・現役ドラフト2025で、どの球団がどの選手を獲得したのかを一目で確認したい
・指名された選手の守備位置や、どの球団から移籍してきたのかを整理して押さえたい
・今年の現役ドラフトの傾向や、ポジション別の移籍バランスをざっくり把握しておきたい

この記事では、2025年に行われた現役ドラフトの第1巡目結果をもとに
・12球団の獲得選手を「指名球団・守備位置・現所属球団」付きで一覧化
・投手と野手の内訳や、外野手移籍が多いといった今年の特徴を解説
・来季の起用やレギュラー争いをイメージしやすくなるポイント
を分かりやすくまとめます。
現役ドラフト2025 第1巡目の概要
2025年度の現役ドラフトは、第1巡目のみが実施され、12球団がそれぞれ1名ずつ選手を獲得しました。第2巡目は実施されていません。
全12選手の内訳は次の通りです。
・投手 4人
・内野手 2人
・外野手 6人
特に外野手の移籍が目立つ結果となっており、外野の層を厚くしたい球団と、出場機会を求める外野手側のニーズがうまくマッチした印象があります。
ここからは、リーグ別に第1巡目の結果を整理していきます。
セリーグの第1巡目結果一覧
セントラルリーグ6球団の指名結果です。
「指名球団」「選手名」「守備位置」「現所属球団」の順で整理しています。
読売ジャイアンツ
・松浦 慶斗 投手
現所属球団 北海道日本ハムファイターズ
年齢 22歳(2003年7月1日生/2025年12月時点)
2025年度一軍成績 一軍登板なし(シーズンは主にファームで登板)
東京ヤクルトスワローズ
・大道 温貴 投手
現所属球団 広島東洋カープ
年齢 26歳(1999年1月20日生/2025年12月時点)
2025年度一軍成績 1試合登板、0勝0敗、防御率0.00、1回無失点(被安打0、奪三振2)
横浜DeNAベイスターズ
・濱 将乃介 外野手
現所属球団 中日ドラゴンズ
年齢 25歳(2000年5月3日生/2025年12月時点)
2025年度一軍成績 5試合出場、打率.250(4打数1安打)、0本塁打、1打点、盗塁0
中日ドラゴンズ
・知野 直人 内野手
現所属球団 横浜DeNAベイスターズ
年齢 26歳(1999年2月16日生/2025年12月時点)
2025年度一軍成績 8試合出場、打率.176(17打数3安打)、1本塁打、2打点、出塁率.300、長打率.412
阪神タイガース
・濱田 太貴 外野手
現所属球団 東京ヤクルトスワローズ
年齢 25歳(2000年9月4日生/2025年12月時点)
2025年度一軍成績 34試合出場、打率.221(95打数21安打)、4本塁打、9打点、出塁率.288、長打率.411
広島東洋カープ
・辰見 鴻之介 内野手
現所属球団 東北楽天ゴールデンイーグルス
年齢 25歳(2000年11月24日生/2025年12月時点)
2025年度一軍成績 一軍公式戦での打撃成績なし(2024年に一軍で2試合出場、2025年は主にファームでプレー)
セリーグ内では、内外野の野手補強に加え、即戦力として計算できそうな投手2人が新たに加わる形になりました。
特に、外野の競争が激しいチームにとっては、起用の幅が広がる現役ドラフトになったと言えます。
パリーグの第1巡目結果一覧
続いて、パシフィックリーグ6球団の指名結果です。
北海道日本ハムファイターズ
・菊地 大稀 投手
現所属球団 読売ジャイアンツ
年齢 26歳(1999年6月2日生/2025年12月時点)
2025年度一軍成績 7試合登板、1勝1敗1ホールド、防御率1.80、10回投球で被安打7・奪三振16
東北楽天ゴールデンイーグルス
・佐藤 直樹 外野手
現所属球団 福岡ソフトバンクホークス
年齢 27歳(1998年9月3日生/2025年12月時点)
2025年度一軍成績 97試合出場、打率.183(126打数23安打)、2本塁打、11打点、12盗塁、出塁率.273
埼玉西武ライオンズ
・茶野 篤政 外野手
現所属球団 オリックス・バファローズ
年齢 26歳(1999年8月4日生/2025年12月時点)
2025年度一軍成績 116試合出場、打率.273(345打数94安打)、4本塁打、36打点、12盗塁、出塁率.342
千葉ロッテマリーンズ
・井上 広大 外野手
現所属球団 阪神タイガース
年齢 24歳(2001年8月12日生/2025年12月時点)
2025年度一軍成績 1試合出場、3打席3打数無安打、1盗塁、打率.000
オリックス・バファローズ
・平沼 翔太 外野手
現所属球団 埼玉西武ライオンズ
年齢 28歳(1997年8月16日生/2025年12月時点)
2025年度一軍成績 60試合出場、打率.218(156打数34安打)、0本塁打、11打点、5盗塁、出塁率.245
福岡ソフトバンクホークス
・中村 稔弥 投手
現所属球団 千葉ロッテマリーンズ
年齢 29歳(1996年7月8日生/2025年12月時点)
2025年度一軍成績 15試合登板、0勝0敗、防御率3.15、20回投球で被安打19・奪三振8
パリーグは特に外野手の移籍が多く、6人中4人が外野手という結果になりました。
各球団とも、外野のレギュラー争いや控え層の厚みを意識した指名が目立つラインナップです。
ポジション別に見る現役ドラフト2025の傾向
今回の第1巡目のポジション内訳を整理すると、次のようになります。
・投手 4人
・内野手 2人
・外野手 6人
投手よりも野手、特に外野手の移籍が多かったことが一つの特徴です。
外野手の場合、
・一軍ベンチには入るが、スタメン出場機会が限られている
・守備固めや代走要員での起用がメインになりがち
といったケースも多く、現役ドラフトによって「より出場機会の多い環境」を求めやすいポジションでもあります。
一方、投手は4人にとどまりましたが、
・中継ぎの層を厚くしたい球団
・先発候補を一枚でも多く確保したい球団
にとって、現役ドラフトは貴重な補強の場になっています。
各球団の補強ポイントと今後の注目点
ここでは、全体の傾向ベースで「どんな狙いが見えるか」を整理します。
出場機会を求める野手の移籍が活発に
外野手6人、内野手2人が指名されたことで、
「一軍の出場機会を増やしたい野手」
にとって現役ドラフトが有効に機能していることがうかがえます。
新天地での
・守備位置争い
・代打、代走、守備固めといったベンチ枠
・将来的なレギュラー定着
といったステップをどう踏んでいくのかは、来季の見どころの一つです。
投手は即戦力枠としての期待が高い
投手4人はいずれも、
・中継ぎ陣の一角
・ローテーションのバックアップ
として計算されやすいタイプが多く、キャンプ・オープン戦からアピール合戦が繰り広げられそうです。
特に、救援陣に不安のある球団では、現役ドラフト組がいきなり勝ちパターンに食い込むケースも十分考えられます。
第2巡目が実施されなかった点について
2025年の現役ドラフトでは、第2巡目は実施されず、第1巡目のみで終了しました。
現役ドラフトは2022年から始まり、2025年で4回目の開催となりますが、
2巡目の運用については年ごとに微調整が行われている状況です。
今年はルール変更も行われたうえでの開催だったこともあり、
・各球団が1人ずつを確実に移籍させる
・それ以上の巡目については慎重な判断をした
という流れになったと考えられます。
来季以降、2巡目がどの程度活用されていくかも、現役ドラフトを見るうえでのポイントになりそうです。
まとめ 来季の「ブレーク候補」は現役ドラフトからも生まれる
改めて、2025年度現役ドラフト第1巡目をまとめると
・12球団がそれぞれ1名ずつ選手を獲得
・投手4人、内野手2人、外野手6人というバランス
・第2巡目は実施されず、第1巡目のみで終了
という結果になりました。
過去の現役ドラフトでは、新天地で一気に花開き、チームの主力に定着した選手もいます。
2025年の指名組の中からも、
・開幕スタメンを勝ち取る選手
・シーズン途中から一気に頭角を現す選手
・ポストシーズンで大仕事をする選手
が出てくる可能性は十分にあります。

シーズンが始まったあとも、「この選手は現役ドラフトから移籍してきたんだな」という目線で試合を見てみると、プロ野球がさらに面白く感じられるはずです。



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