これまで高梨沙羅選手や伊藤有希選手が引っ張ってきた日本女子ジャンプ界に、新しいエースが誕生したニュースは瞬く間に話題となりました。
- 「丸山希選手ってどんな人なんだろう?」
- 「どこの学校出身で、今までどんな活躍をしていたの?」
- 「急に強くなった理由は何かあるのかな?」

この記事では、そんな疑問を持っている方に向けて、丸山希選手のプロフィールやこれまでの道のり、そして世界を驚かせた強さの理由について、わかりやすく紹介していきます。これからの冬のシーズン観戦がもっと楽しくなるはずです。
世界がどよめいたW杯開幕3連勝という歴史的スタート
2025年11月、ノルディックスキーW杯ジャンプ女子の開幕シリーズで、丸山希選手が世界中のファンを驚かせました。
ノルウェー・リレハンメルでの個人第1戦で、自身初となるW杯個人優勝を達成。続く第2戦でも安定したジャンプをそろえ、堂々の2連勝を飾ります。その勢いはとどまらず、舞台をスウェーデン・ファルンへ移した第3戦ノーマルヒルでも優勝を果たし、ついに開幕3連勝という圧巻のスタートを切りました。
これまで表彰台に上がることはあっても、頂点に立つことはなかった選手が、一気に「3戦3勝」の完全スタート。日本女子選手がW杯で優勝を経験するのは、高梨沙羅選手、伊藤有希選手に続いて3人目という貴重な快挙です。
27歳という年齢でつかんだ初優勝と開幕3連勝は、まさに“遅咲きの大輪”。長年積み上げてきた努力が一気に実を結んだシーズン開幕となりました。
丸山希選手のプロフィールとジャンプを始めたきっかけ
まずは、丸山選手がどのような人物なのか、基本的なプロフィールを見ていきましょう。
丸山選手は1998年6月生まれ、長野県の野沢温泉村出身です。雪深い地域で育った彼女は、お父さんの影響もあり、幼い頃からスキーに親しんでいました。
スキージャンプを始めたのは小学校4年生の頃です。野沢温泉村はスキーがとても盛んな地域で、身近にジャンプ台がある環境でした。最初は怖かったかもしれませんが、空を飛ぶ楽しさに魅了され、めきめきと頭角を現していきます。
性格はとても明るく、チームのムードメーカー的な存在でもあります。インタビューなどでは笑顔で話す姿が印象的ですが、競技となると一変、鋭い集中力を見せるのが彼女の魅力です。

出身校はどこ?中学から大学までの競技人生
丸山選手がどのような環境で強くなっていったのか、学生時代の経歴をたどってみましょう。
中学時代:野沢温泉中学校
地元の中学校に通っていた頃から、すでに全国大会などで活躍していました。この頃から「将来のオリンピック候補」として名前が知られるようになります。
高校時代:飯山高校
高校は、スキーの名門として知られる長野県飯山(いいやま)高校に進学しました。この高校は多くのスキージャンプ選手を輩出している強豪校です。ここでさらに技術を磨き、インターハイ(全国高校総体)などの大きな大会で優勝するなど、輝かしい成績を残しました。
大学時代:明治大学
高校卒業後は、東京にある明治大学に進学しました。大学のスキー部に入り、学業と競技を両立させながら世界を目指しました。大学生になると海外の遠征も増え、世界の高いレベルを肌で感じるようになります。なかなか勝てない時期もありましたが、この時期の経験が今の土台を作っていると言えます。
社会人以降 : 北野建設
大学卒業後は、長野県の名門・北野建設スキー部に所属します。北野建設は、長野五輪の頃から多くのジャンプ選手を支えてきた伝統あるチームで、世界を目指す選手にとって最高レベルの環境が整っています。
ここでトレーニングの質や量がさらに高まり、体づくりや技術の土台も一段としっかりしたものになりました。今回のW杯開幕3連勝は、こうした長い年月の積み重ねが花開いた結果と言えます。
なぜ急に強くなったのか?「夏の女王」から「冬の女王」へ
「今まで優勝がなかったのに、なぜ急に2連勝もできたの?」と不思議に思う人もいるかもしれません。実は、この快進撃には予兆がありました。
それが、2025年の夏に行われた「サマーグランプリ」での活躍です。スキージャンプには冬だけでなく、夏に人工芝の上を滑って飛ぶ大会があります。丸山選手はこの夏の大会で絶好調で、なんと「個人総合優勝」を果たしていたのです。
ジャンプの助走スピードを上げるための姿勢の改善や、空中でのバランス感覚のトレーニングが実を結び、夏に世界一になりました。
「夏に強い選手は冬に勝てない」というジンクス(言い伝え)がささやかれることもありましたが、丸山選手はその壁を見事に打ち破りました。夏につかんだ自信と技術をそのまま冬に持ち込み、開幕ダッシュに成功したのです。
安定感抜群の飛行スタイルとメンタルの成長
丸山選手の強みは、なんといっても「安定感」のある飛行です。
以前は良い時と悪い時の差が激しいこともありましたが、最近は失敗ジャンプが非常に少なくなりました。踏み切りのタイミングが正確になり、空中に出てからのスキーの操作もとてもスムーズです。
また、メンタル(心)の成長も大きな要因です。
・W杯初優勝がかかる場面
・開幕2連勝、3連勝がかかるプレッシャーの大きい状況
こうした緊張感の高いところで、本来のパフォーマンスを出すのは簡単ではありません。それでも丸山選手は、「やるべきことを淡々とやる」というスタンスを貫き、自分のジャンプに集中し続けました。
「自分ならできる」という自信は、ただのポジティブ思考ではなく、長年の練習量と経験が裏付けとなっています。年齢的にも心身ともに成熟してきた時期であり、まさに“全盛期”に入ってきたと言って良いでしょう。
今後の展望とミラノ・コルティナ五輪への期待
開幕3連勝によって、丸山希選手は2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックに向けた「金メダル候補」の一人として一気に注目を集める存在になりました。
これまでの日本女子ジャンプ界は、高梨沙羅選手への注目が集中しがちでしたが、丸山選手の台頭によって、日本チーム全体の層が厚くなりました。団体戦でもメダル獲得の可能性がぐっと高まっています。
もちろん、シーズンはまだ始まったばかりです。海外のライバルたちも黙ってはいないでしょう。しかし、今の丸山選手には、誰にも負けない勢いがあります。

「遅咲きのヒロイン」が、これからどんな夢を見せてくれるのか。これからも丸山希選手の大きなジャンプから目が離せません。ぜひ皆さんもテレビの前で応援してください。




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