葉月のプロレス経歴まとめ スターダム生え抜きワイルドハートの軌跡とタイトル歴・魅力を徹底解説

  • 葉月(Hazuki)がどんなプロフィール・経歴の持ち主なのか知りたい
  • スターダムでどのユニットに所属し、どんな活躍・タイトル歴があるのか整理して押さえておきたい
  • 引退から復帰、FWC結成やフワちゃんのコーチなど、近年のトピックも含めて“今”の葉月を理解したい
スポーツオヤジ
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の記事を読めば葉月について、福岡市出身のスターダム生え抜きとしての歩みと、10年以上のリングキャリアの流れ、Queen’s Quest結成メンバー、大江戸隊の副リーダー、STARS所属FWCとしてのユニット遍歴と実績、ハイスピード王座、ゴッデス・オブ・スターダム王座などのタイトル歴と、ワイルドでスピード感あふれるファイトスタイルの魅力を、時系列でわかりやすく押さえられるようになっています。

■ 葉月のプロフィール

まずは基本的なプロフィールから整理します。

  • 名前(リングネーム)
    • 葉月(はづき)
    • 過去の名義:はづき蓮王、HZK
  • 生年月日
    • 1997年9月29日(福岡県福岡市出身) 
  • 身長・体重
    • 身長155cm、体重52kg 
  • 所属団体
    • スターダム(2014〜2019年、2021年〜) 
  • デビュー
    • 2014年7月6日、新木場1stRING大会
    • 対戦相手は同期のコグマ
  • ニックネーム
    • ワイルドハート

中学卒業後にスターダムへ入門し、10代半ばからプロレス一本でキャリアを積み上げてきた生え抜きレスラーです。

■ 中学卒業後にスターダム入門 デビュー〜ルーキー時代

葉月がスターダムに入門したのは、中学を卒業した2013年10月ごろです。自宅でもトレーニングに打ち込み、レスラーを目指して準備を重ねてきました。

2014年の流れを簡単に整理すると、

  • 6月5日
    • プロテストに合格。当初は「葉月(はづき)」名義で活動開始。 
  • 7月6日
    • 「はづき蓮王」名義でコグマ戦にてデビュー。結果は腕ひしぎ十字固めで敗戦。 
  • 7月27日
    • 名古屋大会で世IV虎とタッグを結成し、紫雷イオ&コグマ組に勝利。 
  • 8月10日
    • 後楽園ホール大会の3WAYマッチ(コグマ、クリス・ウルフ)でコグマから初の直接勝利。 
  • 12月17日
    • ルーキー・オブ・スターダム2014で優勝し、期待の新人として頭角を現します。 

デビューから半年ほどで新人王を獲得しており、早い段階から「動ける若手」として評価されていたことが分かります。

■ 一度の離脱を経てHZKとして再登場 Queen’s Quest結成メンバーに

2015年シーズン、葉月は「STARDOM 5★STAR GP」にエントリーするものの、家庭の事情により途中離脱。そのまま選手一覧から名前が消え、一時的にリングから姿を消します。

復活の節目となったのが2016年です。

  • 2016年11月11日
    • スターダム新宿FACE大会に黒いマントとマスクをまとった姿で登場し、ファンの前に姿を見せます。 
  • 2016年11月20日
    • HZK(はづき)名義で正式に復帰。紫雷イオとのタッグで岩谷麻優&渡辺桃と対戦し勝利。
    • 試合後、紫雷イオ、渡辺桃と共に新ユニット「Queen’s Quest」を結成します。 

Queen’s Quest時代は、スピードとテクニックを活かしたスタイルで存在感を発揮し、

  • 2017年1月には、Queen’s Questとしてアーティスト・オブ・スターダム王座を初戴冠

するなど、若手ながらタイトル戦線に絡むポジションまで一気に駆け上がりました。

■ 大江戸隊への電撃移籍 ハイスピード王座で8度防衛

2018年には、スターダムのユニット編成ドラフトが大きな転換点となります。

  • 2018年4月
    • チーム編成ドラフトの結果、ユニットをQueen’s Questから大江戸隊へ移籍。
    • リングネームもHZKから「葉月」に変更します。 

大江戸隊時代はヒール寄りの立ち位置で、

顔面ウォッシュなど荒々しい攻めとスピードを活かした攻撃で“ワイルドハート”のキャラクターを確立していきます。

タイトル面で大きな節目になったのが、

  • 2018年12月24日 後楽園ホール大会
    • マリー・アパッチェを破り、ハイスピード王座を初戴冠。
  • 2019年には、このハイスピード王座を8度連続で防衛し、強さと安定感を示しました。 

当時から「スターダム屈指のハイスピード王者」と評価されることも多く、

現在の葉月を語るうえで欠かせない“代表タイトル”のひとつになっています。

■ 2019年の引退発表とリングを離れた2年間

2019年11月24日の新木場大会で、葉月は年内ラストマッチとなる12月24日後楽園大会での引退を電撃発表します。

  • 2019年12月24日 後楽園ホール
    • 刀羅ナツコとのシングルマッチを最後に引退試合を終え、セレモニーでは
      • 「こういう不本意な引退はしたくなかった」
      • 「スターダムのことは大嫌いだけど、大江戸隊の仲間は大好き」
        といったニュアンスのコメントを残し、会社側との確執を示唆したことでも話題になりました。 

引退後の約2年間は、コンビニや居酒屋でアルバイトをしながら生活していたこともインタビューで語られています。

ファンの間では

「まだ全盛期前なのになぜ引退なのか?」

「いつか必ず戻ってきてほしい」

と惜しむ声が多く、復帰を待ち望む空気が強く残っていました。

■ 2021年の電撃復帰 FWC結成とSTARS加入

2021年、葉月は再び大きな決断をします。

  • 2021年5月23日
    • 木村花メモリアル大会「またね」で、1日限定のリング復帰。 
  • 2021年8月29日
    • スターダム汐留大会に登場し、「スターダムのリングに戻る」と事実上の復帰宣言。 
  • 2021年10月9日 大阪城ホール大会
    • 同期のコグマとのシングルマッチで本格復帰。垂直落下式ブレーンバスターで勝利します。
    • 試合後、「GODDESSES OF STARDOM」タッグリーグにコグマとのタッグで出場することを表明。タッグ名は「Fukuoka W Crazy(FWC)」。 

さらに、

  • 2021年11月4日
    • 後楽園ホール大会後に本隊ユニット「STARS」への加入を表明。 
  • 2021年11月14日
    • GODDESSES OF STARDOM 2021 タッグリーグ決勝で渡辺桃&AZM組を破り優勝。 
  • 2022年1月9日
    • FWCとしてゴッデス・オブ・スターダム王座を戴冠。後の再戴冠も含め複数回のタッグ王者となります。 

このタッグリーグ制覇とゴッデス王座戴冠により、

「引退前よりパワーアップして戻ってきた」

と感じたファンも多く、葉月は再びタイトル戦線の中心に躍り出ました。

■ フワちゃんのプロレスデビューをサポート

2022年には、タレントのフワちゃんがプロレスデビューするプロジェクトにも深く関わります

  • 葉月はフワちゃんのトレーニングを担当し、デビュー戦ではパートナーとして同じコーナーに立ちました。 

テレビでも話題になったこの試合を通じて、

  • 「プロレスは技の数を競うものではない」
  • 「基本を徹底して相手としっかり向き合う」

といった、葉月自身のプロレス観が多くのファンに伝わるきっかけにもなりました。

■ タイトル歴・主な実績

葉月の主なタイトル・実績をまとめておきます。

スターダム

  • ルーキー・オブ・スターダム 優勝(2014年)
  • アーティスト・オブ・スターダム王座
    • 第11代・第12代・第16代王者(いずれもQueen’s Quest時代)
  • ハイスピード王座
    • 第16代王者(8度防衛)
  • ゴッデス・オブ・スターダム王座
    • 第22代・第24代・第32代王者(いずれもコグマとのタッグ「FWC」)
  • GODDESSES OF STARDOM タッグリーグ
    • 2021年優勝(FWC)

他団体・海外参戦の実績

  • スパーク女子ワールド王座 第5代王者
  • CMLL日本女子王座 第10代王者
  • OZアカデミー認定タッグ王座 第40代王者(パートナー:コグマ)

ランキング系

  • PWI Women’s 150(2022年) 101位
  • PWI Tag Team 100(2022年) 5位(FWCとして)

国内だけでなく海外・他団体でも評価を受けていることが、このタイトル歴からも分かります。

■ 葉月のファイトスタイル・技の特徴

葉月の魅力は、スピードと荒々しさを両立させた“ワイルドなハイスピードスタイル”にあります。

代表的な技の一例を挙げると、

  • フィニッシュ・ホールド
    • 垂直落下式ブレーンバスター
    • 葉・月ストラル
    • ダイビングセントーン(“隕石”とも呼ばれる)
  • 打撃技
    • 顔面ウォッシュ
    • コード・ブレイカー(コーナーで相手の足をロープにかけて落とす形)
  • 飛び技
    • シューティングスター・プレス
    • スワンダイブ式ミサイルキック
    • “どすこい”と呼ばれるヒップドロップ系の技
  • 絞め技
    • スリーパーホールド(世IV虎のスタイルを受け継いだとされる)
    • クロスフェイス

体格的には大柄ではないものの、

  • 受け身の強さ
  • 当たりの強さ
  • 間合いの詰め方のうまさ

によって、ヘビーな相手にも真っ向勝負できるレスラーとして支持されています。

■ 葉月の“物語性” 引退と復帰が生んだ魅力

葉月のキャリアを通して印象的なのは、

  • 10代からスターダム一筋で積み上げてきた生え抜きとしてのプライド
  • 一度は団体とぶつかり、不本意なかたちで引退
  • それでも再びリングに戻り、タッグリーグ優勝や複数回のゴッデス戴冠といった結果を残したこと

といった“物語性”です。

引退前は「中の上」と見られがちだったとする声もある一方で、

復帰後はその評価を覆すような試合内容を連発し、

PWIランキングにも名を連ねるなど、世界的にも注目される存在になっています。

■ まとめ 今後の注目ポイント

最後に、今後葉月を見るときの注目ポイントを整理しておきます。

  • STARSの一員、FWCとしてタッグ戦線の中心でどこまで結果を残すか
  • ハイスピード戦線への再本格参戦や、シングルのベルト挑戦があるか
  • コーチ・先輩レスラーとして、若手やタレント枠の選手をどう導いていくのか

引退・復帰を経験したからこそ出せる説得力と、

観客の心を揺さぶる“ワイルドハート”なファイトスタイルは、

今後もスターダムのリングで大きな存在感を放ち続けるはずです。

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