片岡雷斗ボクシング経歴アマ6冠サンダーストームと呼ばれる新星のプロフィールと強さの理由まとめ

  • 片岡雷斗がどんなボクサーなのか経歴を整理して知りたい
  • 高校5冠やアジアユース優勝などアマチュア時代の実績を分かりやすく押さえたい
  • プロ転向後の階級や目標をチェックして今のうちに押さえておきたい
スポーツオヤジ
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この記事を読めば、アマチュア6冠ボクサー片岡雷斗選手の基本プロフィールから、高校時代の戦績、プロ転向の理由、ボクシングスタイル、そして世界6階級制覇を見据える今後の展望までを一気に把握できます。

片岡雷斗の基本プロフィール

片岡雷斗選手は2006年7月12日生まれ、千葉県佐倉市出身のボクサーです。身長は162センチで、構えは右のボクサーファイターです。

兄弟は男5人女2人の7人きょうだいの三男で、現在はプロボクシングの名門である大橋ボクシングジムに所属しています。

アマチュア時代の戦績は約60戦で57勝1敗、そのうち30勝以上がRSCという高い決定力を誇ります。

愛称は名前の雷から連想されたサンダーストームで、大橋秀行会長が命名しました。

幼少期からボクシングを始めるまで

片岡選手が格闘技の世界に入ったきっかけは、格闘技経験のある父の存在です。幼稚園の頃からすでにキックボクシングの練習を始めており、小学4年生のタイミングでボクシングに本格的に転向しました。

地元の佐倉市で練習を重ねる中で、そのスピードとセンスは早い段階から注目を集めます。小学生のうちから全国レベルを意識できる素質を持ち、高校進学時には競技環境が整った学校を選ぶことになります。

習志野高校でつかんだ高校5冠とアジア制覇

進学先は千葉県の強豪、習志野高校です。ここで片岡選手は一気に頭角を現します。

高校時代にはインターハイや選抜大会、国体など主要大会でタイトルを重ね、高校5冠と紹介される実績を残しました。

さらに2023年にはアジアユース選手権男子51キロ級で優勝し、国際大会でも金メダルを獲得します。

高校での活躍とアジア制覇によって、片岡選手はアマチュア6冠の逸材として一気に全国区の注目を集める存在になりました。

プロ転向を決断した理由とタイミング

2025年春に習志野高校を卒業した後は、大学には進学せず大橋ジムのアマチュア部門に所属します。当初は2028年ロサンゼルスオリンピック出場を視野に入れていましたが、主戦場だった50キロ級が五輪の実施階級から外れてしまいました。

その状況の変化に加えて、ジムの先輩である井上尚弥選手をはじめプロの試合を間近で見たことで、片岡選手の中でプロ志向が強まっていきます。本人は会見で、あの舞台で戦いたいという思いが強くなったと語っています。

そして2025年12月1日、横浜市の大橋ジムでプロ転向会見を行い、大橋ジム所属のプロボクサーとして活動することを正式に表明しました。

プロテストは2025年12月5日にB級で受験し、2026年3月ごろにミニマム級で世界ランカー級の相手とデビュー戦を行う構想が示されています。

大橋ジムでの環境とスパーリング経験

片岡選手が所属する大橋ジムは、世界的スターの井上尚弥選手をはじめ、多くの世界王者を輩出してきた国内トップクラスのジムです。そこで片岡選手は、在学中からすでにハイレベルな環境で経験を積んできました。

すでにWBC世界ミニマム級王者メルビンジェルサレムや、WBA世界ミニマム級王者松本流星といった世界王者とのスパーリングも経験しています。

その中で、世界レベルの攻防に触れたことで手応えと課題の両方を感じたと語っており、本人は世界王者になれるという自信も口にしています。

サンダーストームと呼ばれるボクシングスタイル

片岡選手のスタイルは、スピードを生かしたボクサーファイタータイプです。攻撃に出たときの連打の速さだけでなく、ディフェンスの反応やフットワークも速く、その総合的なスピードが最大の武器と評価されています。

アマチュア時代の勝ち星の多くをRSCで挙げていることからも分かるように、ポイント勝ちを狙うだけでなく倒し切る力も備えています。

大橋会長は、攻撃と守り両方のスピードがずば抜けていると話しており、これまで見てきた中で一番の天才かもしれないとまで評しています。

体重は普段53から54キロほどで、プロではミニマム級からスタートし、将来的にはスーパーバンタム級付近まで階級を上げていきたいと語っています。

片岡雷斗の人柄と家族エピソード

7人きょうだいの真ん中ということもあり、片岡選手は明るくフレンドリーなキャラクターとして紹介されることが多いです。

会見の場では、肩まで伸ばした髪について木村拓哉さんのようなイメージがあると冗談交じりに話す場面もあり、ふだんの柔らかい人柄も伝わってきます。

一方でリングに上がれば表情が一変し、ニックネーム通り嵐のような攻撃を仕掛けるギャップも魅力です。片岡選手は、ボクシングを通じて見る人に夢や希望を届けられる存在になりたいと語っています。

目標は世界6階級制覇今後の展望

片岡選手が掲げている目標は、世界王者になることだけではありません。ミニマム級からスタートし、体の成長に合わせて階級を上げながら、最終的にはスーパーバンタム級あたりまで上げて世界6階級制覇に挑みたいと話しています。

大橋会長も、世界王者になるのは当然で複数階級制覇も狙えるとコメントしており、ジムとしても将来の看板選手として大きな期待を寄せています。

プロデビュー戦から世界ランカー級との対戦が構想されていることを考えると、デビュー直後から世界戦線を意識したキャリアプランが組まれていると言えます。

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アマチュア6冠、アジアユース金メダルという実績と、大橋ジムというトップ環境を背景に、サンダーストーム片岡雷斗がどこまで駆け上がるのか、今のうちから経歴を押さえておく価値のある選手です。

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