宇都宮桃奈 世界クロカンU20日本代表に選出までの経歴まとめ 登別出身の高校2年生ランナーの強さと今後の注目ポイント


  • 宇都宮桃奈選手がどんなプロフィール・経歴の持ち主なのか知りたい
  • 世界クロカン(世界クロスカントリー選手権)U20日本代表にどうやって選ばれたのかを整理しておきたい
  • 中学・高校でどんなレース結果を残してきたのか、走りの特徴と今後の可能性を知りたい
スポーツオヤジ
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この記事を読めば、宇都宮桃奈選手について、登別出身の中学時代から駅伝・クロカンで活躍してきた背景、札幌山の手高校での駅伝チームの一員としての成長と、U20日本選手権3000m優勝という全国タイトル、世界クロカン2026タラハシー大会のU20日本代表に選ばれるまでの流れと、世界の舞台で期待される走りといったポイントが一通り整理できます。


宇都宮桃奈とは 世界クロカンU20日本代表の高校2年生ランナー

宇都宮桃奈(うつのみや・もな)選手は、北海道・登別市出身の女子中長距離ランナーです。登別市立緑陽中学校から陸上で頭角を現し、その後は札幌山の手高校に進学。高校2年生となった2025年シーズンには、U20日本選手権女子3000mで優勝し、全国タイトルを獲得しています。

2025年12月、京都で行われた世界クロカン(タラハシー2026世界クロスカントリー選手権)U20日本代表選考会の女子5000mで1着となり、その結果を受けてU20日本代表に選出されました。

高校生ながら日本代表に名を連ねる、次世代を担う有望株の1人です。


宇都宮桃奈のプロフィール

現時点で公表されている範囲で、プロフィールを整理します。

  • 名前:宇都宮 桃奈(うつのみや・もな)
  • 出身地:北海道登別市
  • 中学:登別市立緑陽中学校(女子陸上・駅伝)
  • 高校:札幌山の手高校(女子陸上・駅伝)
  • 種目:中長距離(3000m・5000m、クロスカントリー、駅伝など)
  • 主なタイトル
    • 第41回U20日本陸上競技選手権 女子3000m優勝(9分21秒77)
    • 世界クロカンU20日本代表選考会 女子5000m1着(15分37秒61)
    • 世界クロスカントリー選手権タラハシー2026 U20日本代表(女子)

まだ高校2年生という年齢で、トラックとクロスカントリーの両方で結果を出している点が大きな特徴です。


中学時代の経歴 登別・緑陽中から道代表へ

宇都宮選手は、中学時代から北海道の長距離界で注目されていました。

登別市立緑陽中に在学していた2021〜2023年には、東日本女子駅伝で北海道代表として2年連続で出場。福島県で行われるこの大会は、都道府県対抗の女子駅伝としてレベルが高く、中学生にとっても貴重な経験の場です。

道内の大会でも安定した成績を残し、「登別出身の有望な中長距離ランナー」として地元紙でも紹介されてきました。

この中学時代の経験が、あとにつながる駅伝・クロカンでの強さの土台になっていると考えられます。


札幌山の手高校での飛躍 女子駅伝チームの中心選手に

中学卒業後は、札幌市西区にある札幌山の手高校へ進学します。ラグビーやバスケットボールの強豪として知られる学校ですが、女子駅伝チームは新しく結成されたばかりのまだ若いチームです。

ペン&スポーツの特集記事では、女子駅伝チームについて

  • 石川蘭選手らに憧れて、宇都宮選手を含む1年生が3人入学
  • ケニア人留学生らとともにチームを結成し、北海道予選で優勝して全国高校駅伝への切符をつかんだ

といったエピソードが紹介されています。

この中で宇都宮選手は、1区を任される存在として名前が挙がっており、高校に入ってすぐからチームの中心的な役割を担ってきたことが分かります。チームのエースとして、トラックだけでなく駅伝での実戦経験も積んできたことは、クロカンでの強さにも直結しています。


U20日本選手権3000m優勝 全国タイトル獲得までの経歴

2025年9月、静岡・草薙総合運動場で行われた第41回U20日本陸上競技選手権大会。女子3000mで宇都宮桃奈選手は、9分21秒77で優勝し、U20日本一のタイトルを手にしました。

レースは、全国の有力高校生・大学生・実業団選手が揃うハイレベルな展開でしたが、宇都宮選手は終盤でスパートをかけて抜け出し、最後の直線で先頭を守り切る形でフィニッシュしています。

この結果により

  • 全国規模の大会で「勝ち切る力」があること
  • トラックでも日本トップレベルのスピードとスタミナを持っていること

を証明しました。世界クロカンの代表選考会に向けて、大きな自信となる優勝だったと言えます。


世界クロカン選考会での快走 女子5000m15分37秒61で1着

世界クロスカントリー選手権タラハシー2026のU20日本代表を決める選考会は、2025年11月30日に京都・西京極で行われました。

女子5000mのレースには、大学生や実業団選手も多く出場する中で、高校2年生の宇都宮選手が15分37秒61で1着。2位の細見芽生選手(名城大)、3位の川西みち選手(豊田自動織機)らを抑えての堂々たる勝利でした。

この快走によって、日本陸連が発表した世界クロカンU20日本代表メンバーに選出。タラハシーで行われる世界大会の女子U20種目で、日本代表として走ることが決まりました。

高校生でありながら、大学・実業団のトップクラスと互角以上に戦えることを証明したレースだったと言えます。


世界クロカン2026タラハシー大会とは

宇都宮選手が出場予定の「タラハシー2026世界クロスカントリー選手権大会」は、2026年1月10日にアメリカ・フロリダ州タラハシーで開催されます。

  • 大会名:タラハシー2026世界クロスカントリー選手権
  • 日程:2026年1月10日
  • 開催地:アメリカ・タラハシー
  • カテゴリー:ワールドアスレティックス規定で「GW」ランク(ダイヤモンドリーグと同等)
  • 日本チーム:シニア男女各6名+U20男女各6名、合計24名の代表選手団

世界各国からトップレベルのクロカンランナーが集まる大会であり、若い選手にとっては「世界と自分の現在地」を確かめる貴重な機会になります。宇都宮選手はここで、世界の同世代とどこまで戦えるかが大きな注目ポイントです。


宇都宮桃奈の走りの特徴 スピードと粘り強さ

これまでのレースや記事から見えてくる、宇都宮選手の特徴を整理してみます。

  1. 終盤で勝ち切るスパート力
    • U20日本選手権3000mでは、ラストで渡辺光桃選手(仙台育英)との競り合いを制して優勝しています。
    • 世界クロカン選考会5000mでも、終盤まで先頭争いをしながら、最後は自分のスピードで押し切っています。
  2. トラックとクロカンの「二刀流」
    • トラックでは3000mで全国タイトル、ロードでは駅伝・クロカンで活躍しており、どのフィールドでも安定して結果を出せるタイプです。
  3. チームの要としてのメンタル
    • 札幌山の手高校女子駅伝チームでは1区を任されることも多く、「流れを作る」役割を担っています。
    • 中学時代から都道府県駅伝や東日本女子駅伝など、大きな舞台を経験しているため、本番に強い印象があります。

世界クロカンでも、序盤から前の集団で積極的にレースを進め、最後の1周でスパートをかけるような展開が期待されます。


今後の進路と期待される将来像

宇都宮桃奈選手は、2025年度時点で高校2年生。今後の進路について公式な情報はまだ出ていませんが、これだけの実績を考えると

  • 強豪大学の女子陸上部
  • 実業団チーム
  • トラックとロードを両方こなす「長距離オールラウンダー」

といった進路が考えられます。(この部分は、まだ具体的な発表がないためあくまで可能性の話です)

現時点で

  • U20日本選手権3000m優勝
  • 世界クロカンU20日本代表

という2つの大きな実績を持っていることから、今後は

  • 高校駅伝・インターハイでのタイトル争い
  • U20・U23世代の国際大会への継続的な出場
  • 将来的にはトラック5000m・10000mやハーフマラソン、マラソンへのステップアップ

といったキャリアが期待されます。


まとめ 宇都宮桃奈は「世界を見据える高校2年生ランナー」

最後に、ポイントをまとめます。

  • 宇都宮桃奈選手は、北海道登別市出身の女子中長距離ランナーで、中学時代から駅伝・クロカンで活躍してきました。
  • 札幌山の手高校に進学後は、新設された女子駅伝チームの中心選手として全国高校駅伝に出場しつつ、トラックでも第41回U20日本選手権3000mで優勝しています。
  • 2025年の世界クロカン選考会女子5000mでは15分37秒61で1着となり、アメリカ・タラハシーで行われる世界クロスカントリー選手権2026のU20日本代表に選ばれました。
  • スピードと粘りを兼ね備えた走りと、駅伝でチームを引っ張る経験は、今後の国際大会・トラックレースでも大きな武器になると考えられます。
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世界クロカン本番での走り次第では、一気に「次世代のエース候補」として名前が広がる可能性も十分あります。大会前後での最新情報やレース結果も、順次チェックしていきたい選手ですね。

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