- 才藤歩夢がどんな競技をしている選手なのか知りたい
- 近代五種とフェンシング二刀流アスリートとしての経歴を整理しておきたい
- クノイチ出演で気になったので、家族や学生時代のエピソードもまとめて知りたい

この記事を読むことで、才藤歩夢の基本プロフィールから、高校・大学での実績、近代五種とフェンシングそれぞれの戦績、そして現在の活動までを一通りつかめます。
才藤歩夢のプロフィールと家族背景

才藤歩夢は、1996年9月14日生まれの近代五種・フェンシング選手です。出身は東京都で、身長は168センチ。国内では近代五種とフェンシングを両立する数少ない女性アスリートとして知られています。
父親は、ソウルオリンピックに出場し、後にロンドンオリンピック日本代表チームの監督も務めた近代五種選手の才藤浩です。そんな父の影響もあり、幼い頃から自然と近代五種の世界に触れ、競技を始めています。
「近代五種」は、フェンシング・水泳・馬術・レーザーラン(射撃とランニングを組み合わせた種目)の5種目を1人でこなして総合得点を競う競技です。ヨーロッパでは「王様のスポーツ」と呼ばれることもあり、幅広い能力が求められます。
埼玉栄高校から早稲田大学へ 学生時代の歩み
高校は、フェンシングの強豪として知られる埼玉栄高校に進学します。ここでフェンシングと近代五種の両方に本格的に取り組み、高校時代から全国レベルの選手として名前が知られるようになりました。
その後、早稲田大学スポーツ科学部に進学。大学ではフェンシング部に所属しつつ、近代五種にも取り組む「二刀流」を続けます。2015年のフェンシング学生日本選手権では団体優勝、全日本選手権でも個人2位・団体優勝と、学生時代からトップレベルの成績を残しています。
早稲田大学卒業後も、マイナビ所属のアスリートとして競技を継続。2019年には近代五種の全日本選手権で初優勝を飾り、大学時代から積み重ねてきた実力を証明しました。
近代五種での主な戦績
社会人になってからの才藤歩夢は、近代五種の日本トップ選手として活躍しています。主な全日本選手権での成績を整理すると、次のようになります。
・2018年 全日本選手権 個人3位
・2019年 全日本選手権 優勝
・2022年 全日本選手権 準優勝
・2023年 全日本選手権 優勝
国内タイトルを複数回獲得しており、「日本女王」と呼ばれることもある実力者です。さらに、世界大会にも継続的に出場しており、2024年シーズンもエジプトやブダペストで行われた国際大会にエントリーしています。
フェンシング選手としての顔
近代五種の中でも、才藤歩夢が特に得意としているのがフェンシング(エペ種目)です。フェンシング単体でも全日本レベルの成績を残しており、次のような実績があります。
・2015年 フェンシング学生日本選手権 団体優勝
・2015年 フェンシング全日本選手権 個人2位・団体優勝
・2016年 フェンシング学生選手権 個人優勝
・2017年 フェンシング全日本選手権 団体優勝
・2018年・2019年 全日本選手権団体で上位入賞
一つの競技だけでも難しい中で、「近代五種もフェンシングもあきらめたくない」と考え、二つの競技に挑み続けているのが、才藤歩夢の大きな特徴です。
メディアやモデル活動で見せる一面
アスリートとしての実績に加えて、ファッションブランドとのコラボレーションや企業のプロジェクトにも参加している点も、才藤歩夢ならではです。アパレルブランドa.v.vのサポートアスリートとしてムービーやインタビューに登場し、競技ウェアとは違うスタイルを見せています。
また、自動車ブランドのプロジェクトや各種イベント、インタビュー企画にも出演し、「近代五種をもっと多くの人に知ってほしい」という思いを言葉とビジュアルの両面で発信しています。
こうしたメディア露出を通じて、「近代五種ってどんな競技?」という問いへの入り口をつくっていることも、彼女の活動の一部と言えます。
これからの目標と、二刀流アスリートとしての魅力
才藤歩夢は、今も近代五種とフェンシングの両方で国際大会に挑みながら、世界的にも珍しい「二競技でのオリンピック出場」を視野に入れて努力を続けています。
幼少期から近代五種に触れてきた背景、高校・大学での経験、国内トップレベルの戦績、そしてメディアを通じて競技の魅力を伝えようとする姿勢。その全てが組み合わさって、「二刀流アスリート・才藤歩夢」というキャラクターを形づくっています。
クノイチやバラエティ番組で初めて彼女を知った人も、近代五種の大会やフェンシングの試合で真剣な表情を見れば、また違った印象を持つはずです。これからの国際大会や国内選手権でも、才藤歩夢の名前を目にする機会は続いていきそうです。



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