- 平良達郎とブランドン・モレノの試合がいつどこで行われるのかを知りたい
- 2人の戦績やスタイルの違いを押さえて、試合を見る前にイメージをつかんでおきたい
- 勝った方がタイトル戦にどれくらい近づくのか、フライ級の今後の流れもまとめて理解したい

この記事を読めば、UFC323で行われる平良達郎 vs ブランドン・モレノ戦の基本情報と日本からの視聴方法、平良達郎とブランドン・モレノ、それぞれのプロフィールとここまでのキャリア、両者のスタイル比較と、どんな展開になりやすいかの具体的なイメージ、勝負のカギになるポイントと、勝者がフライ級タイトル戦線でどんな位置に立つのかが一通り整理できます。
UFC323 平良達郎 vs ブランドン・モレノ戦の基本情報
まずは試合の概要から整理しておきます。
- 大会名
UFC323 ドバリシビリ vs ヤン2 - 開催日
日本時間 2025年12月7日(日) - 会場
アメリカ ネバダ州ラスベガス Tモバイルアリーナ - 階級
フライ級 3ラウンド - 対戦カードでの位置づけ
メインカードの一戦
同じ大会の中でフライ級タイトルマッチ
アレシャンドレ パントージャ vs ジョシュア ヴァン戦も行われるため、勝者が次期挑戦者候補と見られている
ランキング的には、
- 平良達郎 フライ級5位
- ブランドン モレノ フライ級2位
という位置づけで、数字だけ見ても「タイトル挑戦一歩手前どうし」の激突になっています。
平良達郎のプロフィールとここまでのキャリア整理
まずは日本のホープ、平良達郎の現在地をざっくり押さえておきます。
- 名前
平良達郎 - 生年月日
2000年1月27日 生まれ 25歳 - 身長
170センチ - リーチ
約178センチ - 所属
THE BLACKBELT JAPAN などを拠点に活動 - プロ戦績
17勝1敗
5KO 8一本のフィニッシュ率の高いオールラウンダー
キャリアの流れをざっくりまとめると、
- 修斗世界フライ級王者として国内で頭ひとつ抜けた存在になる
- UFC参戦後は6連勝と順風満帆に勝ち星を重ねる
- 2024年10月 ブランドン ロイバル戦で接戦の末スプリット判定負け 初黒星
- 2025年8月 無敗だったパク ヒョンソンを2ラウンド一本で沈めて再浮上
という流れです。
特に特徴的なのが「バックテイクからのフィニッシュ力」です。
- テイクダウン
- パスガード
- 背後を取る
- チョークで決め切る
この流れがとてもスムーズで、相手が一度背中を見せると、そのまま試合が終わってしまうパターンが多いのが平良選手の怖さです。
スタンドでも、
- 左ジャブや前蹴りで距離を測る
- 相手の打ち終わりにタックルを合わせる
といった形で、打撃とテイクダウンをつないだ「総合力」で勝負するタイプと言えます。
ブランドン モレノのプロフィールと強さ
対するブランドン モレノは、言わずと知れた元UFCフライ級王者です。
- 名前
ブランドン モレノ - ニックネーム
The Assassin Baby - 生年月日
1993年12月7日 生まれ 31歳 - 身長
170センチ - リーチ
約178センチ - プロ戦績
23勝8敗2分
直近のキャリアをざっくり並べると、
- デイブソン フィゲイレードとの4戦を含め、長くフライ級トップをけん引
- 2023年 アレシャンドレ パントージャとのタイトルマッチで僅差の判定負け
- その後もロイバル戦などで惜敗が続く
- 2024年 アミル アルバジ戦で完勝
- 2025年3月 スティーブ エルセグに判定勝ちで連勝中
と、戦績表だけ見ると「勝ったり負けたり」に見えますが、常に相手はトップランカーや王者クラスばかりです。
モレノの強みは、
- ジャブとワンツーを軸にしたスタンドの手数
- カーフキックやボディ攻撃を混ぜた攻めのバリエーション
- テイクダウンされても立ち上がってくるスクランブル能力の高さ
- 5ラウンド戦い続けられるスタミナ
と、派手さだけではなく「総合的な完成度」の高さにあります。
元王者らしく「どこを取っても穴が少ない」のが最大の武器です。
スタイル比較で見る 平良 vs モレノの見どころ
2人のスタイルを簡単に並べてみます。
- 平良達郎
- 強み
- グラップリング バックテイク 一本取り
- テイクダウンに繋げるタイミングの良さ
- フィニッシュを狙い続ける積極性
- 課題
- 世界トップレベルとのラウンドを多く経験しているわけではない
- ロイバル戦では打撃とプレッシャーで押し込まれる場面もあった
- 強み
- ブランドン モレノ
- 強み
- スタンドの手数と精度
- テイクダウンディフェンスと、組まれても立ち上がる力
- チャンピオンシップラウンドを何度も戦ってきた経験値
- 課題
- 打ち合いに付き合いすぎて被弾が増える癖
- 接戦を落とすケースもあり、判定まで行くと読みづらい
- 強み
イメージとしては、
- 平良選手が「1回でもしっかり組める形を作れるか」
- モレノが「組まれても立ち上がってスタンドに戻せるか」
という我慢比べになりやすいカードです。
勝負のカギになるポイント3つ
ここからは、実際に試合を見る時に注目しておくと楽しいポイントを3つに絞って整理します。
1つ目 テイクダウンの成否とケージ際の攻防
平良選手が最初の2〜3分で「どれだけケージ際までモレノを押し込めるか」は、試合の流れを大きく左右します。
- ジャブや前蹴りで距離を測る
- ケージ際まで追い込み、シングルレッグやダブルレッグでテイクダウンを狙う
- 一度でもしっかりとバックポジションを取れれば、一気にフィニッシュまで持っていく可能性も高い
逆にモレノ側が、
- ケージ中央をキープし続ける
- カーフキックやジャブで平良選手を近づかせない
という形を作れると、平良選手は「遠い距離で打ち合わされる」展開が増えてしまいます。
2つ目 打撃の量と被弾管理
UFCトップクラスのモレノは、5ラウンドを通しても打撃の手数が落ちないタイプです。
- ジャブ
- ワンツー
- カーフキック
- ボディショット
これらを混ぜ合わされると、どうしても被弾が増え、テイクダウンの入りも読まれやすくなります。
平良選手としては、
- 無理に打ち合わず、被弾を減らしながら距離を詰める
- 打ち終わりで組みに入る形を徹底する
という「欲張らない打撃」がポイントになりそうです。
3つ目 メンタルと試合の中での修正力
この一戦は、平良選手にとって「キャリア最大の大一番」です。
- 大きな会場
- 元王者との対戦
- 勝てばタイトル挑戦の現実味が一気に増す
という状況の中で、どれだけ自分のペースを保てるかも重要です。
モレノは、これまで何度もタイトルマッチやメインイベントを経験してきたベテラン。試合の中で相手の出方を見て戦い方を変える「修正力」も高く、プレッシャーの中で強さを発揮してきました。
平良選手が、
- 1ラウンドで思い通りにいかなくても焦らない
- 2ラウンド以降で組み立てを変えられるか
ここも大きな見どころです。
勝った方はどうなる フライ級タイトル戦線の行方
同じUFC323では、
- フライ級タイトルマッチ
アレシャンドレ パントージャ vs ジョシュア ヴァン
も行われます。
多くの海外メディアや関係者は、
- モレノ vs 平良の勝者が、次のタイトル挑戦者候補の最有力になる
と見ています。
もし平良選手が勝てば、
- プロ戦績18勝1敗
- UFCで元王者を撃破
- ランキング2位撃破
という実績になり、「日本人初のUFC王者」が一気に現実味を帯びます。
モレノが勝った場合も、
- 2連勝から3連勝
- 元王者として再びタイトル戦線の最前列へ
という形になり、「パントージャへのリベンジマッチ」を望む声がさらに強くなるでしょう。
どちらが勝っても、フライ級の勢力図が大きく動くことは間違いありません。
日本からの視聴方法と試合当日の楽しみ方
日本からこの試合を見る方法も、簡単に整理しておきます。
- 配信サービス
- U NEXT 見放題プラン対象 ライブ配信と見逃し配信
- UFCファイトパス プレミアムプランで視聴可能
- 日本時間のスケジュールイメージ
- 2025年12月7日(日) 朝から大会配信開始
- アーリープレリム 朝の時間帯
- メインカードは昼前後
- 平良達郎 vs ブランドン モレノ戦はメインカード序盤から中盤に組まれており、昼前後の時間帯になる見込み
※開始時間やカード順は直前で変更される可能性があるので、当日はUFC公式サイトや配信サービスの番組表をチェックしておくと安心です。
試合をより楽しむためのちょっとした工夫としては、
- 事前に2人のハイライト動画を見ておく
- ロイバル戦やパク ヒョンソン戦、エルセグ戦など直近の試合を1本だけでも見ておく
- 当日はフライ級タイトルマッチまでセットで視聴して、「誰と誰が次に当たりそうか」を自分なりに予想してみる
こうした「自分なりの視点」を持って見ると、試合が一気に面白くなります。
まとめ 平良達郎はモレノという“壁”を超えてタイトル戦線へ駆け上がれるか
ここまで、
- UFC323で行われる平良達郎 vs ブランドン モレノ戦の基本情報
- 2人のプロフィールとここまでのキャリア
- スタイル比較と試合の見どころ
- 勝者がフライ級タイトル戦線でどんな位置に立つのか
を一通り整理してきました。
改めて、この一戦を一言でまとめるなら、
- 平良達郎にとっては「世界の頂点に手を伸ばすためのラストテスト」
- モレノにとっては「王座奪還に向けて落とせないサバイバルマッチ」
と言えます。
グラップリングで圧倒してアップセットを起こすのか。
経験値と総合力でモレノが意地を見せるのか。
どちらのシナリオになってもドラマチックな展開になることは間違いありません。
試合当日は、ぜひこの記事で押さえたポイントを思い出しながら、一緒にフライ級の大一番を楽しみましょう。



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