・栗村凌がどんな選手なのか 全国高校駅伝やインターハイでの経歴も含めて知りたい
・福島県高校駅伝2025で生まれた3区区間新23分16秒や5000m13分34秒38高校歴代8位のインパクトを整理したい
・都大路でどんな走りを見せてくれそうか 増子陽太とのWエース体制の見どころと伸びしろを押さえたい

この記事を読むことで 学法石川高校のエース格・栗村凌のプロフィール 全国高校駅伝やインターハイ・U20日本選手権クロカンでの経歴 主な自己ベストと福島県高校駅伝3区区間新23分16秒 さらに日体大長距離競技会での5000m13分34秒38高校歴代8位の走りまでを一気に把握できます。
栗村凌のプロフィール 全国高校駅伝で注目される学法石川のWエース

名前 栗村 凌(くりむら りょう)
所属 学法石川高校 陸上競技部(福島県)
出身 福島県・会津若松第四中学校出身の中距離・長距離ランナー
主戦距離 1500m・2000m・5000mと 駅伝の10km・8.1075km・5kmなど中長距離全般
特徴 中学時代は1500mで全国2位・県中学記録保持者 高校では5000m13分台とクロカン日本一を武器に トラックとロードの両方で勝負できるオールラウンダー
中学時代から全国レベルで活躍してきたランナーで 高校では学法石川の「もう1人のエース」として増子陽太とともにチームを引っ張る存在です。
トラックでは鋭いラストスパートを生かしたレースを得意とし ロードやクロカンではアップダウンのあるコースでも粘り強くペースを刻めるのが持ち味です。
最新トピック 5000m13分34秒38高校歴代8位と福島県高校駅伝3区区間新23分16秒の衝撃
2025年11月16日 日本体育大学長距離競技会・NITTAIDAI Challenge Gamesの男子5000mで 栗村凌は13分34秒38をマークしました。
このタイムは日本高校歴代8位に位置づけられ 福島県高校記録も更新するビッグパフォーマンスです。
前年2024年11月には 同じ日体大の記録会で13分48秒32を出し「高2歴代10位」に入っていましたが そこから一気に14秒近く自己ベストを更新した形になります。
さらに2025年10月23日の福島県高校駅伝では 男子3区(8.1075km)を23分16秒で走り 34年ぶりの区間新記録を樹立。チームは2時間2分58秒の大会新記録で優勝し 全国高校駅伝へ向けて大きな弾みをつけました
1区で28分20秒の区間新をマークした増子陽太とともに 「W区間新」でレースを決めた存在として 陸上ファンの注目を集めています。
自己ベストと主要記録 数字で見る栗村凌の経歴
分かっている主な自己ベストと記録をまとめておきます。
・5000m 13分34秒38
2025年11月16日 日本体育大学長距離競技会・NCG男子5000m
日本高校歴代8位・福島県高校新記録
・参考記録 5000m 13分48秒32
2024年11月 日体大記録会
当時の高校2年歴代10位クラス
・5000m 13分51秒97
2025年7月 全国高校総体(広島インターハイ)男子5000m 3位
・2000m 5分10秒59
2025年9月 学法石川の記録として把握されているタイムで 高校歴代2位とされる好記録
同じレースで増子陽太が5分10秒47の高校最高記録
・1500m(高校) 3分53秒02
福島県高校新人陸上競技大会 男子1500m 優勝タイム
・1500m(中学) 3分55秒07
福島県中学記録・中学歴代10傑の一つとして残るタイム
・8kmクロスカントリー 23分20秒
第40回U20日本選手権クロスカントリー男子8km 優勝タイム
・10km 駅伝1区 30分25秒
2024年福島県高校駅伝1区(10km)区間賞
・10km 全日本高校駅伝1区 29分26秒
第75回全国高校駅伝2024男子1区 6位
・8.1075km 駅伝3区 23分16秒
2025年福島県高校駅伝3区区間新記録
1500m・2000mでのスピードと 5000m・駅伝でのスタミナの両方に強みがあり 「スピードを長い距離まで押し広げたタイプ」ということが数字からもはっきり読み取れます。
年表で振り返る栗村凌の経歴
2021年 ふくしま駅伝で区間賞を獲得
福島県市町村対抗・ふくしま駅伝で 8区を担い 区間賞の走りでチームを上位に押し上げます。
当時は会津若松第四中の2年生で 早くもロードレースで存在感を示していました。
2022年 中学1500mで県記録 そして全中2位
・1500mで3分55秒07をマークし 福島県中学記録を樹立。
・全日本中学陸上 男子1500mでは 4分3秒23で2位。最後の直線で猛追するも0秒21差で優勝を逃し この悔しさがその後の成長の原動力になったとされています。
2023年 学法石川高校へ進学
中学時代からのライバル増子陽太らとともに 学法石川高校に進学。1年時から長距離パートの一員としてトレーニングを積み 重厚な長距離チームの中で力を伸ばしていきます。
(具体的な公式リザルトは多くありませんが 以後の飛躍を考えると この時期に土台を固めていたことがうかがえます)
2024年 福島県高校駅伝1区区間賞 全日本高校駅伝1区6位 5000m13分48秒32
・福島県高校駅伝2024では 1区10kmを30分25秒でまとめ区間賞。大会新記録での優勝の流れを作りました。
・12月の全国高校駅伝2024では 1区29分26秒で6位。強豪校のエースが集まる区間で堂々とした走りを見せ チームの5位入賞に貢献します。
・同年11月 日体大記録会で13分48秒32をマークし 高2歴代10位クラスのタイムを出して一気に全国区の存在になります。Instagram+1
2025年2月 U20日本選手権クロカン優勝
福岡・海の中道で行われた第40回U20日本選手権クロスカントリー男子8kmで 23分20秒のタイムで優勝。
増子陽太・新妻遼己ら世代トップ選手との競り合いを制し 自身初の全国タイトルを手にします。
2025年7月 広島インターハイ5000m3位
酷暑の中で行われたインターハイ男子5000m決勝で 13分51秒97の3位。
海外勢や他地区の有力選手と渡り合い 全国の大舞台で表彰台に立ちます。
2025年10月 福島県高校駅伝3区23分16秒区間新 大会新Vに貢献
福島県高校駅伝2025では 3区8.1075kmを23分16秒で走り34年ぶりの区間新記録。
1区増子の区間新から続く流れを途切れさせることなく 学法石川の大会新・15連覇に大きく貢献しました。
2025年11月 5000m13分34秒38で高校歴代8位
日体大長距離競技会NCG男子5000mで 13分34秒38をマークし高校歴代8位にランクイン。
前年の自己ベストを一気に更新し 「トラックでも全国トップレベルのエース」としての地位を固めます。
競技スタイル分析 全国高校駅伝でエース区間を任される理由
1つ目のポイントは スピードとスタミナのバランスです。
中学1500m県記録3分55秒07と 高校での2000m5分10秒59・5000m13分34秒38という数字を見ると 「中距離で培ったスピードを 長い距離でも生かせるタイプ」であることが分かります。
2つ目は レース運びのうまさとラストスパートの鋭さです。
U20日本選手権クロカンでは「最後まで前に出ず ラストで仕掛ける」というプラン通りの走りで 優勝をつかんだと報じられています。
集団の中で余裕を持ってレースを進め 終盤で一気にギアを上げるスタイルは トラックでもロードでも武器になります。
3つ目は ロードとクロカンへの適性の高さです。
福島県高校駅伝のアップダウンのあるコースや 海の中道のクロカンコースで好走していることから 平坦なトラックだけでなく 起伏・カーブの多いコースでも力を発揮できるランナーだと言えます。
4つ目は 大舞台でのメンタルの強さです。
全国高校駅伝1区では「先頭が飛び出しても落ち着いてついていく」という冷静なコメント通り 強豪校エースがひしめく区間で6位の走りを見せています。
インターハイ決勝でも表彰台に乗っていることから ここ一番で実力を出せるタイプと言えるでしょう。
福島県高校駅伝の快走 全国高校駅伝につながる大きな一歩
福島県高校駅伝2025での3区23分16秒区間新は 栗村凌にとってもチームにとっても大きなターニングポイントでした。
1区の増子陽太が10kmを28分20秒で区間新 2区保芦が区間賞でリードを広げたあと 3区でタスキを受けた栗村は 序盤から積極的にペースを刻み 34年ぶりとなる区間新記録を樹立。
この時点でレースの大勢を決め 学法石川は7区間すべて区間賞・2時間2分58秒の大会新という圧勝劇を完成させました。
県大会は「都大路優勝を目指すチームにとっては通過点」というコメントもあり その中であえて区間新を狙うような攻めの走りを見せたことが 全国高校駅伝2025に向けた大きなアピールになっています。
将来像と進路について分かっていること
2025年11月時点で 栗村凌の卒業後の進路について 公式に確定した情報は公表されていません。
ただし
・5000m13分34秒38高校歴代8位
・U20日本選手権クロカン優勝
・インターハイ5000m3位
といった実績から考えると 大学でも即戦力クラスとして複数の強豪校から注目されていると見るのが自然です。
どのカテゴリーに進んだとしても 長距離界で存在感を発揮し続ける可能性が高く 将来的には箱根駅伝・ニューイヤー駅伝・実業団駅伝など さらに大きなステージで名前を聞くことになりそうです。
進路について新しい公式発表が出た場合は その内容を確認したうえで情報を更新していくのが良さそうです。
よくある質問 全国高校駅伝での役割もチェック
Q 名前の読み方は?
A 「くりむら りょう」と読みます。英字表記は KURIMURA Ryo です。
Q どんな種目を得意としている選手?
A 1500m・2000m・5000mといった中長距離と 高校駅伝・クロカンで力を発揮する選手です。特に5000mと駅伝主要区間は全国トップレベルと言えます。
Q 全国高校駅伝ではどの区間を走ることが多い?
A 2024年大会では1区10kmを任され6位。福島県大会では2024年に1区 2025年に3区と 要所を任されており 全国高校駅伝2025でもエース区間での起用が有力と見られます。
Q 増子陽太との違いは?
A 増子が「序盤から飛び出してハイペースで押し切るタイプ」とすれば 栗村は「集団の中で我慢してラストで切り替えるタイプ」と評されることが多いです。2人のスタイルの違いが 学法石川のレースパターンの幅を広げています。
Q トラックとロードではどちらが得意?
A 5000m13分34秒38・インターハイ3位というトラックの実績と U20クロカン優勝・福島県高校駅伝区間新というロード・クロカンでの実績の両方があるため どちらか一方ではなく「両方高いレベルで戦えるタイプ」と言えます。
まとめ 全国高校駅伝で栗村凌の走りを楽しむために
・中学時代から1500mで県記録を持つスピードランナーで 高校では5000m13分34秒38高校歴代8位まで記録を伸ばしてきた
・2024年福島県高校駅伝1区区間賞・全国高校駅伝1区6位を経て 2025年は福島県高校駅伝3区で23分16秒の区間新をマークし Wエース体制の一角としてチームを牽引している
・U20日本選手権クロカン優勝・インターハイ5000m3位など 大舞台での実績も豊富で トラック・ロード・クロカンのすべてで結果を残している
・全国高校駅伝2025では 増子陽太とのコンビで「レースを決める区間」を担う存在として 走りに注目が集まっている
全国高校駅伝をより楽しむためには タイムだけでなく ここまで積み重ねてきた経歴やレーススタイルを知っておくことが大きなヒントになります。

テレビや配信で都大路のレースを見るときは 学法石川のユニフォームとともに 「栗村凌」という名前にもぜひ注目してみてください。



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