・ウインターカップ2025でどの高校が優勝候補なのか知りたい
・テレビや配信で観戦する前に、押さえておきたい注目選手だけを整理して知りたい
・インターハイやU18トップリーグの最新成績を踏まえた、根拠のある情報だけを知りたい

この記事を読むと、ウインターカップ2025の
・大会の基本情報とシード校の整理
・男子、女子それぞれの優勝候補校の位置付け
・インターハイやトップリーグで結果を残してきた注目選手
をコンパクトに押さえたうえで、どのカードに注目して大会を楽しめば良いかイメージしやすくなります。
ウインターカップ2025の基本情報
ウインターカップ2025の正式名称は「SoftBank ウインターカップ2025 令和7年度 第78回全国高等学校バスケットボール選手権大会」です。
・開催日程 2025年12月23日〜29日
・会場 東京体育館と京王アリーナTOKYOの2会場
・出場校 男子60校、女子60校の合計120校
男子、女子ともにインターハイ2025の結果をもとにシード校が決まり、トーナメント表が公開されています。男子は鳥取城北、八王子学園八王子、仙台大学附属明成、北陸がシード。女子は桜花学園、日本航空北海道、精華女子、岐阜女子がシードに入っています。
男子の優勝候補校まとめ
男子は、インターハイ王者と昨季ウインターカップ王者、さらにU18トップリーグ上位校が、優勝争いの中心にいます。
鳥取城北
インターハイ2025で八王子学園八王子を破り、初の全国制覇を果たしたのが鳥取城北です。
ウインターカップ2024では準優勝、インターハイ2025で優勝、U18トップリーグでも上位に入るなど、ここ数年で一気に全国トップクラスまで成長してきました。
インターハイ決勝で勝負所の3ポイントを決めたハロルド アズカは、ウインターカップでも終盤の得点源として注目されています。
福岡大学附属大濠
昨年のウインターカップ2024を制し、高校バスケの「冬の王者」となったのが福岡大学附属大濠です。
2025年のU18日清食品トップリーグでも6勝1敗で連覇を達成し、ハイレベルなリーグ戦を制する強さを証明しました。
エースガードの本田蕗以、守備の要である櫻井照大、成長著しい黒田健斗ら、全国経験豊富なメンバーがそろっており、トーナメントのどこからでも優勝を狙える戦力です。
八王子学園八王子
インターハイ2025で鳥取城北と決勝を戦い、準優勝となったのが八王子学園八王子です。
大会を通じて堅いディフェンスとバランスの良いオフェンスを見せており、シード校としてウインターカップでも上位進出を期待される存在です。
仙台大学附属明成と北陸
仙台大学附属明成と北陸も、インターハイ2025のベスト4に入りシード校となりました。
さらに、U18トップリーグでも仙台大明成と北陸は上位に入り、全国レベルの試合で経験値を積んでいます。
ノーシードの強豪勢
トーナメントの見どころとして、多くの専門メディアが「福大大濠の入ったブロックは魔境」と表現するほど、ノーシードの強豪が集まっています。
開志国際、藤枝明誠、東山、福岡第一など、インターハイや過去のウインターカップで実績のある学校が序盤からぶつかる可能性が高く、優勝争いは最後まで読みにくい展開になりそうです。
女子の優勝候補校まとめ
女子は、インターハイ王者の桜花学園と、ウインターカップ3連覇中の京都精華学園の構図が分かりやすい軸になっています。
桜花学園
インターハイ2025で日本航空北海道との決勝を制し、4年ぶり26回目の優勝を飾った桜花学園が第1シードに入りました。
勝部璃子、イシボ・ディバインを中心に、濱田なな、竹内みや、山田桜来らバックコート陣もそろい、夏からさらにチーム力を高めてきています。
インターハイとウインターカップの「夏冬制覇」が現実的な目標として語られているだけに、今大会最大級の優勝候補と見てよいチームです。
京都精華学園
京都精華学園はウインターカップ2024を制し、女子3連覇と3冠を達成しています。
今大会はシードではなく1回戦からの登場になりますが、全国の舞台で勝ち慣れていること、U18カテゴリーの全国大会でも常に上位争いをしていることから、トーナメントを通じて浮上してくる可能性は高いです。
日本航空北海道
インターハイ2025準優勝校で、第2シードに入ったのが日本航空北海道です。
インサイドとアウトサイドのバランスが良く、桜花学園との再戦が実現すれば、インターハイ決勝の再現カードとして大会の大きな山場になりそうです。
精華女子と岐阜女子
精華女子と岐阜女子もインターハイ2025でベスト4入りし、ウインターカップではシード校として登場します。
九州勢の精華女子、東海勢の岐阜女子ともに、安定したガード陣とサイズのあるインサイドを持ち、トーナメントのどの山からも上位に絡める実力があります。
男子の注目選手ピックアップ
ここからは、インターハイやU18トップリーグの実績をもとに、男子の注目選手を整理します。
ハロルド アズカ(鳥取城北)
インターハイ決勝で、残り30秒を切った場面から勝負を決める3ポイントを沈め、鳥取城北に初の全国制覇をもたらしたエースです。
スリーポイントだけでなく、ドライブからのフィニッシュ、パスワークでもチームをけん引しており、ウインターカップでも終盤のクラッチショットに注目が集まります。
本田蕗以(福岡大学附属大濠)
U18日清食品トップリーグ2025でBEST5賞に選ばれたガードで、大濠のオフェンスを組み立てる中心的存在です。
ゲームメイクと得点力の両方を兼ね備えており、強豪校との接戦でどれだけ自分でスコアしつつ周りを生かせるかが、大会の行方にも影響してきます。
櫻井照大(福岡大学附属大濠)
同じくトップリーグでオールディフェンシブBEST5賞に選ばれたガードで、相手のエースを止めるディフェンスリーダーです。
鳥取城北や東山など強豪とのマッチアップで、櫻井が相手の主力をどこまで抑えられるかが、大濠の勝ち上がりに直結します。
東山のビッグマン陣
東山は、インターハイや過去のウインターカップでも常に上位争いをしてきた強豪で、今年も2メートル級のセンター陣と、外角シュートを打てるフォワード陣をそろえています。
シードではないブロックに入りましたが、強豪との連戦を乗り越えれば、一気に優勝戦線に入ってくるだけのポテンシャルがあります。
女子の注目選手ピックアップ
女子も、夏からの実績をもとに注目したい選手を整理します。
勝部璃子(桜花学園)
桜花学園の2年生エースとして紹介されることが多く、スコアリングとゲームメイクの両面でチームの中心を担います。
相手の守備が勝部に集中した試合で、どのように得点とアシストを両立させるかが、桜花学園の夏冬制覇へのカギになります。
イシボ・ディバイン(桜花学園)
インサイドの軸としてゴール下で存在感を示すセンターで、リバウンドとリング周りの得点でチームを支えます。
高さに加えて走力もあり、速攻の先頭を走る場面も多く、トランジションの場面はぜひチェックしておきたいポイントです。
京都精華学園の主力陣
京都精華学園は、ウインターカップ2024で女子3連覇と3冠を達成した実績を持つチームです。
卒業した選手も多いものの、ガード陣のゲームコントロールと、U18トップリーグでも結果を残してきた選手たちが引き続きチームを支えており、「4連覇がかかる王者」としての経験値は大きな武器になります。
大会をより楽しむための見どころ
男子は、シード校の鳥取城北、八王子学園八王子、仙台大明成、北陸に加え、福岡大学附属大濠や開志国際、藤枝明誠、東山、福岡第一など強豪がひしめく構図になっています。シード校が順当に勝ち上がるのか、それともノーシードの名門が波乱を起こすのかが、最大の見どころです。
女子は、インターハイ王者の桜花学園と、ウインターカップ3連覇中の京都精華学園の関係性に注目が集まります。桜花学園が第1シードとして盤石の戦いを見せるのか、京都精華学園が1回戦から勝ち上がり4連覇へ挑むのか、日本航空北海道や精華女子、岐阜女子がそこへどう割って入るのか、トーナメント全体の流れから目が離せません。
観戦する際は、
・男子は鳥取城北と福岡大学附属大濠が同じ山に入るかどうか
・女子は、桜花学園ブロックと京都精華学園ブロックの勝ち上がり方
・インターハイやトップリーグで結果を残した選手が、プレッシャーのかかるトーナメントでどんな表情を見せるか
を意識して見ると、一戦ごとの重みや駆け引きがより伝わってきます。 <h2>まとめ</h2>
ウインターカップ2025は、
・男子は鳥取城北と福岡大学附属大濠を軸に、シード校とノーシード強豪が入り乱れる構図
・女子は桜花学園と京都精華学園の二強に、日本航空北海道、精華女子、岐阜女子が挑む構図
という、例年にも増して予想が難しい大会になっています。
インターハイやU18トップリーグの結果を頭に入れておくと、各チームの「ここで負けられない理由」が見えてきて、1試合1試合への感情移入もしやすくなります。

この記事で紹介した優勝候補と注目選手を頭に入れて、冬の高校バスケ最高峰の戦いを楽しんでください。



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