・一ノ瀬漣選手がどんなプロフィール・経歴の持ち主なのか知りたい
・春高バレーでどんな立場で出場しているのかを押さえておきたい
・鎮西高校での役割や、今後どんな選手になりそうかイメージしておきたい

この記事を読めば、一ノ瀬漣選手の
・佐賀の大和中時代から全国クラスとして評価されてきた中学時代の実績
・名門・鎮西高校でのポジションや、春高バレーやインターハイでの経歴
・身長191センチのアウトサイドヒッターとしてのプレースタイルと、これからの注目ポイントが一通り整理できます。
一ノ瀬漣とは 春高バレーで注目される鎮西高校のエースOH

一ノ瀬漣選手は、日本の高校バレー界でいま最も注目されているアウトサイドヒッターの一人です。
所属は熊本の強豪・鎮西高等学校男子バレーボール部で、ポジションはアウトサイドヒッターです。
2008年生まれの世代で、2025年度時点では高校2年生世代にあたります。高校入学直後から「鎮西のエース」を任され、春高バレーやインターハイの舞台で堂々としたプレーを見せています。
身長191センチ、最高到達点335センチという高さに加えて、攻守両面の安定感を評価されているオールラウンダータイプのスパイカーです。
一ノ瀬漣のプロフィール 基本情報まとめ
公表されている基本的なプロフィールを整理すると、次のようになります。
・名前 一ノ瀬漣(いちのせ・れん)
・生年月日 2008年9月30日(2025年度時点で高校2年生世代)
・身長 191センチ
・最高到達点 335センチ
・利き手 右利き
・ポジション アウトサイドヒッター(OH)
・所属 鎮西高等学校男子バレーボール部(熊本県)
・出身地 佐賀県
・出身中学 佐賀市立大和中学校
190センチを超える高さと、高い到達点からのスパイク、そしてレシーブやサーブなど細かい技術までそろった「総合力」が大きな特徴になっています。
大和中時代の経歴 JOC杯と全国中学生選抜で全国区の存在に
一ノ瀬選手は、中学生の頃からすでに全国レベルで名前が知られている選手です。
佐賀市立大和中学校でエースとしてプレーし、県選抜メンバーとしてJOCジュニアオリンピックカップ全国都道府県対抗中学バレーボール大会に出場しました。この大会の特別表彰選手一覧には、
・佐賀 背番号2 一ノ瀬漣
・学年3年
・佐賀市立大和中学校
・身長188センチ
という形で名前が掲載されており、「全国中学生選抜」にも選ばれた将来有望なスパイカーとして紹介されています。
中学3年生の時点で188センチという長身から、高打点のスパイクを打ち込む姿が取り上げられ、「金の卵」として注目されていました。
バレーボールを始めたのは小学2年生の頃。両親の影響で競技を始め、中学3年時には全国中学生選抜に選出されるまで成長した、というストーリーが高校スポーツ系メディアのインタビューでも紹介されています。
鎮西高校での役割 名門で「1年生エース」として台頭
中学卒業後、一ノ瀬選手が進学したのは、全国優勝の常連として知られる熊本の名門・鎮西高校です。
鎮西高校には、これまで多くの名エースが在籍してきましたが、その「鎮西のエース」のポジションを、なんと1年生の時点から任されたのが一ノ瀬選手です。
高校1年生時には、夏のインターハイで駿台学園に敗れた悔しさを経験し、その悔しさをバネにフィジカル面や技術面の課題に取り組んできたと語っています。
さらに高校2年生になる前の2025年3月には、全国高校選抜候補合宿に「1年生で唯一」参加した選手としても紹介されています。強豪校のエースでありながら、全国トップレベルの候補としても早くから名前が挙がっている点からも、期待の大きさが伝わってきます。
チームの中では、同じく主力スパイカーである岩下将大選手とともに「ダブルエース」として攻撃の中心を担い、新チームの得点源として位置づけられています。
春高バレーでの経歴 春高2025ベスト8の主力として躍動
春高バレー(全日本高校選手権)の舞台でも、一ノ瀬選手は早くから存在感を発揮しています。
第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高2025)では、鎮西高校は熊本代表として出場。一ノ瀬選手は
・背番号2
・学年1年
・ポジションOH
・身長191センチ
・出身中学 大和中
という登録で、1年生ながらエース格としてコートに立ちました。
大会では、雄物川戦、慶應義塾戦などで強烈なスパイクやバックアタックを次々と決め、初めての春高の舞台にもかかわらず堂々とプレー。高校バレー専門メディアの試合レポートでは「191センチの1年生エースが躍動」と紹介されています。
準々決勝では東亜学園にストレート負けを喫し、チームはベスト8で大会を終えましたが、一ノ瀬選手のプレーに対しては、観客やファンから「まだ1年生とは思えない」「将来が楽しみすぎる」といった評価が多く寄せられました。
本人も「テレビで見ていた舞台で、鎮西の先輩エースたちのように楽しみながら結果を残したいと思ってプレーした」と振り返っており、初めての春高を大きな経験に変えています。
インターハイ2025と国スポでの活躍 高校2冠の大黒柱へ
高校2年生世代となった2025年シーズン、一ノ瀬選手はさらに大きな結果をつかみます。
夏のインターハイ2025では、鎮西高校が4年ぶり5度目の優勝を達成。市立尼崎との決勝でも安定した得点源として活躍し、「優勝候補の大本命」と言われたプレッシャーの中で見事に頂点に立ちました。
決勝後のインタビューでは、主将である正セッターが負傷離脱するというチームの苦しい事情にも触れ、「同じ学年で試合に出ている自分が助けなければと思っていた」「3年生を勝たせることができてうれしかった」と涙ながらに語っています。エースとしての責任感とリーダーシップが伝わるエピソードです。
さらに秋の滋賀国スポ(わたSHIGA輝く国スポ2025)では、少年男子バレーボールの決勝で京都とフルセットの激戦を演じ、最終セットは一ノ瀬選手のバックアタックで勝負を決めたと報じられています。この優勝により、鎮西高校は「高校2冠」を達成しました。
こうした結果から、一ノ瀬選手は春高だけでなく、インターハイや国スポを含めた全国大会の中でも「全国トップクラスの2年生エース」という評価を確立したと言って良いでしょう。
身長191センチOHのプレースタイル 高打点バックアタックと安定感が魅力
一ノ瀬選手のプレースタイルについて、各種記事やインタビューで触れられているポイントを整理すると、次のような特徴が見えてきます。
・高打点から繰り出されるスパイクが最大の武器で、高いブロックの上からも打ち抜ける
・前衛だけでなく後衛のバックアタックでも得点を重ねられる
・サーブレシーブやディフェンスも安定しており、「攻守に高い安定感」と評されている
・1年生の頃から大観衆の前でも落ち着いてプレーできるメンタルの強さがある
JOC杯の紹介記事では「高打点からのスパイクが武器」と紹介されており、インターハイの特集記事では「攻守に高い安定感を誇り、すでに高校トップの域に達している」と表現されています。
春高バレーの試合レポートでは、1年生ながら190センチ台の長身を生かしたスパイクやブロックで会場を沸かせ、「バケモン級の1年生」とファンに驚かれたというエピソードも紹介されています。
また、高校スポーツ紙のインタビューでは、バックアタックとサーブを自分の武器として挙げており、鎮西の歴代エースたちに並ぶ存在になりたいという目標も語っています。
高さに加えて、レシーブやサーブ、メンタル面まで含めた「総合力の高いエース」というのが、一ノ瀬選手の現在のイメージだと言えそうです。
これからの注目ポイント 一ノ瀬漣が春高バレーで見せてくれそうな姿
2025年度時点で一ノ瀬選手は高校2年生世代です。インターハイと国スポで全国制覇を経験し、残された大きな目標の一つが「春高での優勝」です。
今後の春高バレーや全国大会で注目したいポイントを挙げると、次のようになります。
・高さを生かしたストレートとクロス、バックアタックの打ち分けがどこまで進化するか
・エースとして、苦しい場面でどれだけチームを引っ張れるか
・サーブレシーブなど守備面の負担が増える中で、安定感を保ち続けられるか
・全国高校選抜や年代別日本代表候補など、さらに上のカテゴリーでどんな経験を積んでいくのか
鎮西高校は、インターハイと国スポで結果を出しながらも「まだ満足していない」と語るコメントも紹介されており、春高バレーでの頂点を目指してチーム全体がレベルアップを続けています。その中心にいるのが、一ノ瀬漣選手と言って良いでしょう。
春高バレー2026やその先のシーズンでは、
・ダブルエースの一角としての爆発力
・ゲームの流れを読む判断力
・勝負どころで決め切る「欲しい1点」を取る力
に注目しながら観戦すると、一ノ瀬選手の成長ぶりがより分かりやすくなるはずです。
まとめ 一ノ瀬漣は「高さと総合力」を兼ね備えた次世代エース
最後にポイントを整理します。
・一ノ瀬漣選手は、佐賀県出身のアウトサイドヒッターで、身長191センチの長身プレーヤー
・佐賀市立大和中学校でエースとしてプレーし、JOC杯や全国中学生選抜に選ばれるなど中学時代から全国区の存在だった
・高校では名門・鎮西高校に進学し、1年生からエースとして春高バレーの舞台に立ちベスト8に貢献した
・高校2年生世代となった2025年には、インターハイ優勝と滋賀国スポ優勝で高校2冠を達成し、日本トップクラスのエースとしての評価を確立している
・高打点のスパイクとバックアタック、攻守の安定感、責任感の強さを兼ね備え、今後の春高バレーや年代別代表での活躍が期待されている
春高バレーやインターハイで鎮西高校の試合を見るときは、背番号や身長だけでなく、「191センチの高打点エースでありながら、守備もできる総合力型OH」という視点で一ノ瀬漣選手に注目してみてください。試合の見え方がぐっと変わってくるはずです。




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