・ナイタートライアルin屋島の女子3000mで何が起きたのか知りたい
・小学6年生で3000m9分28秒04がどれくらいすごいのか具体的にイメージしたい
・今後の伸びしろや、中学以降どんな存在になりそうかをざっくり押さえておきたい

この記事を読めば、2025年ナイタートライアルin屋島の女子3000mで小学6年生の村山玲奈選手がマークした9分28秒04という記録の意味や背景、陸上ファンがどこに衝撃を受けているのかが、ひと通り整理できます。
ナイタートライアルin屋島女子3000mで生まれた9分28秒04というニュース概要
2025年11月22日、香川県高松市の屋島レクザムフィールドで開催された2025ナイタートライアルin屋島で、女子3000mに出場した小学6年生の村山玲奈(むらやま れな)選手が9分28秒04をマークしました。
この大会は、高校生や一般のトップランナーも多く参加する記録会で、質の高いペースメイクと走りやすいナイトコンディションから、自己ベスト更新がよく生まれる場として知られています。2024年には女子2000mで田中希実選手が5分40秒89の日本記録を樹立しており、屋島は「記録が出る競技場」というイメージも強い会場です。
そんな舞台で、小学生女子が3000m9分30秒の壁を大きく破る記録を出したことが、SNSや陸上ファンの間で一気に拡散されました。
3000m9分28秒04はどれくらい速いのかペースでイメージする
3000m9分28秒04をペースに直すと、おおよそ1kmあたり3分9秒ペースになります。
・1周400mトラックなら、1周を約75秒で7周半
・多くの中学全国トップ選手が走るようなペース帯
・小学生女子の長距離レースとは思えないスピード域
というように、数字を分解してみると、その異常さが少しイメージしやすくなります。
一般的な小学生女子の長距離トップ層でも、1000mなら3分台前半、1500mで4分台後半〜5分台、3000mまで走るケース自体が多くはありません。その中で、3000mを9分台後半どころか、9分半切りでまとめてきたという点に、陸上ファンが大きな衝撃を受けている状況です。
小学生歴代最高クラス中学1年歴代でも2位相当とされるインパクト
今回の記録がここまで話題になった大きな理由は、「小学生として歴代最高クラスの記録」とみられている点にあります。陸上記録のデータを長年追いかけている記録マニアや記者が、既存の小学記録データと照合したうえで、小学生歴代最高である可能性が高いとコメントしています。
さらに、月刊陸上競技オンラインなどの陸上専門メディアも、
「中学1年生の歴代ランキングに当てはめた場合でも2位相当」
と紹介しており、中学生女子のトップ層と比べても遜色ないどころか、ほぼ最上位クラスのパフォーマンスであると伝えています。
今季の中学生女子の記録と並べて見た場合でも、村山選手の3000m9分28秒04を上回る中学生は現時点で確認されておらず、「学年を一つ飛び越えてもトップレベル」という評価が広がっています。
村山玲奈(ゆず)のこれまでの自己ベストと持ち味
SNS上で共有されている情報によると、村山玲奈選手は3000mだけでなく、1000mや1500mでも非常に高いレベルのタイムを残しています。
・1000m 2分54秒82
・1500m 4分32秒96
・3000m 9分28秒04
1000m2分54秒台は、小学生女子としてはもちろん、中学生の大会でも優勝争いに加われるペースです。1500m4分32秒台も、中学女子の全国大会で入賞を狙える水準といえます。
これらの記録から見えてくるのは、
・中距離から長距離まで幅広く対応できるスピードとスタミナ
・1000mや1500mでも前半からしっかり押していけるスピード持久力
・それを3000mまで落とさずに維持できるレース運びのうまさ
といった特徴です。実際に走りを見た観戦者からは、「蹴りが強く、推進力のあるフォーム」「脚の回転がきれいでロスが少ない」という声も上がっており、体の使い方の上手さも高く評価されています。
ナイタートライアルin屋島という舞台がもたらしたもの
ナイタートライアルin屋島は、香川県陸協や関係者が運営する記録会で、毎年秋に開催されています。
・涼しい時間帯を狙ったナイトレース
・ペースメーカーがつくレースが多く、ラップが安定しやすい
・高校生や実業団選手も参加し、全体のレベルが高い
といった要素がそろっており、自己ベスト更新を狙うには絶好の環境です。
2024年には女子2000mで田中希実選手が日本記録をマークするなど、「屋島=ハイレベルな記録が生まれる場」というイメージもすでに定着していました。
その舞台で、今度は小学生女子が歴代級の3000mを走ったことで、「屋島からまた新しいスター候補が現れた」という見方も広がっています。
小学生でこれだけ走れるからこそ大事にしたい今後の成長
ここまでくると、「将来はどんな選手になるのだろう」と期待が膨らみます。
・中学に上がれば、全国中学駅伝や都道府県対抗女子駅伝の中学生区間でエース候補になりうる
・高校ではインターハイや全国高校駅伝での活躍が視野に入ってくる
・中長期的には5000mやロード、駅伝でも日本トップクラスを狙える素材
こうした将来像を、多くの陸上ファンが思い浮かべたはずです。
一方で、村山選手はまだ小学6年生です。成長期の体は変化が大きく、急激なトレーニング量の増加や、プレッシャーのかかりすぎは故障のリスクにもつながります。
今回の歴代級パフォーマンスは本当に素晴らしい出来事ですが、周りの大人たちが長い目で見守りつつ、体を大事にしながら成長していける環境が保たれると、記録だけでなく陸上人生そのものも豊かなものになっていきそうです。
まとめ小学生女子3000m9分28秒04は新たな時代の象徴
ナイタートライアルin屋島の女子3000mで生まれた、村山玲奈(ゆず)選手の9分28秒04という記録は、
・小学生女子として歴代最高クラスとみられるレベル
・中学1年生の歴代ランキングに当てはめても2位相当とされるインパクト
・1000mや1500mの自己ベストも含めて、中長距離全般で突出したポテンシャル
という要素が重なった、まさに「事件級」のパフォーマンスでした。

今後、中学・高校・大学、さらにはその先のステージでどのような走りを見せてくれるのか。日本の女子長距離界において、早くも名前を覚えておきたい存在が一人増えたと言ってよさそうですね。



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