カーリング ミラノコルティナ五輪世界最終予選を徹底解説 日本代表3チームの出場枠争いと日程や視聴方法まとめ

・ミラノ・コルティナ五輪のカーリング世界最終予選がどんな大会なのか知りたい

・日本代表がどの種目に出場し、どんな条件で五輪出場が決まるのか整理しておきたい

・いつどこで開催され、どこで視聴できるのかを日本時間で押さえておきたい

スポーツオヤジ
スポーツオヤジ

この記事を読めば、カーリングのミラノ・コルティナ五輪世界最終予選について
・大会の位置付けやルール、残っている出場枠の数
・女子フォルティウス、男子SC軽井沢クラブ、混合ダブルス小穴桃里選手と青木豪選手ら日本代表の状況
・日本時間での開催日程や、NHKと配信サービスを中心とした視聴方法

が1通り整理できます。

カーリング・ミラノコルティナ五輪世界最終予選とは

ミラノ・コルティナ五輪世界最終予選は、正式名称を「Olympic Qualification Event 2025」といい、ミラノ・コルティナ2026冬季五輪のカーリング競技に出場するための最後の関門となる大会です。

開催地はカナダのブリティッシュコロンビア州ケロウナにあるケロウナカーリングクラブで、現地時間12月5日から18日まで行われます。日本時間では12月6日から19日ごろまでが大会期間となります。

この大会で争われるのは

・女子4人制
・男子4人制
・混合ダブルス

の3種目で、それぞれ残り2つの五輪出場枠がかかっています。すでに世界選手権のポイントなどで出場権を得た国を除き、各国代表にとっては「ラストチャンス」となる非常に重い意味を持つ大会です。

開催地と日程 種目ごとのスケジュールのイメージ

大会会場のケロウナカーリングクラブは、シート数が12面、観客席も1000席以上を備える大規模クラブで、世界混合選手権やパンコンチネンタル選手権などの開催実績も豊富です。世界カーリング連盟からも「五輪前最後の大舞台にふさわしい環境」と評価されています。

種目ごとの大まかな日程は次のような流れです。

女子4人制と男子4人制

 現地時間12月5日開幕、約6日間で総当たりリーグとプレーオフを実施

 日本時間では12月6日から12日ごろまでがメイン期間

混合ダブルス

 現地時間12月13日開幕、日本時間では14日から大会最終日まで実施

詳細な試合時間や対戦カードは、世界カーリング連盟の大会ページやオリンピック公式サイトに掲載されており、日本時間表記で確認できるスケジュール表も公開されています。

出場枠と大会フォーマット 残り2枠をどう争うか

ミラノ・コルティナ五輪のカーリングは、男子、女子、混合ダブルスそれぞれ10チームずつ、合計30チームが出場します。そのうち大半は2024年と2025年の世界選手権などでのポイントによって枠が確定済みで、残された2枠だけがこの世界最終予選で決まります。

世界最終予選の主な仕組みは次の通りです。

男子と女子

 世界選手権の成績に基づくランキング9位から13位の国

 プレオリンピック最終予選から勝ち上がった3カ国

 合計8カ国が出場し、総当たりリーグのあと上位チームによるプレーオフを実施

 最終的に上位2カ国が五輪出場権を獲得

混合ダブルス

 2024年と2025年の混合ダブルス世界選手権に出場しながら、まだ五輪枠を取れていない国

 これでも16組に届かない場合は、世界ランキング上位国が加わり16組編成

 予選リーグとプレーオフを経て、上位2組の国が五輪出場権を得る

男子では中国、日本、アメリカ、韓国など、世界で実績のある8カ国が集まり、まさに「1戦必勝」の総力戦となります。

日本代表3チームの顔ぶれと目標

今大会には、日本から3つの代表チームが出場します。

・女子代表 フォルティウス
・男子代表 SC軽井沢クラブ
・混合ダブルス代表 小穴桃里選手 青木豪選手ペア

いずれも国内の代表決定戦を勝ち抜き、この最終予選の切符をつかんだチームです。

女子は吉村紗也香選手がスキップを務めるフォルティウスが出場し、女子日本代表としては8大会連続の五輪出場を目指します。安定したショット力と、国際大会で場数を踏んできた経験値が大きな強みです。

男子は山口剛史選手率いるSC軽井沢クラブが挑みます。男子日本代表としては2大会ぶり3度目の五輪出場を狙う位置付けで、山口選手自身にとっては2度目の五輪を目指すチャレンジです。前日練習後のコメントでも「焦らずいつも通りのリズムで」と語っており、経験値の高さが安定感につながっています。

混合ダブルス小穴桃里選手と青木豪選手のペアが出場します。日本の混合ダブルスはこれまで五輪本大会に出場したことがなく、ここで2位以内に入れば、日本勢として初の五輪出場となります。2人とも世界選手権や国際大会を経験しており、ショット精度とコミュニケーション力が持ち味です。

ライバル国と注目ポイント

男子では、中国、アメリカ、韓国、オランダ、ニュージーランド、フィリピン、ポーランドといった各地域の代表が揃っており、世界選手権やアジア大会で結果を残してきたチームが並びます。とくにフィリピンはアジア冬季大会で優勝し、プレオリンピック最終予選も勝ち抜いてきた勢いのある新興勢力として注目されています。

女子でも、ヨーロッパや北米の強豪に加え、アジア勢が複数出場する予定で、どの試合も簡単には勝たせてもらえない顔ぶれです。

混合ダブルスは16組が2つのグループに分かれて予選を行い、プレーオフで2枠を争う形になります。世界ランキング上位ペアも多く出場するため、1投のミスがそのまま五輪出場の明暗を分ける、緊張感の高いシリーズになることが予想されます。

日本勢としては

・予選リーグで早めに白星を重ね、プレッシャーを軽くしたい

・パワーのある北米やヨーロッパ勢に対して、正確なドローショットとゲームメークで対抗したい

・長丁場の大会なので、コンディション管理とメンタルコントロールが鍵

といったポイントが重要になります。

日本からの視聴方法 NHKと配信サービスをチェック

日本から世界最終予選を視聴する方法も、事前に押さえておきたいポイントです。

4人制の男女については、NHK総合やNHKBSで主要試合が中継される予定となっており、日本代表戦を中心に生中継や録画放送が組まれています。

また、NHKで放送されない試合を含め、大会全体は世界カーリング連盟の公式配信サービス「The Curling Channel」でも中継されます。一部有料配信となりますが、英語実況で全試合を追いかけたいファンにはうれしい選択肢です。

日本カーリング協会やオリンピック公式サイトでは、日本時間表記の試合スケジュールや結果速報も順次更新されるため、最新情報をチェックしながら中継と組み合わせて観戦するのがおすすめです。

まとめ ミラノ・コルティナへのラストチャンスを見届けよう

・ミラノ・コルティナ五輪世界最終予選は、男子、女子、混合ダブルスそれぞれ残り2枠を決める「最後の舞台」

・カナダのケロウナカーリングクラブで、現地時間12月5日から18日まで開催され、日本時間では6日から19日ごろまでが大会期間

・日本からは女子フォルティウス、男子SC軽井沢クラブ、混合ダブルス小穴桃里選手 青木豪選手ペアの3代表が出場し、いずれも2位以内を目指す戦いになる

・NHK総合やNHKBSの中継に加え、世界カーリング連盟の配信サービスでも視聴可能

・世界の強豪がそろうなかで、日本勢がどのように勝ち上がるかが最大の見どころ

ミラノ・コルティナ本大会のカーリングは、1投ごとの駆け引きやラストエンドのドラマが魅力ですが、その前段階にある世界最終予選も緊張感とドラマの連続です。日本代表3チームの戦いぶりを追いかけながら、五輪の出場枠がどの国に渡るのか、ぜひチェックしてみてください。

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました