新設の滑走路予定)、カーリングなど
・リヴィーニョ、ヴァル・ディ・フィエンメなどの山岳エリア
スノーボード、フリースタイルスキー、クロスカントリースキー、ジャンプなど
実施種目は7競技・16種別前後、メダル数は100超(約116種目)とされ、北京2022と同規模の“最大級の冬の祭典”になります。
■日本人の注目選手(氷上編)
まずは日本のお家芸とも言えるフィギュア・スピードスケート・カーリングから、日本人の注目選手をピックアップします。
〇坂本花織(フィギュアスケート女子シングル)
・世界選手権3連覇(2022・2023・2024)を達成し、日本女子フィギュアの絶対的エースとして君臨。
・2025年6月、「ミラノ・コルティナ2026シーズンを最後に現役引退する」と表明し、集大成の五輪に挑むことを明言しています。
安定したジャンプとスケーティングに加え、表現力でも評価が高い坂本選手にとって、ミラノ・コルティナは“悲願の五輪金メダル”を狙う最後の舞台です。
〇鍵山優真(フィギュアスケート男子シングル)
・北京2022で銀メダルを獲得した後、ケガを乗り越えて2020年代半ばも世界トップ争いを継続。
・2025年NHK杯で大会3連覇を達成し、五輪シーズンに向けて調子を上げていることが報じられています。
4回転ジャンプの種類と完成度、スピード感あるスケーティングを兼ね備えた鍵山選手は、ミラノ・コルティナで男子シングル金メダル争いの中心となる存在です。
〇高木美帆(スピードスケート)
・平昌2018・北京2022で複数のメダルを獲得し、日本女子スケート界のエースとして活躍。
・1500mを中心に世界記録に迫るタイムをマークし続け、2023-24シーズンには世界選手権個人種目でもタイトルを獲得。
本人はインタビューで「ミラノ・コルティナでの金メダル」を明確な目標に掲げており、中距離種目を中心に複数メダルの可能性を秘めた日本の大黒柱です。
〇藤澤五月(カーリング女子・ロコ・ソラーレ)
・北京2022で銀メダルを獲得し、日本カーリング界の顔となったロコ・ソラーレのスキップ。
・その後の世界選手権でも安定して上位に入り続け、ショット精度とゲームメイク能力に磨きをかけています。
開催国イタリアとの“ホーム&アウェー”感ある雰囲気の中、満員のコルティナの会場で再び「もぐもぐタイム」とともに日本にメダルをもたらせるかが大きな注目です。
■日本人の注目選手(雪上編)
続いて、ジャンプ・スノーボード・フリースタイルなど雪上競技で日本のメダルが期待される選手を見ていきます。
〇小林陵侑(スキージャンプ)
・北京2022ノーマルヒル金メダル、団体を含め五輪で複数メダルを獲得した日本ジャンプ界のエース。
・2024-25シーズンのワールドカップでも優勝を重ねており、依然として世界トップクラスの飛距離と安定感を見せています。
ミラノ・コルティナでは、個人2種目(ノーマルヒル/ラージヒル)に加え団体戦でも再び表彰台争いの中心となることが有力視されています。
〇平野歩夢(スノーボード男子ハーフパイプ)
・北京2022で劇的な逆転演技を披露し、男子ハーフパイプ金メダルを獲得した“レジェンド”。
・その後も新たなトリックに挑戦し続け、2024-25季の国際大会でも表彰台を争う滑りを続けています。
若手の台頭も激しい種目ですが、経験値と“決めるべき時に決める”勝負強さは群を抜いており、ミラノ・コルティナでも優勝候補の一角となるでしょう。
〇清水沙良・小野光希(スノーボード女子ハーフパイプ)
・2025年世界選手権ハーフパイプで清水沙良が銀、小野光希が銅メダルを獲得し、日本女子の層の厚さを示しました。
絶対女王クロエ・キムに挑むポジションですが、日本勢がワンツーで表彰台を狙えるポテンシャルを持っており、ミラノ・コルティナでは“日本VSアメリカ”の構図が大きな見どころになります。
〇クロスカントリー/ノルディック複合の若手日本勢
具体的な代表枠はこれからのW杯シーズンや世界選手権の結果次第ですが、ここ数年はジュニア世代を中心に中長距離系の競技でも日本勢の台頭が見られます。五輪本番までの約1年で、ワールドカップ常連レベルまで一気に成長する選手が現れれば“サプライズメダル”が出る可能性もゼロではありません。
■開催国イタリアのスター選手
イタリア勢は“ホーム五輪”での大躍進を目標にしており、複数の競技で金メダル候補を抱えています。
〇ソフィア・ゴッジャ(アルペンスキー女子)
・平昌2018女子滑降金メダリストで、ワールドカップ滑降で20勝以上を挙げる歴代屈指のスピードスター。
・何度も大きなケガを経験しながら復帰を果たし、「ミラノ・コルティナでの母国金メダル」を明確な目標としていることが伝えられています。
コルティナの自国コースはまさに“庭”と言える舞台で、女子滑降の主役になる可能性が高い存在です。
〇リサ・ヴィットッツィ(バイアスロン女子)
・2023-24シーズンのワールドカップ総合優勝を果たした、現役女子バイアスロン界のトップ選手の一人。
・1発のミスが命取りになる競技で、高い射撃精度とスキーのスピードを両立させています。
自国開催での“総合女王”の走りは、バイアスロン会場が最も盛り上がる瞬間の一つになるはずです。
〇ステファニア・コンスタンティーニ&アモス・モザナー(カーリング混合ダブルス)
・北京2022で混合ダブルス初代金メダリストとなったイタリアペア。
・2025年の世界選手権でもタイトルを獲得し、ミラノ・コルティナで2大会連続金メダルが狙える位置にいると報じられています。
コルティナはコンスタンティーニの地元でもあり、“完全ホーム”の雰囲気の中でどこまで精度の高いショットを打ち続けられるかが見どころです。
■世界のスーパースター(外国人注目選手)
ここからは、日本勢のライバルとなる“世界のスター選手”をまとめて紹介します。
〇イリア・マリニン(アメリカ/フィギュア男子)
・2024・2025年世界選手権2連覇を達成し、6種類すべての4回転ジャンプと4回転アクセルまでプログラムに組み込む“クワッド・ゴッド”。
圧倒的な技術点で頭一つ抜けた存在であり、ミラノ・コルティナでは鍵山優真らと“人類最高難度”の戦いを繰り広げることが予想されます。
〇ミカエラ・シフリン(アメリカ/アルペンスキー女子)
・ワールドカップ通算100勝以上を記録し、史上最多勝記録を更新中の“史上最強のスキーヤー”。
・2024-25シーズンもケガからの復帰後にワールドカップで勝利を重ね、ミラノ・コルティナに向けてコンディションを上げていると伝えられています。
技術系種目(スラローム・ジャイアントスラローム)を中心に複数金メダルの可能性があり、アルペン女子の主役であり続けています。
〇ヨハネス・ホスフロット・クラエボ(ノルウェー/クロスカントリースキー男子)
・五輪で5つの金メダルを含む7個のメダルを獲得し、ワールドカップ総合優勝5度など、クロカン界の絶対王者。
・2025年トロンハイム世界選手権でも複数種目で優勝し、ミラノ・コルティナで“史上最多の冬季五輪金メダリスト”になる可能性が話題になっています。
距離系・スプリント系のどちらでも優勝候補に挙がるため、男子クロスカントリーは「クラエボが何個メダルを取るか」が最大の見どころの一つです。
〇ジョーダン・ストルツ(アメリカ/スピードスケート男子)
・10代で世界スプリント&オールラウンドの両世界選手権を制した“天才スケーター”。
・500m・1000m・1500mで世界トップタイムを連発し、「ミラノ・コルティナで3冠の可能性」とまで言われています。
日本の高木美帆とも距離は違いますが、“リンク最速”を巡る戦いという意味で男子スピードスケートの中心人物になるでしょう。
〇クロエ・キム(アメリカ/スノーボード女子ハーフパイプ)
・平昌2018・北京2022で金メダルを獲得した2大会連続五輪女王。
・2025年世界選手権で3度目の世界タイトルを獲得し、その勝利でミラノ・コルティナ2026の出場権を確定させています。
・復帰後のワールドカップやXゲームズでも勝利を重ね、女子では史上初となる高度なダブルコーク1080などで技術革新を牽引しています。
「五輪3連覇」がかかったミラノ・コルティナでは、日本の清水沙良・小野光希とのハイレベルな技術対決に注目が集まります。
■勢力図と競技別の見どころ
ミラノ・コルティナ2026全体の勢力図を大まかに整理すると、次のような構図が見えてきます。
・“雪の王国”北欧勢(ノルウェー・スウェーデン・フィンランド)
クロスカントリー・バイアスロン・ジャンプなど、伝統の強さを誇る種目で多数メダルを狙う
・アメリカ&カナダ
フィギュア男子(マリニン)、スピードスケート(ストルツ)、スノーボード&フリースタイルなどXスポーツ系で圧倒的な存在感
・開催国イタリア
アルペン・バイアスロン・カーリングで“ホームの後押し”を受けつつ史上最多のメダル獲得を目指す
・日本
フィギュア・スピードスケート・ジャンプ・スノーボード・カーリングなど、氷上・雪上の複数競技でメダルを狙える“総合力型”のチーム
特に日本ファン目線での見どころは次の通りです。
・フィギュア
坂本花織の集大成と、鍵山優真VSマリニンの男子シングル頂上決戦
・スピードスケート
高木美帆VSストルツら世界のスプリント/中距離勢とのタイム勝負
・スノーボード
平野歩夢と海外勢のハイレベルな大技対決、クロエ・キムに挑む日本女子ハーフパイプ
・ジャンプ/バイアスロン/クロカン
小林陵侑の2大会連続金メダルなるか、北欧勢にどこまで食い込めるか
・カーリング
ロコ・ソラーレとイタリア混合ダブルスなど、“技術と駆け引き”の攻防
■まとめ 観戦前に押さえておきたいポイント
ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックは
・引退を表明している坂本花織をはじめとする日本フィギュア勢
・高木美帆やジョーダン・ストルツらが競うスピードスケート
・小林陵侑や平野歩夢、日本女子ハーフパイプ勢が挑む雪上競技
・ソフィア・ゴッジャ、リサ・ヴィットッツィ、コンスタンティーニ&モザナーら開催国イタリアのスター
・マリニン、シフリン、クラエボ、クロエ・キムといった“世界最強クラス”のアスリートたち
が一堂に会する“冬のオールスター戦”になります。
観戦する際は
・日本人選手がメダルを狙える種目と、世界の絶対王者に挑む種目
・開催国イタリアのスターが登場する競技・日程
・世界記録や史上最多メダルなど「歴史が動く可能性のある場面」
といったポイントを意識してスケジュールを組むと、ミラノ・コルティナ2026をより深く、そして長く楽しめます。テレビや配信で観戦する前に、この記事で紹介した名前と競技をざっと頭に入れておけば、4年に一度の冬の祭典を何倍も味わいながら観戦できるはずです。




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